之を如何せん、之を如何せんと曰わざる者は、吾之を如何ともする末きのみ
子曰く、之を如何せん、之を如何せんと曰わざる者は、吾之を如何ともする未(な)きのみ
子曰、不曰如之何如之何者、吾未如之何也已矣
(衛霊公第十五)
これではいけない、このままではいけないと思い、どうしたら良くなるか、改善できるのかを考えない者を、私は導いてやることはできない。
選手としての心構え
心が変われば…の話がありました。
心が変われば、態度が変わる。
態度が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
今の自らを変えなくてはだめだと思い、自らもがくことが必要です。
ただし「どうしよう、どうしよう」ではなく、具体的に考えることが必要かと思います。
自ら思慮を尽くす。
今の自分の課題は何なのか、今の自分にはどのような取り組みが必要なのかを考えて、日々を過ごす、練習に取り組む必要があります。
その過程の中で、指導者に尋ねることはもちろん必要になるでしょう。
自らの成長のための心構えはここに在ると思います。
日常を変える
考えながら練習している選手とそうでない選手は、短い時間でも大きな違いが見えてきます。
コーチングを聞いて、考えて、プレーを変えてみて、そこにトライ&エラーを自らで繰り返しながら、再現性を高め、偶然ではなく必然に変えていくことを習慣にしている選手は、やはりうまくなります。
考えながら取り組むことこそが、トレーニングに取り組む基本姿勢となります。
更に言えば、そこに自身の前向きさや熱量も生まれ、それはチームにも浸透していくことでしょう。
その取り組みに、チームメイトにも、更には指導者も引き込まれます。
指導者も同じ
日々のトレーニングや試合でのコーチングに対して、悩み、もがいていく。
そして、具体的に何を変えていくべきなのかを、自己分析し、理解して、日々の取り組みに反映しなくてはなりません。
トレーニングの中で、選手達に、全体像を見せながら、プレー質を追求していく。
選手の習慣の変化を選手自身に任せきるのではなく、その変化に触れていくも日々のトレーニングで重要になります。
そのために、伝える力もコーチングスキルもより良く変えていく必要があります。
選手も指導者も、自らを変えていきたいという想いがあれば、見るものも、体験することも、その全てが師になる訳です。