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バレンタインデーには『フェアトレードチョコレート』を

株式会社マルラニ代表取締役の高橋真希です。現在、不動産物件を所有、他に都内で飲食店とオーガニックで環境に優しい商品をラインナップとして取り揃えたエシカルショップLAULE'A(ラウレア)という店舗を営んでいます。

もうすぐバレンタインデーですね。有名パティシエのチョコレートをはじめとした様々なチョコレートが売られ毎年ワクワクした煌びやかな時期がやってきます。

そこでチョコレートを選ぶ時に私たちは知っておくべき事実があるということを分かち合いたいと思います。

チョコレートの原料であるカカオのほとんどは輸入品です。そのうちの75%がガーナ産と言われていて、今も156万人の子供がカカオ農園で働かされている、ということがアメリカの調査でわかっています。

カカオ農場の労働環境はとても劣悪で危険です。害虫駆除の農薬まみれになったり重い荷物を運ばされたり、高い木に上り危険と隣あわせだったり。

子供たちは学校にも行けず、言うことを聞かないと暴力を振るわれたりという過酷な状況下の中で搾取されている人々が少なくないのです。

甘く可愛いチョコレートの裏側に、まさかこんなにもの、たくさんの人々の犠牲の元に成り立っているという真実があるなんてほとんどの人は知らないでしょう。

適正なものを適量に適正な価格で

フェアトレードのものを選ぶ、と言うことが私たちができることの一つとしてあげられると思います。

フェアトレードは適正な価格で売買されているものだけに認証されています。他にも環境問題や児童労働を禁止した認証もあります。

また、イベントごとで売れ残った食品は大量に廃棄されているという現実。しかもその廃棄物の処理に約8000億円という巨額な税金が使われているというのです。

私はバレンタインだからといって不要にチョコを配ることをせず、本当に好きな人にだけ送るなりしてできるだけ地球環境を守るために無駄な消費を減らしていくことのお手伝いがしたいと思っています。

おしゃれなパッケージや高級感があって見た目がいいものを選ぶのではなく、地球にも誰かの大切な人へも配慮された、フェアトレード認証を受けたチョコレートをぜひ選びましょう。

ひとりひとりの行動は小さくても、その小さな行動から世界が変わるのではないでしょうか。

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