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噓日記 2/5 ツッコミ風知識自慢

世に蔓延るツッコミ風知識自慢に喝。
たい平です。
ツッコミ風知識自慢が消えた世界、即ち太平です。
これは自戒も込めてする祈りにも似た注意喚起。
この世にはツッコミ風知識自慢が多すぎる。
動画投稿サイトなんかで動画に付いているコメントを見たことがあるだろう。
「〜で草」
〜の部分にはツッコミっぽく豆知識みたいなことが入ってくる。
うっせぇよ。
なんやコイツ。
動画の小道具に銃とかが出てきた時なんて目も当てられない。
「小道具にH&K USPはセンス良くて草」
うっせぇわ。
なんやコイツ。
こっちはただ拳銃という記号にしか興味もないし、動画でも意味を持たせてないのに、彼のいうセンスがいい鉄砲が出てきたら勇んでコメントしてきやがる。
そこには動画を見ただけで種類がわかるんだぞ〜い! という承認欲求が溢れている。
ついでにそのコメントの返信欄も最悪。
「H&K USP選ぶの"分かってる"よな。トゥームレイダーで有名だけど、俺はメタルギアで初めて知った」
うっせぇわ。
なんやお前。
赤の他人のエピソードトークって本当に意味がない。
しかもコイツは作品名をひけらかすことによってオイラは映像作品やゲーム作品にも造詣が深いんだぞい! という浅ましい承認欲求を満たしている。
あと、こういう感じの鼻につくコメントってなんでダブルクォーテーションを多用するの?
ネット小説で文法学んでんのかよ。
とまあ、ここまで書いたがこれは言わば俺の被害妄想だ。
俺が知らない、興味のない分野についての能書きがつらつらと書かれているとコイツなんか知識自慢してんなって思ってしまう。
俺の性格が終わってるのもあるが、多少なりとも皆にもそんな性質があると思う。
つまりまあ俺が言いたいのは、コメントの向こう側にも興味のない人間がいることを忘れるな、ということ。
メメントモリ(コメントの向こう側にも興味のない人間がいることを忘れるな)。
俺たちは、他人がもし目の前で知識自慢をし始めたら、というシミュレーションを常に頭の中でしたほうがいいと思うのだ。
俺の場合、銃と映画と特撮なんかは特に興味がない。
カフェで時間を潰してる時にそんな類の話をしてみろ、どんな顔して相手が聞くか予想できるだろう。
俺の場合はそんな話をされた時、一瞬で上の空だ。
コイツ、今ぶん殴ったらどんな顔すんのかな? という妄想に一瞬で逃げ込むぞ。
もちろん、サバゲー会場で銃の話、映画館で映画の話、日曜のテレビの前で特撮の話は一向にかまわない。
要はTPO。
時と場合によって俺たちは会話のデッキを考えるべきってこと。
特にそういう一般人が興味ない分野の知識は往々にして知識自慢に捉えられかねないという認識は強く持った方がいい。

どりゃあ!