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2024年、SoVaは「会計事務所をどう超えていくか」
新年のご挨拶が遅くなりましたが、本年もSoVaをよろしくお願いいたします✨
今年もSoVaをお使いいただいている皆さまの「事業成長」を後押しするべく、サービスを進化させてまいります!
新年初投稿は代表インタビュー。2024年のSoVaが目指す姿と、これからの事業展開についてお話しします。
ー2023年の振り返りー
広報担当・河西)昨年9月、「バックオフィス丸投げプラン」を発表しました。その後の反響はいかがでしょう?
代表・山本健太郎)そうですね、思ったよりニーズがあってよかった!というのと、もっともっと磨ける点が出てきたな、という感覚です。
現在、4ヶ月で60-70社くらい契約してくださっていて、記帳代行も給与計算も込みで29,800円から、という安さも刺さっているのかなと思います。
今後さらに強化していかなければいけない点としては、記帳代行を引き受けた上で、その会計データを分析ネタとして、お客さん自身にレコメンドを出すこと。
会計データを元に細かなアドバイスをお送りできている事務所やサービスは他に無いと思うんですよね。
「会計データ」ってすごいんです。相手の会社のことを知るための宝の山なんですよ!
それを取り込んでデータ分析して、専門的なアドバイスと共に返せるようになるっていう世界観は、色んな人達のニーズにマッチしたんだなと実感できたことが、昨年末を振り返って良かったなと思うところです。
河西)なるほど。このお客さんの反応って、予想通りだったんでしょうか?
山本)そうですね、こうだといいなと思っていたことは当たった感じです!
スタートアップがサービスをつくる時、大体の予測は外れると思っているので、これは予想外に嬉しい反応でしたね。
この反応がもらえた理由を分析してみると、やはり組織全体として、お客さんが求めるものや、バックグラウンドへの解像度が上がったことが大きいなと思っています。
各チームがそれぞれお客さんと接しているので、「もっとこういうことがあれば喜んでいただけるのではないか」ということを常に考え続けてきた結果かな、と思うんです。
河西)実際に日々いろいろなフィードバックをお客さんからいただいていますが、なにか印象的なお声はありましたか?
山本)印象に残っているコミュニケーションは、ほとんどの商談で「持ち帰って検討します」というご意見をあまり聞かないことですかね。
SaaSだと、2回3回と商談を重ねて導入していただくことが多いと思うんですが、SoVaの場合、「ちょうどこれが欲しかった!」と1回で決めていただくことが多いんです。
河西)これは本当に嬉しいし、ありがたいことですよね…!
山本)バックオフィス業務ってやはり「土台」だと思っていて、この土台に起業家が「種」を植えているわけで、
我々はこの種をどれだけ多く芽吹かせられるか、が次のテーマになると思っています。
起業家が本質的にやりたいことって、円滑に会社を経営して事業を大きく成長させたい、ということだと思うんですよね。
バックオフィス系の申告とか労務手続きをやりたくて会社経営をするわけではない。
これまでは税理士などの士業に丸投げして、会社経営する土台を作りましょう、で終わっていたと思うんですが、
「種を芽吹かせ、一緒に成長させましょう」というゴールにコミットしていくのがSoVaというサービスなんです。
この世界観をお客さんに理解していただけているケースがすごく多くて、
「SoVaさんの事業って、バックオフィスの地盤整えてそれ使ってお客さんの事業をグロースさせたいって感じですもんね。それをテクノロジー使ってるから、なるべく安くみんなが使いやすくする、みたいな感じですよね。」
みたいなことを、さらっと言われたこともありました(笑)
SoVaの想いがお客さんに届いていることは、本当に嬉しく思います。
河西)ほかにも嬉しかった出来事は何かありましたか?
山本)そうですね、昨年IVSに参加させてもらったんですが、スタートアップの交流会がお店貸切で行われたんです。
30社くらい来ていて、最初に自己紹介をしたんですよね。どんなサービスを作っているとか、こんな事業を展開してますとか。
僕の番になってSoVaの紹介をした瞬間に、料理を作っていたそのお店の店主さんが手を挙げてくださったんです。「まさにこういうサービスを探していた!」と。
そこは一軒の飲食店を経営をされている法人だったんですが、いわゆるIT系のスタートアップじゃなくても興味を持ってくれたり、上場会社の社長さんが新会社設立の際に使いたいと言ってくれたり、様々な経営者に受け入れられているんだ、と実感できたのは嬉しかったですね。
河西)SoVaの「丸投げプラン」が誕生してから、既存のお客さんからの反応はいかがでしたか?
山本)今までのSoVaは、いつ何をどうすればいいか教えるので、経営者ご自身でやってみましょう!というスタンスで、まずは価格を抑えて提供してきて、この "安さ" にニーズがあったんですが、
お客さんの会社がある程度大きくなってくると、忙しくてバックオフィスまで手が回らない、できれば誰かに任せたい、という状況になるんですよね。
これは僕自身も経営者として、同じように感じていました。
SoVa導入当初は「起業したばかりでお金が大事だったから、自分で手を動かしてきた」というお客さんも、最近は「事業継続のために、バックオフィスに多くの時間はかけられない…」と仰られます。
こうして丸投げプランに移行してくださったお客さんから、こんなお声がいただけるのは、とてもありがたいなと思いますね。
河西)まさにお客さんの成長に合わせて、我々SoVaも成長していっている、という実感を持てますよね。
ー2024年のSoVaが目指す姿ー
河西)ではここから、2024年のSoVaについて伺っていきたいんですが、まずはお客さんが増えた今、感じている課題はなんでしょうか?
