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(いい感じの)場づくり内省ツール

わたしは、「いい感じの場」づくり探究を自分のビジョナリーワークとしてやっています。

”場”が持つ力はとても大きく、そしてその力はどの方向にも作用するものだと感じています。たとえばそれが可能性をひらく方にも、とざす方にも。

その力が可能性をひらく方へと向かうには何が鍵となりそして壁となるんだろう、そんなことが探究のテーマだったりもします。

探究するツールとして、「”場”について考えてみる内省ツールをつくってみよう」と思いました。

このツールを使いながら内省することで、自分はどんな願いや思いをわかちあっていきたいんだろう?どんな世界を見てみたいのだろう?関わることによって何を体験したいんだろう?そんなことを内省してみてほしいという思いからつくってみました。

そこで内省してみたことを、一緒にわかちあうことで、可能性がひらく場がふえていったら嬉しいし、そんな光景を見てみたい、そんな願いがわたしにはあります。

全部を通しでやってみるもよし、今ピンとくるものを選んでやってみるもよし、ぜひ楽しみながら、あなたの「場づくり観」「場づくり論」そして「場にどんな願いを持っているのか」そんなことをぜひを内省してみてくださいね。そして一緒にわかちあいましょう!


1.あなたがひらく場にあってほしいと願うものは?

あなたがひらく場にあってほしいと願うものを3つの漢字で表現してみてください。そこにはきっとあなたの価値観や好みや、あなた自身の心が動く要素や、見てみたい光景、そんなようなことがきっと現れてくるんじゃないかって思います。

そして考えてみてほしいのです。そんな3つの漢字で表現した場では、何がどんな風に起きているのか?どんなことをしていて何を感じているのか?そんな場をなぜつくりたいのか?その場の先が何につながっていたら嬉しいのか?そんなことを。


2.あなたがひらく場にあってほしいと願うものは?パート2(オノマトペで)

1は漢字でしたが、今度はオノマトペで!

あなたがひらく場にあってほしいと願うものを3つの”オノマトペ”で表現してみてください(漢字で表すのと、オノマトペで表すのと、それぞれの違いを感じてみたりもしてください

※よかったらオノマトペリストも参考に


3.真ん中にどんな言葉を入れますか?

真ん中の円にあなたはどんな言葉を入れるでしょうか?自分が今夢中になっていることでもいいですし、自分の好き・得意、また自分が創ったオリジナルの何か、この4つの文章に共通する言葉(〇〇)を入れてみてください
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〇〇で人をつなぎ、
〇〇で価値をつくり、
〇〇で心を動かし、
〇〇で世界を変える。

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4.123を統合してみると?

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1.漢字3つ
2.オノマトペ3つ
3.キーワード

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あなたの場にあってほしいものを組み合わせてみた時に、どんな 場になっているイメージが浮かびますか?
  
そこでは誰と何をしながら、どんな空氣感の中で何が生まれここに集う人たちは何を感じているでしょうか?

この場があることには、どんな意味があるのでしょうか?
この場によってあなたが生まれてほしいと願うものは何でしょうか?

あなたがあってほしいと願う場はどんな場なのでしょうか?


5.あなたにとって”自由である”とは?

わたしにとって”自由である”というのは、場づくりをする上でもとても大事にしたいキーワードの1つです。

自由であるってどういうことなんだろう?ってあらためて考えてみると、いろいろ出てくるなって思います。

本来の”自由”という言葉は「自らに由る」という成り立ちで、たとえばコーチングでいう「答えは自分の中にある」であったり、自分軸という言葉なんかにも通ずるような感じもします。

”自”という言葉は、自ら(みずから)と読めば、そこに意思の力をイメージできるし、自ら(おのずから)と読めば、大いなる何かに委ねるような感覚もイメージできるなと。
  
一人ひとりがその場で自らの意思を持って主体的に関わりながら、でも一方で場の大きな流れに委ねながら、柔軟に違いや変化を楽しんでいる。

あなたがイメージする場にあってほしい自由とはどのようなものですか?


6.新たに加えるもの、減らしてゆくもの

あなたがいろいろな体験を経てアップデートしていくと、同時にあなたがつくる場もまたそれに応じたアップデートがなされてゆくのだと思います。

少し前にはしっくりきていたことが、どうも違和感を感じて、伝えるメッセージや関わり方が変容してくる。

それはとっても健全で当然のことであり、それがないほうがむしろ不自然。

この6つ目のツールは、ぜひ定期的にあなたがつくる場を見直す際に使ってみるのみならず、あなた自身の人生という視点でもぜひ使ってみてほしいなって思います。


7.あなたがひらく場を表してみると?

7つ目は、自分の中に現れてくるものを、言語化する前にそのままイメージでとらえて書(描)いてみるという試みのツールを用意してみました
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まずFeel、そしてThink
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そうすることで、自分の中にあるけど無自覚だった”感覚的に捉えているもの”がなんとなく見えてきて、そこから言葉になっていく。ということで今回はこんなお題をつくってみました。

「あなたがひらく場を○○で表してみると×3」
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1.どんな色?
2.どんな音?
3.どんな形?

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説明的に言葉で語るのではなく、あえてイメージで表現してみると、どんな感覚が自分の中に湧いてくるでしょうか?


8.どんなあなたとして場に臨みますか?

たぶん人は日常いろんな場に参加したり、また自らひらいたりしているのだと思います。
  
またわざわざ”場をひらく”ということをしなくとも例えば、属している組織やコミュニティでの日々の活動もまた”場”に臨んでいることなんだと思います。
 
さて、その時自分はどんな意識でその場にいるだろう?と思い返してみるとどうでしょうか?

このツールにあるような意識や自問をしてるかというと実はほとんどしていないんだろうなって感じがします(わたし自身のもそんな自分にハッとしますw)
  
自分がひらく時は結構意識しているよという人も自分が参加する人としてその場にいる場合はどうでしょう?
  
もし、今臨んでいる場があまりいい感じではないなって感じたとしたら、あなたはどんな自分としてそこにいるのでしょうか?

「臨む場」は、ご自身で自由に設定してみてください。そしてこれをイメージしたら、ぜひそんな自分としてその場に臨んでみてください。

きっと今までとは違うまなざしやふるまいをしている自分が現れるんじゃないかって思うんです。

9.いま、あなたがひらきたい可能性は?

あらゆる種は、芽吹き花開いたり木になったり実をつけたりする”可能性”をもっています。でも種の時はあくまで”可能性”であって、まだその可能性はひらくかどうかはわからない。

それが芽吹き花開き木になり実をつけるのは、土や水や光やタイミングや様々なことがあってこそのもの。

「種⇒芽・花・木・実」が”因果”なら、その可能性がひらくのはあらゆる”縁起”のおかげ。

もしかしたら、あなたがひらく場もまた誰かや何かの可能性がひらくきっかけの一つ=縁起になるかもしれない。

もしかしたら、あなたのあり方が、あなたの関わる組織や共同体という場の可能性をひらくきっかけの一つ=縁起になるかもしれない。

そしてその場が、あなた自身の可能性をひらいてくれるきっかけ=縁起になるかもしれない。

そうであったとするなら、あなたはどんな可能性をひらいてみたいですか?


【追記記録】
2024.10.7「9.いま、あなたがひらきたい可能性は?」追記

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