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【論語とサッカー】義を見て為さざるは、勇無きなり
子曰く、其の鬼(き)に非(あら)ずして之を祭るは、諂(へつらう)うなり。義を見て為さざるは、勇無きなり。
子曰、非其鬼之而祭之、諂也。見義不為、無勇也
(為政第二)
世の中には正しいことと不義がある。例えば自分達の祖先ではない他者の霊を祭るのは、他者に取り入ろうとする不義である。逆に正しいとわかっていながら、実行しないのは勇気がないからである。
利己主義
孔子が生きた時代の祭りは天神・地祇・人鬼の三つでした。人鬼とは祖先の霊を指します。祖先の祭りは身内が行うもので、他の人がそれを行うことは何か見返りを求めるような諂う思いがあると言っています。
つまり現代で言えば、利己主義だけでは正しくないことを上の文章では述べています。
利己主義そのものが悪いわけではありません。己を守り、己のことを考えて生活していくことは生きていくための基本姿勢でしょう。
他人を押し倒してひとり利益を獲得するのと、他人をも利して、ともにその利益を獲得するといずれを優れりとするや。
ー 渋沢 栄一(日本資本主義の父)
夢への勇気を
今の自分のテクニックのままではいけないと気付いてる。でもトレーニングの取り組み・自身の意識を変えることができない。
今の自分のプレーのままではいけないと気付いている。でも意固地に自身のプレーを変えることができない。
それでは自分を越えていくことはできないのではないでしょうか。
日本サッカー協会は日本代表のスローガンを新たに「夢への勇気を。COURAGE for DREAM」と策定させました。
そこには下記の様な前文があります。
どんなに追い込まれても、前を向く。どんなに怖くても、引かずに飛び込む。
どんなに相手が強くても、立ち向かっていく。どんなに何かを言われても、自分を信じつづける。
届かないかもしれない。けれど一歩をふみ出さなければ、夢に届くことは永遠にない。
そこには気がある。夢へと向かおうとする、すさまじい気がある。
そんな勇気を積み重ねて、いま、ピッチに立つ選手たち。そんな選手を支えるサポーターやファン。
さらには、子どもたちをはじめ、今を生きている人たちすべてが、それぞれの人生というピッチで、小さな勇気を積み重ねて、一歩ずつ、夢へと向かっている。
私たちは、そんな無数の、夢への勇気を、愛し、支え、力になろうと思う。
夢への勇気を。
小さな勇気を積み重ねて、一歩ずつ、夢へと向かってほしい。
そのために新たな一歩を踏み出す勇気とその試みを続ける勇気を持ってほしいと思っています。