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竈炊飯治郎 第11話 問屋街に行こう!

まずは問屋街へ行ってみよう!

浅草と上野に挟まれたところに、食に関する卸しが集中するかっぱ橋商店街があります。関西出身の私は、生まれて初めてかっぱ橋というところへ行ってみました。大阪にもまっちゃまち筋商店街や、千日前道具屋筋商店街という問屋街がありますが、こっちで行くのは初めて。

銀座線・田原町駅から歩いていくと商店街があり、鍋や包丁といった調理器具はもちろん、和食器、洋食器だけのお店が何軒もあります。そのほかにも厨房設備、製菓用品、テーブルや椅子まであります。ここに来れば飲食店に必要な物は全て揃う感じです。

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かっぱ橋に来ている人は、海外からの観光客プロの職人さんぐらい。観光客が行くのは、つば屋などの包丁屋か和食器屋さん。プロが見ているのは、大量の調味料や調理道具も自宅では使わなさそうなものですね。週末は、食器を見に来ている日本人の若い子達もいます。

気をつけなければいけない点は、

・原則として調理道具屋さんは土日祝祭日はやってないところが多い。
・閉店が早く4時には閉まってしまうところもある。
トイレがあまりないので、長時間滞在する時は要注意。駅ですませておくように。
・見て回るときは動きやすい格好で。かなり歩くのでスニーカーがお薦め
・帰りは割と荷物が多くなるので、両手が空くリッュクのようなバッグは必須。
・店内は狭いところへ大量の商品なので、リッュクを体の前にかけて歩くのがマナー。商品にぶつからないように注意を!

クレジットカードが使えるお店も多いのですが、まだまだ対応してないお店もあるので現金は少し多めに

とにかく、基本プロ向けのお店だと思って下さい。

お店では、店員さんに尋ねると、まず用途を聞かれるので、欲しいものと具体的な使い方を事前に整理しておいた方がいいです。私は最初は、事前に何も考えずに行っていたので、このやり取りができず、店員さんを困らせたことがありました。ちゃんと質問ができれば、とても丁寧に詳しく教えてくれるお店がほとんどです。

プロユース想定なので、購入した商品の梱包は雑で、そのままビニール袋に入れるか、割れ物でも新聞紙一枚だけということがあります。家で綺麗に使ったり、人にプレゼントしたい人は、持ち帰る時に壊れないよう、梱包をお願いすれば、きちんと梱包してくれます

値段だけで考えると、どんなに安いお店でも、楽天の厨房器具ショップで買う方が全然安い(Amazonは意外と調理器具は高い)場合がほとんど。でも、親方の言うように、粗悪品B品があることを思うと、長く使うものなので、プロの目に晒されているかっぱ橋で買う方がオススメです。昔からある、ちゃんとしたお店は、中国製をほとんど扱っていません。安い物は結局錆びた壊れたなど、クレーム対応に追われて高くつくのというのが理由だそうです。

長く使うならデパートとかっぱ橋で買えという親方の言葉がわかりました。かっぱ橋には知識が豊富な店員さんが多くて、ほとんどの場合、素人にも親切に教えてくれます。商品の良し悪しだけでなく、使い方やお手入れ方法まで教えてくれるので、本当に楽しいです。かっぱ橋を3周ぐらいするとお気に入りのお店が必ず見つかります!

次回は私のお薦めのお店を紹介します。

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