【エッ?楽しい苦労?】その3
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…(私は、ここからの言葉が凄いと思う!)
「ご親切なお気持ちは、よーくわかります。
けれども、私は、山二つ越えてここへ来るからこそ、
辛抱甲斐があると思っております。
お宅にご厄介になっては、大して疲れも感じないで、
居ながらにして、お話を聞くなんてことは、
勿体ないことでございます。
やっぱり、いままでどおり、働いたあげくに、
二つ山越えて、ここへまいり、お話を承る。
これがもう、一番、私の気持の中に、励みが出ますので、
どうぞ、こうさせて下さい」
と言ったという。
わたしは、この話を読んだとき、
瞼が熱くなった。
こういうのが、【本当の積極的】というのだなと。
そして、
これが冒頭に書いた
【楽しい苦労】というものだと思った。
苦労の中には、いくつかある。
特に
【取り越し苦労】の中にいくつかあるのだ。
記憶の範囲なので定かではないが、
【過去苦労】
【未来苦労】
がある。
「過去は及ばず未来知られず」だ。
いずれも、現時点では「実体のない虚像」なのだ。
上記の2つを総称して「取り越し苦労」という。
中村天風師は「取り越し苦労は厳禁」だという。
過去のことをクヨクヨ悩んでも
元には戻らない。
また
未来に起こりそうなことで、
今悩んでも、どうしようもないからだ。
それだったら
今できる最大限のことを現実的に行うことだ。
その方が安心できる。
【楽しい苦労】というのは、…
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