ギフテッド
インターネットの性格が悪い人たちが、ギフテッドと呼ばれる子どもが映るテレビ番組か何かを馬鹿にしていた。
子どもは「強ち」と書いた紙を大人に見せて悦に入っている様子。
俺も「強ち」って書いた紙を大人に見せてギフテッドって呼ばれたい。
漢字の知識なんて楽でいいよな。
読み方を知っているか知らないかだけなのに、知っていたらギフテッドだってよ。
誰でも読めらぁね。
つよち。
つよちしっかりしなさい。
したたちとも読む。
したたちしっかりしなさい。
このくらい誰でも読めるんだよね。
でもこうギフテッドだなんだと騒ぎ立てて、被害受けるのって子どもの方だよね。
俺たちは何言ってんだこのガキ舐めんなよって思うだけだけど、子どもは多分ずっと自己肯定感が変に高いまま生きることになる。
それってすごいキツいことだよ。
主観の自分と客観の自分に差が生まれると修正できないもん。
これってギフテッドっていう名前をつけちゃったからだと思うんだよね。
名前があるから括るし、名前があるから免罪符になる。
いろんなことがそうだよ。
昔は名前がなかったいろんなことに名前がつき始めてる。
それが俺たちの生活を脅かしてるって言っても、強ち間違いじゃないと思うんだ。
どりゃあ!