ビスケットが開けない?
せっかく毎日学校がお休みで家にいるなら「プログラミングでもやってみたら?」と思う保護者の方もいらっしゃると思います。
そんなときオススメなのが「世界一簡単なプログラミング?」と謳われているビスケット。
「そんなに簡単ならやってみようかな?」
という時に限ってトラブルが起こる。あるあるですね。
トラブルが起きたら、ネットで検索して対処方法を調べようと思いますよね。
でも、私もネットで調べてみたのですが、意外と見つからないのですよ。
ビスケットが開けないときの対処方法が。
困った困った。。。
ということで、ビスケットファシリテーターの私が知っている、開けないトラブルと対処方法についてまとめてみます。
もしかしたら、ここに載っていないトラブルもあるかもしれません。そのときは、ご指摘いただけたら追記していきたいと思います。
更新履歴ーー
2020.03.19 3~5を追記しました
2021.01.06 FlashPlayeサポート終了に伴い追記修正しました
2021.02.02 6.学校で開けない を追記しました
▼新しいビスケットの使い方
古いビスケットのURLをお気に入りやブックマークされている方は、ビスケット公式サイトを登録していただくことをお勧めいたします。
ビスケットをどの端末で使いますか?
ビスケットの動作環境ビスケットのサイトでは、以下の通りに解説されています。(2020年11月ごろ、以下のように更新されています)
だれでも簡単に楽しめるプログラミングの世界へようこそ!
(はじめてあそぶ)
パソコンのブラウザ上で使う場合はそのまま。スマホ・タブレットではじめての場合は、Viscuitのアプリをインストールしてください。 準備ができたら上の「やってみる」からはじめよう!
現在、Apple Store、Google Play、Amazonアプリストアから、ビスケットの無料アプリを入手することができます。
▼Apple Store
▼Google Play
▽Amazonアプリ
アプリをインストールして使う以外には、ブラウザで利用できます。
▼InternetExplorerでは使えません
▼Webブラウザ版のビスケット
2021年1月現在、上記↑リンクのWeb版ビスケットのAdobeFlashPlayerバージョンは使用できなくなりました。
ビスケットの公式サイト(https://www.viscuit.com/)から
を開いて、使用しましょう。
タブレット、スマホやipadなどのブラウザ環境でも、最新のブラウザであれば使用可能です。タブレットの画面は「横向き」で使用してください。
*学校限定のwindowsアプリの配布は終了しています。
ビスケットを使用できる環境がたくさんあることが分かったと思います。
ということは、それぞれにトラブルが起こる可能性を秘めているわけです。
では、上手くいかないときの原因を探って行きましょう。
1.ビスケットの画面が真っ白!?
これは、iPadの画面です。
「↓のURLを開いて、最初は開いたんだけどね、説明通り進んで行ったら、画面が真っ白になったんだよ。」
https://develop.viscuit.com/env/publicarea.html
これは、ブラウザのSafariがAdobeFlashPlayerに対応していないことで、発生している現象です。
「え?だって、ビスケットのアプリはインストールしたんだけど?」
ビスケットのアプリがインストールされているのに、画面真っ白なんて。
納得いきませんね。
まず、以下の方法を試してみてください。
【対処方法】
①iPadの「設定」を開く
②Safari を選ぶ
③WEBサイトの設定 デスクトップ用Webサイトを表示 を開く
④すべてのWebサイト を オフ にする
⑤もう一度、試してみると…
このアナウンスが出たら、「開く」を選びます。
すると、ビスケットのアプリが立ち上がると思います。
どうでしょうか?解決しましたでしょうか?
どうやら、iPadOSになってから、Safariの設定が変更になったことで度々起きているようです。
「いや、私のはこれじゃない」
そうでしたか、、、(´・ω・`)
では、こちらでしょうか?
2.「ブロックされています」が出ている
これはGoogleChromeでビスケットを使う時に、たびたび悩まされる現象です。学校のパソコンなどでも、プログラミング必修化に向けてGoogleChromeをインストールされた自治体もあるのではないでしょうか?
