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不要な生命・医療保険は解約!投資の入金力を上げよう!


はじめに


こん**は。バウムです。

今回は、医療・生命保険の見直しに関する記事です。
医療・生命保険に加入されている方。
見直しをしてみたことはありますか?

この記事を読んで見直しをすることで、大幅な節約ができるかもしれません。

そして、そのお金を投資に回せば資産運用の効率も上がります!

私は生命・医療保険を見直した結果、こんなメリットがありました。

①約700万円の解約金を新NISA・NISA成長枠・iDeCo・個人年金保険で運用
②年間の保険料・61万9680円を節約
③余裕資金で仮想通貨投資も開始(2024年2月~)

見直しでできた余裕資金は、ほとんどを投資に回しました。

運用の一部ですが、画像をアップします。

楽天証券で新NISA・成長枠・特定口座を運用。
現在は約94万円の利益を出してくれています。

楽天証券口座より

毎月の支払いにも余裕ができたので、更に仮想通貨投資も始めました。


 長くなりますので、興味のある方は別記事をごらんください。


さて、投資には入金力の大きさが重要です。利益は、投じたお金に対するパーセンテージで大きくなります。

入金力を高めるためにまずやるべきこと。
それは、固定費見直しです。

その中でも、生命保険・医療保険は、必ず確認すべきメチャクチャ重要な項目です。

固定費の中でも、生命・医療保険の節約ができれば、月々・一年の入金力は爆上がりします!


第1章:固定費節約・投資の入金力アップのために【生命・医療保険について考えてみませんか?】


あなたは生命・医療保険に入っていますか?

入っている方。
本当にその保険、必要ですか?

調べて、熟慮して、理解して入ったのなら良いのですが、保険の無料相談などで・・・

「勧められるまま入ってしまった」
「万一の備えなら必要だよね」

そんな思考停止状態で契約してしまった人は、この機会にちょっと考えてみましょう。

かと言って、いきなり一人で考えるには難しい課題ですね。

そこで、参考までに私の体験をもとにお話しを勧めます。
あなたの課題解決へのお手伝いができると思います。



第2章:こんな生命保険は損をする・【貯蓄型(終身・変額)保証と投資のハイブリット】



生命保険で、貯蓄型(終身・変額)に入っている方。

①保険と投資を兼ている・一石二鳥!

②保証も合って万一のことが起きても安心

・・・という内容ですが、あまりお勧めできない内容です。

なぜかと言うと・・・支払う保険料が一部が保険へ。一部が投資へと回る内容だからです。

「保証をしながら投資でお金を増やせる」

と、一見魅力的ですが、私はやめました(すでに解約済み)

税金面とか運用利益の%とか、難しい話もあるのですが、もっとシンプルに言うと、手数料がメチャクチャ高いのです!

わかりやすいシュミレーションがありましたので、引用しました。

こちらのシュミレーション。毎月の支払額は2万1440円支払総額は30年間で約772万円で設定されています。

比較するのは【表左貯蓄型(終身・変額)保険】
【表右・投信積立+掛け捨て保険】です。

支払額は左右どちらも同じ2万1440円


日本経済新聞・運用もできる変額保険、本当にお得?(運用相談室)

赤枠のところだけ見れば、答えは明確。

運用益0%だった場合の、30年後の受取額を見てください。

貯蓄型(終身・変額)保険は569万円
投信積立+掛け捨て保険は707万7600円!

差額138万7600円。あれれ?この差は何でしょう?

何のことは無い。保険会社の手数料として引かれているのです。
138万7600円も!

では、7%で運用できた場合の差は?

貯蓄型(終身・変額)1893万円 
投信積立+掛け捨て保険:2312万1400円

差額:419万1400円

保険も投資も、シンプルに考えた方が良いです。

死亡保障が欲しいなら、死亡保証だけしてもらえばいい。
稼ぎたいなら証券会社。

保険は複雑にすると、難しいものが更に難しくなります。

そして、必ず高い手数料を取られます。

保険は保険。投資は投資。

分けてシンプルにした方が、絶対に得をします!



第3章:実録!バウム家の生命・医療保険見直し


ここからは、一つの事例として参考にしてもらえればと思います。

私も2年ぐらい前まで、夫婦で貯蓄型(変額・終身)+医療保険に入っていました。

死亡時に夫1500万円 妻500万円の補償と、満期で夫婦合算1014万円・息子の学費200万円が受け取れる内容。

息子の教育費積立も加えて、月々の支払は54640円。

正直言って、かなり家計を圧迫していました。

保険料の支払いを負担に思っていたので、保険関係のブログやYouTubeで調べまくりました。

そこで浮かび上がった答えはコレ!

