特集「平成アニソン特集!」【Music-Con-Text】vol.3
「Music-Con-Text」コンセプト
「Music-Con-Text(以下MCT)」は、音楽家(音楽を作る人・歌う人)が作る新しい音楽メディアです。素敵な音楽はたくさんあるけど埋もれてしいがちな昨今、バズっているバズってない、古い新しいに関わらず、音楽家がいいなと思った音楽を紹介する音楽メディアを目指しています。毎週月曜日夜21時更新予定。noteマガジン「Music-Con-Text」をフォローしてお待ちください。
特集「平成アニソン特集!」
今回は時代を平成(1989年〜2019年)に限定したアニソン特集です!平成・アニソンと言ってもまだまだ幅が広いので、今後さらに狭めたニッチなアニソン特集などもできたらいいなと思っています!「2000年代深夜アニメ限定アニソン特集」とか、「ニチアサアニソン特集」とか、「アニメのために書かれた純粋アニソン特集」とかとか・・・!(sumeshiii)
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✏︎タカハシルイ の好きな平成アニソン
Wind Climbing~風にあそばれて~/奥井亜紀
平成のアニメソング特集という事で、わたくしタカハシルイが選ばせて頂いたのはこちら、魔法陣グルグルのエンディングテーマ『Wind Climbing~風にあそばれて~』です。
一日の終わりに聴くと最高なミュージックです。歌詞の『どうにもならない今日だけど平坦な道じゃきっとつまらない』この言葉に何度ぐっときたことでしょう。
そうなんすよね、どうにもならない今日なんですよ、だいたい、その日の出来事を作っているのはこれまでの自分なわけでありまして、どうすることもできないしどうにもならない現状を『平坦な道じゃきっとつまらない』と逆境を力に変える力というかなんというか、その『まだまだ負けないよ、私は』の意味を、気だるげなどこか優しく泣きそうな音に乗せながら歌う感じがとても良いです。サビの最後に添えられた『這い上がるくらいがちょうどいい』。ちょうどいいんですよ、這い上がるくらいが。人生。逆境が最高のスパイスなんですよ。そういう人生の捉え方の感じなんかその一周まわって大人の感じ。
明日からまた頑張るぞ、の気持ちにさせてくれるこの感じ。思えばいつも歌に力を貰ってきました。明日は明日で頑張ろう、とこれを聴きながらこの文章を書きながらまた思えました。すごく大好きな作品の一つです。
▼タカハシルイ の楽曲紹介
超絶最強無敵ガール/タカハシルイ
恋する女の子は無敵、って曲です。
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✏︎tatto(たっと) の好きな平成アニソン
平成アニソンで同じバンドから2曲紹介したい楽曲があったのですが、どうやらyoutubeにもサブスクにもとある理由で存在しないらしく断念。
とわいえ紹介したい楽曲は無限にあるので問題は無し!! 別のアーティストから2曲アニメソング紹介させていただきます。 アーティストはAkeboshiで『wind』と『yellow moon』です!! 両方とも大人気アニメ「ナルト」のエンディング曲だったため知ってる方も多いと思います。
wind/Akeboshi
まずは1期のED曲『wind』。
じつは時間をとれず参加できなかったのですが、【Music-Con-Text】vol.1「自分を作った音楽-邦楽編」にもし参加できたら『wind』を紹介するつもりでした。
『wind』読み方はワインドの方で曲がりくねった方です。 ティンホイッスルとバイオリンのアイリッシュトラッドを思わせるメロディーと5拍子の重々しい伴奏。 前編英語歌詞のなんとも中二心をくすぐる構成にうっきうき。
歌詞の内容もかなりグッとくる内容で意訳などをしてる方も多いので探してみてください。
yellow moon/Akeboshi
