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先読み!シリーズ③:第2章まとめより

2章で書いているのが、「型=ビジョン・フレーム」について。アイデアや想いの断片が「構想」に変わる時、それは大きく動き出していきます。

第2章まとめ

◆想いとロジックを両立させるのビジョンフレーム=「型」は、「未来=Vision」「今なぜ=Why」「価値=Happy」「どうする=Key-idea」の4つで出来ている。

「未来=Vision」:自分が創り出したいと思っている未来の状態
「今なぜ=Why」:その未来をつくりたい想いや、つくる必然性
「価値=Happy」:のビジョンが実現すると生まれる価値
「どうする?=Key-idea」:その未来を実現する方法や鍵となるアイデア

◆「型」を使うと「話の筋」が出来て相手が理解できるようになる

「型」があることで大筋の構成が出来上がるのでそこに悩まなくなります。すると逆に発想が自由になる感じがあるんです。私はこれを”構想のマザーボード(母型)”と呼んでます。

◆理解が関心を生み、関心が共感や違和感を生み、共感や違和感が質疑を生み、その提案がブラッシュアップされていく

話の筋がわかると、そこから展開をしていきます。さまざまなやり取りが生まれて、その提案がブラッシュアップされていく過程で、そこに加わった人が仲間になってくれたりもします。

◆「型」を使うことには、「描けるようになる」「語れるようになる」「問う力が高まる」という3つのメリットがある。

わたしは、この「型」の価値は、描く語るに留まらず「問う力が高まる」ことにまで及んでいることだと思っています。特にコーチやキャリアコンサルタントの様な方や、マネージャー職の方が、この「型」を身につけると、クライアントや部下の中にある想いの断片を整理し見える化できたりします。

◆ビジョンとはゴールではなく状態。到達目標ではなくそういう状態でありたいという姿であり、ビジョンを表す言葉とは「変化の先に生まれる理想的なイメージの象徴」が言語化されたもの

◆その人がそれを本当に実現したいという心から声がにじみ出るからこそ、聴いた人は共感をする

◆未来=ビジョンを起点に、それが実現した状態から逆算して何が必要なのかを洗い出していくバックキャストがアイデアをユニークする視点や発想を生む

本の中でも1つ例をあげていますが、理想的なイメージの象徴として生まれる、ビジョンを表す言葉は、まさに言霊だと感じます。その力の源は、語る人のあり方です。どんな想いからその言葉を発するのか? その発する人が未来に何を見つめどんな行動をしているのか? 

あり方がビジョンを生み、ビジョンがあり方に影響していく。ストーリーの中の主人公たちの変化もまた、その相互作用なのかもしれないと今この記事を書きながらあらためて思っています。

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