「保険と生命保険を合体させた貯蓄型(終身・変額)は手数料高すぎ!!
メチャクチャにコスパが悪い!」

「投資をしたいなら証券会社を選べばよい」

「日本は公的保証制度が整っているので、基本的に医療保険は不要」

「保険不要論者は勘違いをしている」というYouTube動画もありますが、総合的に判断するに、私の考えも「民間保険不要」に傾いていました。

保険を全否定するつもりはありません。でも・・・

「明らかに自分は保険料を払い過ぎている」という結論になりました。

「おそらく、これが我家の答えになりそうだな」

そう考えた私は、次の行動に移りました。
最後はお金のプロに直接話を聞いて、自説を確認することにしました。


FPさん(フィナンシャルプランナー)への質問・相談


料金のかかることですが、思い切ってFPさん(フィナンシャル・プランナー)に相談してみました。

【注意事項】・・・重要度★★★★★

失敗しないファイナンシャル・プランナー(FP)選びのポイント

★独立系のFPを選ぶことを、メチャクチャ強力に推奨します!
★料金無料のFPに相談するのはおすすめしません。

無料なのは、保険会社と提携しているFPだから。

必要性が低くてメリットの薄い保険だったとしても、相手方の論法で契約を勧められる可能性が極めて高いからです。

それに対して、料金はかかりますが、独立系FPは相談者の利益優先に仕事をしてくれます。

FPを選ぶなら、独立系のFPから選びことをお勧めします。

なにせ、独身の頃より30年にわたって契約している保険のことだからです。人生の一大事になるかもしれない。

FPさんとの面談で「保険不要論」について調べたことを説明し、今の保険を解約する方針であることを話しました。

FPさんの回答は、次の通り。

「バウムさんがお話された通り、解約した方が良いです」
「保険は安い掛け捨てで十分。医療保険は不要です」
「節約できたお金は投資に回しましょう」

自分で調べ、行きついた回答と、リアルでFPさんから聞いた話が一致しました。

方針は決まったので、夫婦で保険を解約。

700万以上の解約金は、ほとんどを投資に回しました。

もしもあのまま、保険を見直さず定年・老後を迎えたら大損していたのは明確です。

やっぱり稼ぐのは投資でやる。これが最適解です。

保険と投資のハイブリットはやめて正解!


第4章:生命保険は安い掛け捨てを契約


しかし、正直言ってこんな不安もありました。

「万が一、嫁と息子を残して先立つことになったらどうする?」


😨・・・・!こんなことも、あり得なくはない!

「息子が一人立ちするまでは、やっぱりお金が心配・・・」

これについても、FPさんに相談してみました。

現在の貯蓄と夫婦での収入、更に今後の投資収益を見込んで計算。

FPさんの回答は、「無くても大丈夫」

理由は「妻も常勤」「団信で住宅ローンは免除」「社会保障制度の利用」「これまでの貯蓄と運用中の資産がある」・・・結論:生命保険は必須ではない。
   

「それでも心配なら、掛け捨ての生命保険を紹介できますよ」

紹介されたのは、65歳までの契約で年間保険料は3万6000円。
一年単位での更新なので、止め時は自分で決めることができます。

死亡・高度障害を負った場合に、毎月10万円の保証金が支払われます。

もし仮に、56歳で万一のことがあった場合、65歳まで毎月10万円の保険金が支払われます。

65歳-56歳=9年間×10万円=総額1200万円

総額1200万円の補償となります。

万が一、早くに私が天に召される突発事態が起きたとしても、普通の生活を営める収入を守ることができます。

結論!生命保険は安い掛け捨てで十分!



第5章:こんなに手厚い!国民健康保険・健康保険


私が医療保険に入った理由は、かなり漠然としたものでした。

「大病したらお金がかかる。保険でそなえておこう」

よくわからない不安のままに、営業マンに勧められるまま契約しました。

国民皆保険や高額療養制度のことも、何も考えず保険に入っていました。

でも、日本の保険制度で受けられる恩恵を調べたら、民間保険に入ることの意味を考えざるを得ませんでした。

医療保険(がん保険も含む)については、賛否ありますが、私は以下の理由で解約しました。


解約の理由は「健康保険の手厚さ・高額療養制度」

高額療養制度とは?
同月(1日~月末)にかかった医療費が高額になった場合、自己負担限度額を超えた分が払い戻される制度

これだけだとイメージしにくいですよね?
具体例でお話していきます。

 


100万円の医療費でも、支払いは9万円!

