”7つのエレメント”で自分のビジョナリーワークを探究してみよう
私は、”一人でも多くの人・一つでも多くの組織が、VisionaryWorkをして生きる世界”を形にすることを自分のビジョンとして、生き働いています。
VisionaryWorkとは、自分にとってそれをやる喜びや楽しさ意義を感じられ、それが誰かを喜ばせ、世の中をよくしていくことにつながる仕事、働き方、生き方というイメージです。
Workとは
Workとは、「何かを作り上げること、または成し遂げるための行動(大辞泉)」とあります。Lifeの中で何かを創り出しそれを誰かと分かち合う行為はすべてWorkと言えると思っています。その対価はお金の場合もあれば、そうではない場合、たとえば感謝とか達成感、自身の評判や成長、別の価値etc.もあります。(何も価値交換の道具はお金だけじゃないのですから。)
自分自身の”Work”をVisionaryWorkと感じられることは、人生の喜び・幸福感に大きくつながると私は思っています。
わたしのWorkの1つは、そのVisionaryWorkを見出し形づくるナビゲートをなのですが、今回このnoteを通じてその”道具”を読んでくださるあなたのVisionaryWork探求に使ってほしいと思い記事にしてみました。
本当は、個人セッションやグループセッション、またはワークショップでお伝えしている内容なので、傍でガイドさせて頂くことが出来れば一番良いのですが、身体は1つしかなく、届けたい人はたくさんいるというジレンマの中で、こうした形を試みてみようと思った次第です。
でも、自分で言うのもなんですが、結構ここを見るだけでもガイドになる形には出来たと思いますので、ぜひじっくり取り組んでみてください。
では、早速(^-^) 長い前置きから(笑)
プロローグ
7つのエレメント<全体>
7つのエレメントは「価値観」「才能」「情熱」「相手」「本音」「未来」そして「手段」です。では1つ1つ紹介していきます。
そして、あなたにやって頂きたいのは、この1つ1つに紐づくイメージを自分の中から探り、そして言葉にしてみてほしいのです。それぞれに”問い”を用意しているので、その問いに答えるような形でぜひ出してみてください。
では、まずは「価値観」「才能」「情熱」です。
①価値観②才能③情熱
価値観×情熱×才能=自分らしさと私は定義しています。自分が何を大事にしていて、何が苦に感じず得意で、何に心が動かされるのか?この3つを大事に出来て且つ活かせていると感じると、人のパフォーマンスは驚くほど上がり、そして努力を苦労とは思わないような感覚が生まれます。
そう、言うなれば「自分らしくある」ことはエネルギーの源泉なんです。
価値観・情熱・才能を表現する言葉リスト
言葉を出すのが難しいと感じる場合は、こんなリストもぜひ参考にしてみてください。これは私がよくワークショップで使う言葉リストです。
言葉リスト①
言葉リスト②
また、「さあ才能に目覚めよう!」という書籍の中で紹介されているストレングスファインダーというものがあります。これは人の強みの元となる資質=才能を34個に分類したものです。その34の言葉と、それに加えてそれぞれの言葉の解説の中から私が抜き出した「動詞」のリストも、言語化する際の参考になるかと思うので、こちらもよかったら使ってみてください
言葉リスト③
では、7つのエレメントに戻ります。次は「相手」「本音」「未来」です。
④相手⑤本音⑥未来
自分らしさを活かしながら、そして喜ばせたい誰かの”悩み”や”望み”に応えそれを解決したり、叶えたりできている。それを続けるほど世の中もよくなっていく。
または、自分らしく世の中にある課題(たとえばSDGs)を解決していくプロセスで、結果的に誰かをハッピーにすることにもつながる。
そんな状態になっている未来を思い浮かべてみる。それこそがあなたが実現するに値するVisionではないでしょうか?
