統合失調症とたばこについて
皆さんこんにちは。統合失調症歴約20年になります。
勝手な断薬から再発を2度経験し、やっと自分の病識が持てる状態になりました。
統合失調症は、自分の病気に対する病識を持てるかどうかで予後が変わってきますね。
もっと早くに病識を持てていたらと後悔する気持ちもありますが、将来に対しての希望も少し持てたので、ブログを始めることにしました。
さて、今回のお題は、「統合失調症とたばこの関係について」です。
うつ病を悪化させる原因であると考えられるタバコとは違い、統合失調症患者にとってのたばこには効果、意味があるという研究がなされているそうです。
しかし、私の発症時期から考えると、たばこも大きな主要因であったことは否めません。
また、禁煙を何度もトライしていますが、統合失調症とたばこの間には、なんらかの関係があるとしか思えません。
禁煙失敗時に1日で10数本のたばこを吸いましたが、幻聴が収まっていた時期なのに、急に耳の奥がガリガリ言い始め、幻聴が聞こえだした経験。
禁煙を1カ月程度続けた際には、夕方ごろから時折聞こえてきていた幻聴がだいぶ収まっていた経験。
発症前には室内で換気もせず、たばこをふかしており、副流煙が1日中舞っていた経験。
以上から推測するに、過度の喫煙によって、脳が刺激され、何らかの受容体が活性化しすぎ、陽性症状が出たのではと思っています。
脳のニコチンのレセプターは1カ月以上程度しないと、縮小しないそうなので、そのレセプターが縮小することで陽性症状が収まったと考えられます。
統合失調症患者の喫煙率は、相当高いそうですが、たばこをやめることで、陽性症状が収まる可能性もあると私は考えています。
喫煙はニコチンを生じさせますが、統合失調症薬はニコチンの量を減らす等の制御をします。
つまり、統合失調症患者は、喫煙+統合失調症薬でバランスが取れているのです。
精神に病気を持っている人は、飲み薬の使用は厳禁とされていますが、私は使用しました。
精神への影響は多少あったものの、乗り切れる程度でした。
違法というわけではなく、製薬会社の免責ための注意書きなので、使ったら必ず悪影響が出るわけではないと思います。
しかし、使用に関しては個人差が大きいようですので、周囲の助けを借りるなど、環境を整えてからトライするべきだと思います。
飲み薬が使用できない人は、チャンピックスでなく、ニコチンガムを使用するといいと思います。
ニコチンガムは実際に喫煙するよりも低量のニコチンがでるだけだそうなので、ガムにするだけでも効果は出るかもしれません。
違法ではありませんが、チャンピックスを試した際に、私が行ったことを列挙しておきます。
・同居の家族に今から禁止されている薬の服用をすると伝える。状態を細かく観察して、異変があれば、教えてほしいと伝える。
・毎日日記をつけ、自己の状態、精神についての記録をとる。
・禁煙効果のある量と回数を試しながら確認し、修正していく。
私の場合、本格的な禁煙の最初の3日間は朝夕、その後は朝だけの服用にしました。
統合失調症とたばこの関係について書きましたが、多くの事例が集まればいいなと思っています。
禁煙したけど効果がなかったよ。というのも意味がありますので、もしよかったら経験談等コメントでお聞かせ願えればと思っています。