それでは、例として医療費が100万円かかったとしてお話します。

入院した患者Aさん。
手術もして、月の医療費が100万円かかりました。


医療費は3割負担ですから、窓口支払いは30万円かかります。

痛い出費ですね。
でも、高額療養制度の申請をすれば、実際に支払うのは9万円程度です。

下の表で説明します。全国健康保険協会のHPからの引用です。
高額療養制度は年齢と収入で変化します。

患者Aさんの事例をもとに、下の表を見ていきましょう。

患者Aさん:年齢55歳  標準報酬月額(月収):30万円
医療費合計:100万円 3割負担:30万円

※PCで見づらい場合、【Ctrlキーと+キー】で拡大できます

引用:全国健康保険協会より
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat310/sb3030/r150/#hutan

月収30万円の患者Aさんは③区分ウに該当します。
この計算式によると、Aさんの支払う医療費は、8万100円×1%。

ざっくり言うと9万円の支払いです。
100万円かかっても、実際の支払いは9万円のみ!


更にまだ手厚い保証!【多数該当】

表【70歳未満の区分】右上の青い囲いの中に「多数該当」と書いてあります。

更にAさんの該当する③区分ウの金額。44000円と書いてありますね?
※PCで見づらい場合、【Ctrlキーと+キー】で拡大できます

引用:全国健康保険協会より
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat310/sb3030/r150/#hutan


これは、治療4カ月目からの支払額です。

Aさんは胃がんなので、一定期間の抗がん剤治療が必要です。
手術後も高額の医療費がかかります。

でも、最初の治療から3ヶ月目までは9万円の支払いなのですが、
4カ月目以降は44400円に減額してくれます。

日本の社会保障はここまで充実しています。

「ある程度の貯蓄があれば、民間の医療保険に入る必要性は低い」

という結論になりました。


第6章:医療保険の適切な使い方


「でも、お金が無い人は保険が必要じゃないの?」
「そんな貯蓄は無いよ」

その場合なら、医療保険は役立つこともあります。

貯蓄ができるまでの間、一定期間契約するのはありです。

独身・夫婦・3~4人家族・・・それぞれで金額は違ってきますが、目安としては【3~6ヶ月分の生活費が必要】と言われています。

生活防衛費として、【3~6ヶ月分の生活費】を作ってしまいましょう。

貯蓄ができたら解約して、投資や優先すべきことにお金を使うのが、医療保険の適切な使い方だと思います。

保険は月々の支払いでは安く感じても、年単位で見れば相当な額になります。

本当に永続的に払う必要があるのか?
公的保証制度の存在も計算に入れて、じっくり考えて決めましょう!

こちらのサイトを使うと、医療保険:月々の支払額がわかります。
よろしければ参考にしてくださいね。


https://hoken.kakaku.com/gma/hikaku/s=1/301/


第7章:まだある恩恵!日本の健康保険のメリット


物価高・政治不信・その他いろいろある我が国、日本ですが、悪いことばかりではありません。

国民皆保険の国は他にもありますが、その中でも日本の充実度はトップクラスです。

他の国では・・・救急車が有料とか、医師・病院が指定されていたり、診療までの手続きで数日待たされたり・・・

なんだかんだ言っても、日本の保険制度が優秀なのは間違いありません。

そして更に、日本の社会保障制度にはこんなものもあります。
会社員・公務員は更に手厚い補償内容になっています。

会社員・公務員の場合の保証制度

※PCで見づらい場合、【Ctrlキーと+キー】で拡大できます

①傷病手当:病気やケガで働けないときに生活を保障する

 
「最大1年6ヶ月・受給額は直近1年間の平均月収の3分の2。次の条件で支給される」

・業務外の病気・ケガでの休業を保障
・療養のために仕事に就くことができない
・連続する3日間を含み、4日以上仕事ができない
・休業中に給料の支払いが無い

②扶養制度(家族の保険料は免除)

・国民健康保険では、保険料の支払いは家族全員分必要。
しかし、会社員・公務員の場合は家族を扶養に入れることで、家族の保険料は支払わなくて良い!

③保険料は雇用者と折半

・会社員・公務員は保険料は雇い先との折半。保険料が割安になる。


会社員・公務員。私も今まで気づきませんでしたが、改めて調べてみると、ありがたい制度であることがわかります。

【会社】というと・・・

「イヤでツライことを我慢して、生きる糧を得るところ」

なんてイメージもありますが、こうして考えると、自分や家族が生きていくために、様々な保障を用意してくれていることがわかりまね。


まとめ


日本の健康保険は「世界最強の保険」と言っても過言ではありません。

問題なのは、社会保障の手厚さを知らない人があまりにも多いこと。

私も他人のことを言える立場ではありませんが、保険の備えも過剰になれば浪費と同じです。

かつての私のように、毎月4~5万も医療・生命保険料を払っている方。
本当に必要なのか?

ザックリとでも良いです。
ぜひ、この記事の情報と、契約中の保険について考えてみてください。

この記事があなたの生活改善のために、少しでも役立てれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

                    バウム

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