「あなたにとって、俳優とは何ですか?」
どんな答えが返ってくるのだろう?
「人生」かな?
「生きざま」かな?
あるいは
「道楽」か?
などと推測しながら
わたしは
彼の答えを聞き耳を立てて待っていた。
すると
「ソノモノです」という返答だった。
つまり
【自分そのもの】だと言う。
俳優と自分がイコールなのだ。
俳優=自分
と渡辺謙氏は言った。
むかし、インタビュー番組で
渡辺謙氏が出演していた。
その時のレスポンスが、その一言だった。
私は、【ソノモノ】という言葉が胸に残った。
どうしてか?
渡辺氏と私は、
同じ年齢という共通項があるだけで
全く違う分野の人間だ。
だが、私には
その
【そのものです】という言葉に反応した。
何故なら
【職業=自分】ということなら
全く私と同じではないか!
私の場合は
【ビジョンアートメソッド=原 克之】
だから。
といっても
昔、私がサラリーマンをしていた時なら
【職業=自分】なんて、
「いやだなあ。格好悪いなあ」と思っていた。
むかしの私は、
仕事より、もっと楽しいことや
【自分らしい】ことがあるよ。
と思っていたから。
私は、
過去において
たぶん一般の方より、
いろんな仕事をした。
リクルート、
新聞記者、
出版社勤務、
さらに
ヨガのインストラクターから探偵まで経験した。
様々な職業に就いた。
その中のいくつかは、
【仕事=自分】と、
近いものを感じたことはあった。
だが、
多くの仕事で完全に
【ソノモノ】とまで感じたことはなかった。
ところが、
約22年前に
私のライフワークである【ビジョンアートメソッドⓇ】を
創造開発し、試行錯誤しながらも継続してきてからは
渡辺氏が言っていた【ソノモノ】という感覚が分かる。
ほんとうに
【自分そのもの】なのだ。
まさに、
本当に
【自分らしい】なあと思う。
たぶん
コレがなければ、腑抜けのような状態になるだろう。
虚脱状態のように。
今は、
このビジョンアートメソッドⓇという天職を持て、
人々のお役に立てる有り難さと幸せを
しみじみ実感している。
それもこれも
ご縁あるみなさまのおかげ。
本当に幸せ。
ありがとうございます。