「してもいい主張さえ、ためらうあなたへ - 他の人のためならできるかも」
こんにちは、自分らしい幸せなキャリア実現パートナー、佐藤千鶴です。
NOTEでは、30年以上にわたって日本企業や外資系企業で働いてきた私の経験から、「先にこれ知ってたら、もっと楽しく仕事やれてたのに」という、自分らしい幸せなキャリアづくりのヒント100を紹介しています。
第3回目のテーマは「当然の、してもいい主張なのにできない」です。
迷いと不安
「自分勝手だと思われる不安で、したいこと、望んでいることを言えない」
自分の希望や意見を主張することにためらいを感じることはありませんか?
「まだやったことのない仕事だけどやってみたい」と思う反面、「実力もないくせに自己主張が強い、一緒に働きづらい嫌な奴だと思われるのではないか」と心配で言い出せないこと、私にもありました。私がキャリアの相談を受けた30代後半女性も、そんな葛藤を抱えていました。
彼女は社内で完結する業務ばかりを任され、外部とのやり取りやプロジェクトに関わることがほとんどありませんでした。しかし、本当はもっと外に出て、お客様と話をしたり、社外の取引先と交渉したりする対外的な仕事をしたいとずっと思っていたのです。でも、「今までの女性の先輩もずっと中の仕事だったし、私にできるかわからないのに、外に出たいと言ったら、周りにどう思われるか、自信過剰と思われないか」と考え、なかなか上司に希望を伝えられなかったのです。
他の人のために交渉する
「これは自分のためではなく、後輩のためでもあるんだ」
彼女の希望は、自分の成長のために、そして会社へもっと貢献する意欲の表れなんだから、当然してもいい主張です。でもためらってしまう。
不安や恐れを乗り越え、自分の希望を主張し、成長するチャンスを手に入れるにはどうしたらいいのでしょうか。私がやっている方法を紹介します。それは自分の主張を「他の人のための交渉」として考えることです。
ある会社で時短勤務の導入を成功させた女性は、「これが認められたら、自分だけでなく、後輩も働きやすくなるだろう」と考えて交渉しました。もし「自分のためだけ」と考えていたら、彼女はもしかしたら「自分が我慢すれば」と声を上げなかったかもしれません。でも、「私に続く人のための行動」と考えることで、自分の希望を主張することができたのです。
あなたが主張することで起きる変化
「私がよりよい環境をつくれるんだ」
自分の希望や意見を主張することにためらいを感じることは誰にでもあります。特に、他人にどう思われるかを気にしてしまうことが多いでしょう。でも、あなたが主張することは、他の人の選択肢を広げる助けになるかもしれません。
私たちは、「自分のことも考えて、全員のために行動する」ことで、より良い職場環境を作ることができるのです。あなたが主張することが、他の人にも道を開くかもしれません。それを心にとめて、自分の希望をためらわずに伝えてみましょう。
最後に
「自分の希望をためらわずに伝えよう」
自分の希望や意見を主張することは、自分勝手ではありません。むしろ、それは自分らしい幸せなキャリアを築くために必要なステップです。自分だけでなく、他の人のためにも行動することで、あなたの職場はもっと働きやすい場所になるでしょう。
あなたも、ためらわずに自分の希望を伝えてみませんか?きっと、それが新しい一歩となるはずです。
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