つづきまして同じくAkeboshiから13期のED曲『yellow moon』
こちらは大きく見ると四つ打ちのになるのでしょうか。ピアノとバイオリン、サビで盛り上がりにかかるティンパニーなどが印象的な疾走感のある楽曲です。
問題はこちらの楽曲の作詞。井上陽水です。 「氷の世界」「夢の中へ」「アジアの純真」などなんとも形容しがたい作詞をされる井上陽水ですが、『yellow moon』でもしっかり鬼才っぷりを発揮しております。 歌詞だけで見ると全く意味が分からないのですが、Akeboshiが歌い上げると何とも言えないが生まれる。そんな楽曲です。
『wind』はアルバム「Akeboshi」と「STONED TOWN」とでは歌い方が変わってるので聞き比べてみるのもいいかも。
▼tatto(たっと) の楽曲紹介
prayer/Ion LIthos
私が作曲で参加してる音楽ユニット『Ion LIthos』(あいおんりとす)の猫ちゃんのお話を描いたアニメーションMVです
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✏︎諸味胡瓜 の好きな平成アニソン
Cagayake!GIRLS/桜高軽音部
諸味胡瓜をアニヲタに成り下がらせた作品、それが『けいおん!』である。
何を隠そう、キーボード担当の琴吹紬ちゃんは諸味の終身名誉嫁(数多の美少女キャラを迎え入れてもなお正妻として鎮座まします生涯の伴侶)。スマホの待ち受けがムギちゃんなのはもちろんのこと、自室には1/7スケールのウエイトレス衣装フィギュアとグッズの山が。音楽専門学校在籍時には「諸味とムギちゃんが結婚して音楽ユニットを組んだら」というテーマで1曲こさえたこともある。ふだん僕がどんな曲を作っても「いいねえ〜」と褒めてくれる先生が、初めて「何を言ってるのかわからない」という表情を見せたのが思い出深い。
……という熱量なしには語れない『けいおん!』も、第1期放送は14年も前のこと。 放送当時はED曲『Don't say "lazy”』の方が人気だったが、個人的にはOPの『Cagayake!GIRLS』を推したい。
前者はある種正統派ガールズロックだが、後者は一聴してわかる一筋縄のいかなさだ。 両サイドの歯切れ良いリズムギターは女子高生とは思えないほどハイテクニックだが、そこにシンセや主人公・唯のヴォーカルが載ることで、凝ってはいるが玄人向けでないポップ&キュートなアニソンとしてまとまっている。
曲全体の構成もじつにユニークだ。間奏にはバンドメンバー4人のソロパートと名前呼びが入り、まさしく第1期OPにふさわしい。そのすぐ後のDメロは、モジュレーションエフェクトのかかったヴォーカルとソリッドなキメが今風でクールな印象を放つ。大サビ後のアウトロでも気は抜けず、裏拍オープンハイハットのリズムパターンチェンジと早口言葉な英語詞が、最後までテンションを引っ張りつづけてくれる。
一癖二癖もあるアレンジと、サービス精神山盛りな構成。当時はもとより今もなお、次世代のアニソンたる風格を漂わせていると僕は思う。平凡な女子高生の日々をつづっているように見えて、リズム重視の独特な言い回しがクセになる歌詞も必聴だ。
美少女アニメなんて……と斜に構えていた大学生時分の僕は、このOP曲(のみならずキャラや世界観)に魅了され、アニメ2期、コミックス、果ては劇場版までたしなむアニヲタへと変貌を遂げた。HTTとともに笑い、演奏し、練習もせずにお菓子を食べた。最後の文化祭では「来年はもうないんだな」と部室で泣きつかれた。愛おしく、Cagayaki! 放つ3年間でした……と今、僕の隣で嫁が懐かしんでいる。
▼諸味胡瓜 の楽曲紹介
eVirGREEN/諸味胡瓜
作曲家・諸味胡瓜が、計7名の人気Vtuberをヴォーカルに迎えて紡ぐ渾身のポップスアルバム! 王道ロックからEDM、シティポップ、AORまで多彩なジャンルを取り揃えています。ぜひお聴きください!
