19
19歳になった
おわっていくね、10代が
もっと色んなものを残したい
10代に私が意味をちゃんと残していってあげないと、15歳の私が納得してくれないと思うから
19歳は私がいつからか漠然と一つの目標にしてた、憧れの年齢だった
さすがに19歳くらいになったら、昔のママや90年代の綺麗なお姉さんたちみたいになれると漠然と思っていた
唯一無二の可愛さとファッションで音楽とともに生きて、1人で街を闊歩するような女性に
私はそうなれているのかな
ついに19まで生きたのか
思っていたよりは子供のままだけど、私が意識しているよりも私は変化しているんだろう
遠くまで来てしまったと思ってふいに寂しくなることが増えたよ
だから、私が元いた場所からずっと一緒に同じ年齢を重ねて、ここまで歩いてきた友達と話すと少し心強くなる
私たち生きてきたね
無性に昔の人が恋しくなることが増えたよ
懐かしい人たち、恋しい日々
そこはただ暖炉のように私の心であたたかく緩やかに燃えている
SWEET 19 BLUESを聴くと、1人じゃないと思えて涙が出る
そこには私より先に19歳だった何人もの女性たちがいる
寒く暮れていく街空に目もくれず歩いた日々や、愛しいものを失わないように抱きしめて、凍えそうになりながら電話を待っていた日々
私もきっとそこに連なっているんだと
19歳って急に1人で放り出されるような気分になる年齢だね
本当はきっとそんなことはなくて、私の周りには大切な人たちがいつも居てくれている
でもとても不安になるね、寂しくて、これからどうしていったらいいんだろうって路頭に迷っている
寂しさは昔よりも真実味帯びてきたんだ
だからみんなは私のそばに、変わらずにこれからもいてね
私もみんなのそばにいるよ
これからもどうぞよろしくね。
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