ヴァージンVS過去・現在・未来10~葡萄畑で足捻挫~

ヴァージンVS過去・現在・未来 10
「スカイキッズレビュー終了後の関西ライブ」1

スカイキッズレビュー後、そのまま関西でライブをしようとの計画があり、戸崎さんに京都まで送って来てもらいました。
京都のフォークシンガー故坂本純氏が当時経営していたお店で、東京から大和さんという方がみっちゃんの義兄さんから借りてきたワンボックスカーでやって来るのと待ち合わせ、楽器を積み替えいよいよ関西ライブ決行です!
が、しかし、またしても思わぬアクシデントが・・・

京都のサーカスアンドサーカスのライブ前日、なぜか森魚ちゃんが練習しようと言い出し、これもなぜか、京都から遠く離れた大阪芸術大学下の「葡萄畑」の斜面に立つ、当時、谷君(その後も色々お世話になりました)が借りていた「住居」というか「納屋」というか「小屋」というか、に楽器を運び込みました。

あれ、ミキサーの川崎さんも登場したけど、新幹線で来たのかな・・・?

斜面に建っているせいで、立てた当初はしっかりしていたのでしょうが、すでに当時は心もち床に傾斜がついていました。

さて練習1曲目「ブリキロコモーション」。
「このツアーに幸あれ」とばかりに、イントロで森魚ちゃんは勢いよくジャンプをしました。
が、床のわずかな傾斜のせいで着地に失敗。
「グキッ」という音が聞こえたような気がしますが、多分そんな音はしなかったでしょう。その代わり、一瞬の間をおいて「アイタタタタ」っという森魚ちゃんの声。
着地に失敗、足首を捻挫してしまいました。
ここでも独特の治療法が出現します。
「病院に行った方がいいんじゃないっ」
という大方の勧めを断り、
「風呂屋へ連れてって」
というリクエスト。
今から思えば、「冷やさなアカン!」
という事ですが、その前の「富山の落下」→「恵命我神散」があったので、何かこの独特の治療法が良いのではないかと一同思ってしまったのです。
しかし、今回の結果は明らかに失敗。
病院に行き松葉づえを拝借。
結局、この練習は1曲目のイントロ(10秒ほど)だけに終わり、一同京都に引き返した次第です。
久保田は近鉄に乗って、地下に乗って、阪急に乗って、宝塚の実家に帰りました。
次の日の朝、実家から遥か生駒、金剛、二上山が見えるのですが、あの麓で、森魚ちゃん足首グキとしたんやな、と妙な感慨にふけりました。
さて、その日の夜は京都「サーカス&サーカス」です、できるんか??

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