「ブロックされたから、使えないのかな?」
いえいえ、ビスケットをブロックしているのではなく、
AdobeFlashPlayerの動作をブロックしている、という意味です。
*2021年1月現在、ビスケットのFlashのサポート終了に伴い、Flash版は使用できなくなりました。
必ず、ビスケット公式サイトから【やってみる】を進んでください。
どうでしょうか?ビスケットの画面が開けましたか?
「ビスケットが開けない」というトラブルのうち、上記の2つのエラーが大半ではないかと思います。
いや、ちがうの。白丸しか出ていなくて進めないんだけど?
3.白丸しか出てこない
タブレット、スマホ、iPadなどのアプリ版で、出てくるトラブルです。
白い〇をタップしても(+)ボタン押してもなんだか良くわかりませんね。
ビスケットは、アプリ版でもインターネットに接続しています。
しかも、ほんのちょっとしかデーター通信を使用していない、とってもありがたいアプリです。(この話はまた)
この画面はWifi接続するタイプのタブレットで、インターネット接続が切れていると出る画面です。
【対処方法】
お使いの端末がインターネットに接続されているか、Wifi設定を確認してみましょう。
4.エラー画面が出ている(パソコン)
Your Flash Player instrallation is outdated.This softwere requires at least version 19.
Adobe Flash Playerのバージョンが古いためブロックされました
一番ドキドキするのが、黒い画面ですよね。
しかも、なんか英語でエラーが出ているし。
これは、ちょっと古いパソコン(学校によくある^^;)で出現するエラーです。
【対応方法】
2021年1月現在、ビスケットのFlashのサポート終了に伴い、Flash版は使用できなくなりました。
必ず、ビスケット公式サイトから【やってみる】を進んでください。
あのさ、ラズベリーパイでは使えないのかな?
5.ラズベリーパイ (これから検証します)
Context3D not available! Possible reasons: wrong wmode or missing dvice support.
Context3Dは使用できません! 考えられる理由:誤ったwmodeまたはデバイスがサポートされていません。
だって、雑誌 子供の科学「はじめようジブン専用パソコン」連載の
【第36回粘土のようなプログラミング言語「ビスケット」をやってみよう】
で、Raspberry Pi(ラズベリーパイ)でビスケットが使えるって書いてあったんだよ。
そう、わたしもその謳い文句に乗っかり、2020年2月号「子供の科学」とRaspberry Pi(ラズベリーパイ)を買って、試しました。
バックナンバーが見れますので、第36回のところをよくご覧になってください。なんか、知っているビスケットと画面が違いませんか?
そう、ビスケットと言っているけれど、昔のバージョンのビスケットなんです。記事に書かれている通りにアクセスしてみたら、動作すると思います。
(私のラズベリーパイでも動きました)
ChromiumにもFlashあるよね?ということで、インストールしてみましたがエラーは回避できませんでした。
【解決策】
ありません。あったら、私も知りたいです^^;
ビスケット開発者の原田ハカセに伺ったら、「サポート外です」とおっしゃっていました。
ビスケットがFlashでなく動くバージョンを開発中とのことですので、奇跡的に、うっかり?動いてくれたらいいなーと期待しています。
↑これから検証して、また更新しますね
6.学校で開けない(端末に関係なく)
学校のインターネット環境は、児童が安心してICT活用できるように、悪質なサイトにアクセスできないようフィルタリング設定されています。
時には有益なサイトもブロックされてしまうことがあります。
今回の新ビスケットは、ブラウザベースで動作している関係上、そのリスクが高いようです。
ビスケット公式サイトー>お問い合わせのフォームに、
【新ビスケットにアクセスできない場合について】
紹介されています。
「授業で使いたいのに、使えなくなった」
という場合は、
①Flash版を開こうとしていないか
②フィルタリングでブロックされていないか
③ネットワーク回線が万全か
ご確認下さい。
こちらも、参考にして頂ければと。
すべての子どもたちが、初めて出会うプログラミングがビスケットでありますように。
他にも、「iPadにビスケットのアプリがインストールできない」とか
「ビスケットのアプリが落ちる」「保存できない」といったトラブルも拝見しています。
それは、iPadのバージョンが古い、メモリが不足している、インターネット接続が切れているなど、根本的に対処すべきトラブルもあると思いますが、今日はひとまず、ここまで。
長文にお付き合い下さり、ありがとうございました。