参加Vtuber様(敬称略):インサイドちゃんMark2, 村田川こまち, 菜花なな, 高峰伊織, 緋羽メイ, 柚子花, せんのいのり
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✏︎かにず の好きな平成アニソン
遠いあこがれ/青葉市子
子供の頃、衛星放送でぼんやりと見ていたムーミンのアニメで、幼いながら記憶に残っている曲が、「遠いあこがれ」という曲でした。
「遠いあこがれ」は、1990年から放送されたアニメ「楽しいムーミン一家」のEDです。今回紹介したリンクは青葉市子さんがカバーしたものですが、原曲は、白鳥英美子さんが作詞・歌唱しています。曲が作られた経緯はわからないのですが、あのムーミンの独特な世界観がそのまま音楽に落とされたような雰囲気があって、サビでのマイナーキーに転調する感じが、ムーミンの世界に影が落ちていくようで、ぞくっとします。ムーミンの世界ってただ可愛いだけじゃない、暗さ、も常に横たわっていて、子供心にそれが怖くもあり、惹かれてもいました。
そんな印象がこの曲とともに強く心に残っていて、こんな、曲で情景や世界を表現するような曲がかけたらな、と、今でも常に思っています。
▼かにず の楽曲紹介
もうすぐマジックアワー/かにず feat.初音ミク
初めて作ったボカロ曲です!マジックアワーは、夕方(朝も)に1日に一瞬だけある魔法のような美しい空の時間のことですが、その情景と感情を曲にしました。
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編集長 sumeshiiiのコラム
沼に引き摺り込まれたCLAMP作品
以前「自分を作った音楽」特集でも、らんま1/2のEDを紹介したくらい、アニメ、そしてアニメソングが大好きで、自分の音楽感の根幹にあると思っているsumeshiiiですが、その中でも僕が漫画・アニメともに大好きでめっちゃ影響を受けたのが「ちょびっツ」です。初めて深夜アニメに触れたのもこの作品でした。
OPの「Let Me Be With You」のおしゃれさ!!子供の頃これを見た僕にはめっちゃおとな〜〜〜〜!!!大人かっこいい〜〜〜!!となって記憶があります。OPが最高なのはもちろんのこと・・・
ED「ニンギョヒメ」!この曲が好きで、この曲が入ったCDをTSUTAYAで探して、学校の音楽室でかけたりしてました・・・・(痛すぎる!!!)。でもこの曲がほんとに好きで、「ちょびっツ」って可愛い雰囲気とは反対に、すごく根源的でセクシャルな人間の本質をテーマにしていて暗いところもあるので、このEDがアニメの最後に流れると、その余韻を感じる、というか、すごく作品に浸れる感じがするんです。
他にも自分が子供のころ〜思春期入りたてで聴いてきたアニソンは本当に心に残ってて、、、特にポケモン関連で、映画「ミュウツーの逆襲」の「風といっしょに」とか、、「ニャースのうた」「ラプラスにのって」「タイプ:ワイルド」・・・・。まだまだ話したいことはたくさんありますが、このへんで!
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参加したい音楽家の方、募集!
参加者募集
音楽家(楽曲制作をする人、作詞をする人、エンジニア、そして、歌う人)で、この企画に興味ある、参加してみたい、という方はぜひsumeshiiiのX(Twitter)や、Discord知ってる方はDiscordまで、ご連絡ください!運営Discordサーバーを制作しましたのでご招待します。
まずは1曲、特集内容にそった自分のおすすめ曲をコメントしてみるというだけでも大丈夫ですので、ぜひ参加してみてください!やってみて合わなかったら読む専に徹底しても大丈夫ですし、抜けても大丈夫です!音楽の紹介コメントって結構楽しいし、それを各自ばらばらにあるよりかはコンセプトの元にまとまってたほうがより効果があると思うのですよね・・!そんな意図もMCTにはあります。
今後の展望
今回特集記事で書いたような、楽曲紹介コメントを書いてくれるメンバーを募集して、記事を定期的に出していけるようにできたらいいな、と思っています。
そして、現在はsumeshiiiのnoteに投稿していますが、MCTに参加してくれるメンバーが増えれば、その中からご自身が編集長として各自で特集を組んでご自身のnoteで公開するという方がどんどん出てきたらいいなと思っています。(なのでnoteのマガジン機能を使います!)そうすることで、ご自身の音楽と記事を紐付けることができ、記事の閲覧者が増えるほど自身を宣伝する機会が増えていくことになると思っています。それがMCTの最大の狙いです。
さらには、ライブ配信と連動してみたり、Spotifyのプレイリストやポッドキャストの連動もしてみたいし、さらにその先はコンピレーションを作ったりなど、より広がりがある展開ができると考えています。最初は音楽家限定にしていますが、そのうち、ライターの方のコーナーやリスナーが参加する企画などもできたらいいなとも思っています。
バックナンバー
Music-Con-Textの詳しいコンセプトや、sumeshiiiが立ち上げた理由、理念などはこちらの記事に書いてありますので、合わせて読んでみてください!
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