音楽以外で刺さった作品の話【Music-Con-Text】vol.20
「Music-Con-Text(以下MCT)」は、音楽家(音楽を作る人・歌う人)が作る新しい音楽メディアです。素敵な音楽はたくさんあるけど埋もれてしまいがちな昨今、バズっているバズってない、古い新しいに関わらず、音楽家がいいなと思った音楽を紹介する音楽メディアを目指しています。毎週月曜日夜21時更新予定。noteマガジン「Music-Con-Text」をフォローしてお待ちください。
音楽以外で刺さった作品
音楽をつくる上で、音楽以外の作品や出来事からインスピレーションを得ることってよくあります!実際それがないと作品作りってできないくらい。かの手塚治虫さんは「漫画から漫画の勉強するのはやめなさい。 一流の映画を見ろ、一流の音楽を聞け、一流の芝居を見ろ、一流の本を読め。 そして、それから自分の世界を作れ」と言ったといわれています。この言葉は自分も制作するにあたっていつも心にとめています。今回はみんながどんなものにインスピレーションを得ているかを知りたくてこの特集にしてみました!それではどうぞ〜〜!(sumeshiii)
✏︎Hibiki Bison の"音楽以外で刺さった作品"
なめとこ山の熊/宮沢賢治
私は基本的に日本語の歌詞しか書いたことがありません(時々英語が混じることはありますが)。理由として、自分の書きたい詞の世界に最も相性が良いと感じられる言語が日本語だからです。その詞の世界や、日本語の使い方で大きく影響を受けたかもしれないなぁと感じるのが、宮沢賢治の童話や詩です。
美しくどこか奇妙な日本語の表現は、宮沢賢治の出身地である岩手県の自然の風景や、キラキラした幻想的な世界に入り込んだような感覚をもたらせてくれます。特徴的なオノマトペも本当面白いですね。個人的感想ですが、宮沢賢治の童話や詩は余韻が長く、いつまでも情景や登場人物の気持ちを想像していたい、そんな楽しい気分になります。また宮沢賢治の童話における動植物の描き方が本当好きで、まるで人間や何か崇高な存在のような振る舞いをする姿がとても面白いのです。
今回挙げました「なめとこ山の熊」、かなり昔ですが京都でライブをした時に朗読を行い、即興セッションのようなことをしました。自分自身の音楽の要素である物語の世界を、自分の音で表現するという非常に面白い体験で、いまだに忘れられないステージです。「なめとこ山の熊」は宮沢賢治の作品の中でも少しユニークな面がありますが、ぜひ読んでみていただけると嬉しいです。
▼Hibiki Bison の楽曲紹介
ringring time…! 【Voice remix song】
Vtuberのりんりんさんの「りんりんとあそぼう」という曲のリミックス(?)曲です。 オノマトペが散りばめられており、日本語の持つ魅力とりんりんさんの素敵なお声に心打たれながらリミックスしました。
✏︎AMR a.k.a. Akatsuki's Music Room の"音楽以外で刺さった作品"
お疲れ様です。AMR a.k.a. Akatsuki's Music Roomです。
音楽以外に刺さった作品との事で、今回はスマートフォンの代表格iPhoneを取り上げようかなと思います。 ガラケーから進歩して数十年になりますけど、音楽を持ち出すのも、電話をかけるのも、メッセージアプリで文章を打つのも、これ一つで完結という時代になりましたね。
LINEやDiscord、Zoomがあれば簡単に接続できてしまう巨大なマーケット市場と言いますか、多様性の時代と言いますか、すごい規模になりましたよね。
20年前には決して想像もしなかった世界が、今世界に広がりをみせています。当時想像もしていない世界が、想像よりも早い速度で広がっています。
その中でも目覚しい速度で発達してるのがスマホですね。最初はガラケーのTVチューナーに始まり、インターネット、5G、Wi-fi、今や動画で通話とかも出来る時代になりましたもんね。 その中でも常に話題の中心にいるのがiPhoneでした。アップルが作り出した最高傑作の一つだと思います。 今後はUSB-Cに変わっていきますが一時期はライトニング端子が一強の時代がありましたもんね。
▼AMR a.k.a. Akatsuki's Music Room の楽曲紹介
✏︎かにず の"音楽以外で刺さった作品"
かにずです!
以前、アニソン特集回の時にも紹介したのですが、僕の音楽以外で刺さった作品はアニメ「楽しいムーミン一家」です!ムーミンっていったいなんの・・・ムーミンたちが暮らしてくる世界っていったいどこ・・・スナフキンみたいに人間みたいなキャラもいればそうじゃないキャラもいて、フシギな世界観にものすごく心惹かれました。子供のころから正直なところファンタジーな作品はそんなにすきではないんですが、それでもなぜか心惹かれてしまいます。未だにその理由がわからない・・・だからこそ見てしまう・・・。
音楽としても、OP・EDともに好きで、OP「夢の世界へ」は、ムーミンの世界を表現しているようで大好きです。原曲が公式でアップされていなかったので、調べてでてきたジャズカバーを張っておきます。
EDの「遠いあこがれ」は青葉市子さんのカバーが大好きです。
機会があったらぜひ見てみてください!