自分らしく、望ましい未来をつくっていくために、あなたは何をしますか?どんなスキルを使い、どんな価値をつくり提供しますか?それが、7つのエレメントの残りの1つ「手段」です。
⑦手段
「自分らしさ」を活かした手段は”価値”をつくります。そしてそれをあなたがハッピーにしたい相手が望む形で提供していくことが”価値提供”です。
さあ、どうでしょうか?それぞれにどんな言葉が当てはめられたでしょうか?言葉を出す時には、最初からこの7つを紐づけることをあまり意識しないほうがむしろ良いです。
紐づけようとすると、前に出た言葉に関連づけようとしすぎて、かえって自分の中からイメージが出てくることを邪魔してしまうこともあります。
まずは、1ずつ思い浮かぶものを出して、全部出してみた後に全体を見ながら調整していく。そんな感じのほうが、気づきや発見が生まれやすいです。
この7つのエレメントを統合したものを、Visionary-Work Diagramと呼んでいます。もう少し細かな解説とともに以下に掲載しますね。
Visionary-Work Diagram解説
私自身も自分がモヤモヤぐるぐるしていた頃に、これを使って整理してみたものがあります。それがこちらです
ちょっと、むずがゆくなるようなフレーズも書いていますが、大事なのはその言葉に触れた時に自分の気持ちが「上がる⤴」かどうかです(笑)
この感情が動くフレーズを選ぶというのは、とっても大事なことなんです。時にその言葉は、あなたの未来の旗印のようにもなってくれると思います。
Visionary-Work Diagramで自社を紐解いてみる
ちなみに、これを「自社のVisionaryWorkエレメント」を出すために活用する場合は、少し言葉を変えてこんな感じにして使って頂いたりしています。
私たちの事業をどう定義するのか?(存在意義×使命)「鉄道事業」と定義するのか「あらゆるモノ・コト・ヒト・情報の移動を快適にする事業」と定義するのか?
「化粧品事業」と定義するのか「不を解消する事業」と定義するのか?それは存在意義と使命によって決まります。
そんな私たちが実現したい未来とはどんな未来なのか?どんな望ましい状態をつくりたいと思っているのか?自分も相手も世の中もさらには地球もハッピーになっている状態とは?それがVISIONです。
私たちは、誰の何に応えたいのか?(顧客×本音)それに応える私たちだからこその強みとそれを活かした手段は何なのか?(強み×手段)そのVISIONを実現するために何をするのか?
このあたりのことは、こちらの本にも書いてみたので良かったら読んでみてくださいね。
7つのエレメントをビジョンフレームへ
さて、最後の仕上げです。これらの言葉をもとに、あなたのビジョンフレームを描いてみてください。
自分自身の7つのエレメントは、自己理解のツールであり、同時にあなたがビジョンを描き語り形にするためのベースとなるものです。
このベースをもとに、それを構想にして人と分かち合い巻き込んでいく。動いてまた新たに見えてきたことを基に、どんどん更新していく。この繰り返しが、いつしかあなた自身を、またはあなたの事業を、思っても見ないような素晴らしい場所へと連れて行ってくれるんじゃないかって思います。
ぜひ、ご自身の7つのエレメントを紐解いてみてくださいね
(※あっそうそう、わたしが7つのエレメントとビジョンフレームを紐づける時に、どんな感じで反映させようかと、考えていた手書きメモがあるので、これもよかったら見てみてください。ちなみに、わたしはいろいろ考える時、こんな絵(図?)を描きながら考えたりしてます。)
そしてもし、これらを紐解いていくナビゲートが必要だなと感じたら、ぜひここにあるプログラムも検討してみてください。
最後に
これらは、自己理解そしてビジョンを描くためにつくりました。自己理解やビジョンがなくとも生きてはいけるし、わざわざ悩んでそんなめんどくさいことをして何になるの?という声もよく聞きます。(特に企業内でワークショップなんかやるとよくあります(笑))
確かにその通りだと思います。でも私はなくても生きてはいけるが、あると自分の人生がもっと豊かになる。その仕事に誇りとやる気が湧いてくる。そんな風に思います。
自己理解をし、ビジョンを描く目的。それは「自分を最大限活かす」ことだと思います。
自己理解は、自分の何を活かしたらよいのかを示してくれます。
ビジョンは、自分のエネルギーをどの方向に使えばよいのかを示してくれます
変化の激しい環境を見つめながら、その中で自分を活かす道を自らつくる
踏み出そうとする時に浮かぶ”怖れ”を手放していく(このあたりのことを詳しく知りたい場合はぜひお声がけください(^-^))
この記事が、一人でも多くの人、一つでも多くの組織が、自分のVisionaryWorkを見出し形づくる一助になることを願っています。
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改編履歴
・言葉リスト②を追記【20200414】
・私自身のVisionary Work Diagramを更新【20200510】
・7つのエレメントとビジョンフレームの結びつきメモを追記【20210222】