山本)社内オペレーションをさらに磨いていくこと、ですね。
お客さんが増えれば増えるほど、タスクも情報量も、お客さんとのコミュニケーション量も当然ながら増えていきます。
お客さんとのコミュニケーションスタイルや、情報収集方法、どんなアウトプットを用意してお客さんにどう伝えるか、など、毎日様々な課題が見つかるので、現在進行形で改善を繰り返しています。
今SoVaのバリューの根本に「お客さんにとっての本質的な価値を追求する組織である」というのがあって、お客さんにとって価値の高いものってどっちなんだろう、とみんなで議論して進めていくのはかなりハードですが、楽しさも感じていますね。
河西)具体的に、改善が進んだ部分はありますか?
山本)そうですね、お客さんへ行う情報ヒアリングはだいぶスムーズになってきたと思います。
バックオフィス手続きを網羅的に行うには、膨大な量の会社情報を頂かないといけないんですが、漏れなく、手間をかけさせずに全ての情報を得るには、かなり緻密なフロー設計が必要なんですよね。
現在は、直接コミュニケーションを取ったり、システム上で質問に答えていただきながら「このタイミングでこの情報を聞く」といったフローを組んでいますが、SoVaは将来的に、完全な自動化・システム化を目指しています。
ただやはりシステムは人間と比べると、柔軟さには欠けるんですよね。
システムに穴があって、情報が取得できなかった場合には、永遠に手続きが進まない、という状況にもなりかねないんです。
人間が感性でカバーしていたことをシステムで再現しようとすると、思いもよらぬところに落ち度が出てくる。これが一番のハードルですね。
口頭で聞く方がいいのか、システムで質問に答える形の方が楽なのか、など、様々な検証が進んできているので、お客さんに負担をかけない形のヒアリング体制は整ってきたのかなと感じています。
河西)ちなみにSoVaの「完全な自動化」の実現性は、どれくらい可能性がありそうですか?
山本)そうですね。
完全な、という表現を使いましたが、実際には「人が対応する部分が完全にゼロにはならなさそう」という気もしています。
例えば「どんなビジネスをやっているんですか?」という質問に対して、口頭で説明するのと、500字で書くのだったら、おそらく口頭で答える方が楽ですよね。
SaaSだから口頭でのヒアリングは行わない、と決めつけてしまうのは、お客さんにとってベストな方法にならないこともあると思うので、ここはさらに検証を進めていきたいですね。
河西)なるほど。ありがとうございます!
では改めてになりますが、2024年のSoVaが目標とするゴールを教えてください。
山本)はい、まず1点目は先ほど話したお客さんとのコミュニケーションに置いて、お客さんの負担をさらに減らしていくこと。
2点目は、お客さんの情報を分析して、事業成長に役立つようなアドバイスに落とし込んでお返しする、という部分の強化です。
節税や補助金・助成金、経費削減など、それぞれのお客さんが必要とする情報をお伝えできるようにしていきたいです。
以上が直近の展望なのですが、もう少し長期的な展開としては、企業のバックオフィス情報をプロンプトに落とし込み、ChatGPTと掛け合わせる技術の実用化も進めています。
この件に関しては先日特許も取ったのですが、お客さん(企業)のことを一番よく知っている相談相手ができるようなイメージですね。
いちいち前提となる企業情報を打ち込まなくても、ログインするだけで企業情報をChatGPTが自動で取得し、経営相談ができるようなシステムを作り上げるのが次の段階です。
さらに今年こんなこともできたらいいな…と描いているのが、このChatGPTが、ホログラムというかロボットのようになって出現し、直接会話ができる状態になることです。
社内会議にドラえもんのような「SoVaロボット」が同席するイメージですね。
そうすると、このロボットは会議の内容も全てインプットし、会話を重ねていくごとに賢くなります。そんな世界がつくれたら面白いなと思っています!
河西)社内の会議に、毎回顧問税理士を呼ぶわけにもいかないですもんね…事業を進めていくと、すぐに質問したい事柄って毎日のように浮かんでくるので、すぐに解消できるようになったら事業の加速度も上がりそうです!
山本)まさにそんなイメージです!
24時間いつでもボタンひとつで相談できて、いわゆる経営コンサルがやっているようなことをロボットが再現できたら、日本の中小企業の力ってもっと強くなっていくんじゃないか、と予測しています。
これがこれから研究開発していきたいと思っているテーマですね。
河西)聞いているだけでワクワクしてきました!
では最後に、何か宣言しておきたいことはありますか?あればぜひ、ここに残しておきましょう!
山本)そうですね、お客さんに本質的に価値のあるものを提供する、という部分をやりきる一年にしたいなと思います。
通常の会計事務所がやれていることはもちろん網羅した上で「会計事務所をどう超えていけるか」に挑戦をする一年にしていきます!
2023年は、SoVaをお使いいただくお客さんの成長を追いかけて、社内メンバーそれぞれも成長できた1年だったと感じています。
2024年、SoVaのさらなるサービス充実、発展にご期待いただけたら嬉しいです!
▼SoVa丸投げプラン、サービス詳細はこちらから!▼
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あとがき🖌
年初、メンバー全員参加のミーティング後に、オフィスで
「書き初め大会」実施しました!!!
それぞれ想いおもいに筆を取り、力強い目標を書きました!
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和気藹々と楽しそう😂
社会人になってから、なかなか書を嗜む時間ってありませんよね…
学生の頃を思い出しながら、互いに見せ合いながら…✨
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写真データを見返すと、「らしい」作品もありました!(笑)
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今年もメンバー一丸となって、それぞれの目標を胸に、共に前進していきます!