▼かにず の楽曲紹介
去年8月のボカコレで投稿した曲です!2024年のボカコレは2月!もうすぐですね!!まだぜんぜん曲できてないですが、何か出せたらいいな・・・!
もうすぐマジックアワー/かにず feat.初音ミク
✏︎sumeshiii a.k.a.バーチャルお寿司 の"音楽以外で刺さった作品"
sumeshiiiです!
僕がいつも音楽以外で心に残っている作品は、アニメ「輪るピングドラム」です。
Hibiki Bisonさんの宮沢賢治にもつながる、宮沢賢治のことや、実際にあった事件などをモチーフに、幾原監督特有の演劇のような演出手法を使いながら、最後、壁をブチ抜けていくような作品です。(何言ってるんだって感じですが見た人ならわかってくれると思う・・・!)
冒頭10何話までは謎が深まって演出も相舞ってどんどん意味がわからなくなっていくんですが、途中からだんだんとそのひとつひとつがつながって、最後ブレイクスルーしていく。同時期に放送されてたまどマギもそうだけど、何かをブレイクスルーするような作品ってほんとにすごいと思う。ストーリー以上のものがあるというか・・・。うまく言葉にできないですが・・・。「ピンドラ」は2クール分あるオリジナル作品だからこそ描けた作品だと思う。なかなかむずかしかもしれないけど、こんな作品をもっと見たいなって思います。
2クール目のOP、「少年よ我に帰れ」はぜひフルで聴いてほしい。6分以上ある曲ですが、この曲の後半にも、アニメ同様ブレイクスルーしていく展開があります。感動的。
▼sumeshiii a.k.a.バーチャルお寿司 の楽曲紹介
松永依織さん「White Reflections」が配信リリースされました!sumeshiiiは「カクテルライツ」「プリズムシェイク」を楽曲提供させてもらってます!特に「プリズムシェイク」はCDを買ってないと音源が聴けなかったので配信うれしい!聴いてね!
MCTメンバープレイリスト!随時更新中!
MCTに記事を書いているメンバーのオリジナル曲プレイリストがあります!記事と合わせて楽しんでね!プレイリストはメンバーが増えると随時更新されていきます。時々チェックすると曲が増えてるかも・・・?!
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Artwork by 詩川天楽
参加したい音楽家の方、募集!
参加者募集
音楽家(楽曲制作をする人、作詞をする人、エンジニア、そして、歌う人)で、この企画に興味ある、参加してみたい、という方はぜひsumeshiiiのX(Twitter)や、Discord知ってる方はDiscordまで、ご連絡ください!運営Discordサーバーを制作しましたのでご招待します。
sumeshiiiのX(旧Twitter)はコチラ↓↓
https://twitter.com/araki_s_sumeshi
まずは1曲、特集内容にそった自分のおすすめ曲をコメントしてみるというだけでも大丈夫ですので、ぜひ参加してみてください!やってみて合わなかったら読む専に徹底しても大丈夫ですし、抜けても大丈夫です!音楽の紹介コメントって結構楽しいし、それを各自ばらばらにあるよりかはコンセプトの元にまとまってたほうがより効果があると思うのですよね・・!そんな意図もMCTにはあります。
今後の展望
今回特集記事で書いたような、楽曲紹介コメントを書いてくれるメンバーを募集して、記事を定期的に出していけるようにできたらいいな、と思っています。
そして、現在はsumeshiiiのnoteに投稿していますが、MCTに参加してくれるメンバーが増えれば、その中からご自身が編集長として各自で特集を組んでご自身のnoteで公開するという方がどんどん出てきたらいいなと思っています。(なのでnoteのマガジン機能を使います!)そうすることで、ご自身の音楽と記事を紐付けることができ、記事の閲覧者が増えるほど自身を宣伝する機会が増えていくことになると思っています。それがMCTの最大の狙いです。
さらには、ライブ配信と連動してみたり、Spotifyのプレイリストやポッドキャストの連動もしてみたいし、さらにその先はコンピレーションを作ったりなど、より広がりがある展開ができると考えています。最初は音楽家限定にしていますが、そのうち、ライターの方のコーナーやリスナーが参加する企画などもできたらいいなとも思っています。
バックナンバー
Music-Con-Textの詳しいコンセプトや、sumeshiiiが立ち上げた理由、理念などはこちらの記事に書いてありますので、合わせて読んでみてください!
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