【社員インタビュー#2】研究職の社員にインタビューしてみた
こんにちは、採用担当の中野です!
社員インタビュー第二弾をお届けします!
本日は、研究職の社員にインタビューしてみた ということで、入社4年目のH.R.さんにお話を伺っています。
それではインタビュー、スタート!
ー現在の業務(研究)について
研究職の仕事内容として、①調査 ②研究 ③実装の3本柱。
最終的な仕事としては「ライブラリの実装」で、C++を使用して行っています。
私たちが作成したライブラリをソフトウェア開発職の人たちが使用してアプリケーションを開発・製品化、最終的にお客様に使用していただく形になります。
その他には、研究の前段階として「調査(情報収集)」を行っています。
学会参加や展示会参加することもあるし、最近は意識的に営業メンバーや技術メンバーから、お客様の話を聞いて、研究テーマになりそうなアイディアを探してますね。
それは、実利用してもらうための研究をするため。
実際にお客様と接点のある方のお話を聞くことで、本当に実用化の価値がある方法を研究のターゲットに定められるようにしています。
アカデミック寄りのことだけにならないようにしていますね。どんなに素晴らしい研究をしても、お客様の求める技術でなければ、使う人がいないという状況になってしまうので・・・
企業の研究部として、利益になる研究をする、実利用される研究をするということは、入社直後から意識して行っています。
今は2つのテーマを研究しています。
1つ目は「データの全保存」
トレーサビリティといって、有事に備えて、記録を残すというニーズがあります。更にその先には、検査結果の解析や、機械学習への利用も見据えています。
外観検査の画像処理は、スピードがかなり速いので、高速に全ての画像の保存が出来るのか、というのが業界の大きなテーマとなっています。
2つ目は「3次元の画像処理」
カメラ技術の発達により、これまでの2次元的な平面の検査に加えて、3次元の計測をしたいというニーズに対するもの。
これは例えば、ToF(Time of Flight)という、赤外光を使って距離を計測する技術を使って、研究しています。
産業用として、どの程度使えるのか、実際に機材を撮像テストを行います。精度はもちろん、処理速度や発熱性、ノイズの影響などを評価しますね。
ー学生時代について
物理学専攻だったんだけど、研究ではバクテリアの培養をしてました。
生物系?って思うよね(笑)
寒天で作った培地上で、バクテリアが増殖して2次元的に広がるパターンについて研究していたんですが、寒天の硬さや栄養の豊富さでパターンの振る舞いが変わる。
その中で、バクテリアの1匹1匹の追跡に画像処理を使っていたんですよね。
入社理由は「研究×画像処理×プログラミング」
就職活動の軸にも関わってくるんだけど、社会に出るなら汎用的で、勉強して磨けるスキルを付けたいと思っていたんですよね。
①自分が成長できるか
プログラミングで何か処理をして結果を出すって、いくつか代表的なものがあって、その中でも画像処理って視覚的にも結果を見ることが出来るし、ノウハウが必要になりそうで、学ぶやりがいがあるかな、と。
研究したかったし、画像処理に興味もあった。プログラミングは汎用的なスキルだしね。画像処理を企業に入って学ぶことで、差別化できるスキルになるかな、と思ったんです。実際、実力も付いてきていると思います。
②業界の成長性と、会社が成長しているか
市場規模が成長するか。その業界の中で、所属する会社が成長しているか。
上場もしていたし、業績とかも調べた。足立さん(当社社長)のインタビューを見たんですけど、良さそうな会社だな、と。
③人
信頼できる人と仕事が出来るか。学べるような実力を持っている方がいらっしゃるかなって。両方持ち合わせている人ってなかなかいないと思うんですが、面接官が研究部部長で人柄が良いと感じて、その後にアルゴリズムコンテストで結果を残されていると知って、「あ、勉強できそうだな」と感じました。
あくまでも個人の感想ですが(笑)
④立地や環境
都内で景色が良い。山手線で行けるのでアクセスが良いと思いましたね。
ー入社してみて?
2つあります。
1つ目は、業務を通して自分が成長できること。
これは画像処理の研究、実装を通してスキルを磨ける。関連するハードや技術の知識も身に着けられること。
ネットワークに関する知識が持てたことは、武器になりそうなので世界が広がったかな、と。あと、実装力も付きましたね。
2つ目は学会にも参加できるので、社外の研究者の方と繋がることが出来ること。
これは良い刺激になりますね。社外にも目を向けられるので、視野を広く持てます。
まず、社内の人間関係ですが、フラット。
名前の呼び方も役職ではなく「さん」付けで呼びますし、びっくりするぐらいフラットです。
あとは仕事内容。
画像処理はアルゴリズムというイメージが先行するので、ソフトウェアでの仕事が多いのかな?と思っていたんですが、ハードを意識することが必要だし、実際あるな、と思う。
僕的にはプラスですかね、学べるので。
カメラ・レンズ・照明といった光学機器の選定に関することや、CPU命令や並列化におけるCPUの性能を引き出すようなプログラミングがそれに当たりますね。仕事を通じてじゃないと学べないところを学べます。
話しやすい、この一言。
適宜相談しながら、自分のペースで仕事が出来ます。ちゃんと相談もできるよ。相談を踏まえて、方向性を調整しながら進めていきます。
ー今後の「やってみたい!」
将来的には、海外にチャレンジしてみたいと思います。
そのために、出来ることを一つ一つ取り組んでいく、という感じ。
まずは実装経験をしっかり積んでいくこと。
その後は、知財を権利化するような経験を積んでいくというような方向性なのかな、と思っていますね。
世界に通用する技術を最終的には身に着けていきたい。
ー最後に、学生に向けてメッセージをお願いします!
私自身は、何事もまずは周りの方との信頼関係が大事だと思っています。
共感してくれる方は、ぜひエントリーしてください。
一緒に働けることを楽しみにしています!
尚、今回のインタビューでは学生時代に画像処理に触れていた社員を取り上げましたが、当社の研究職には様々なバックボーンの社員が在籍しています。学生時代に画像処理に関わってこなかった学生さんも大歓迎です!
ヴィスコ・テクノロジーズでは、現在24卒の学生さん向けに、説明会&現場社員座談会を開催しています。
少しでもご興味持っていただけた方は、採用HPよりご連絡ください!