【ライブレポ】ENVELOP 堺・広島【コブクロ】
まず最初にこれだけ言わせてください。
今回のツアー、コブクロに少しでも興味がある方は絶対に行ってください‼
後悔はさせません(今からチケットが取れるとは言ってない)。
どんな始まり方のレポだよって話ですが、今回の記事は今ツアーがそれだけおススメできるライブだということを伝えたいがために執筆しています。
はじめに
さて、気を取り直してこんにちは。vionです。
今回はGLORY DAYSツアー以来の更新となりましたが、本当は2月の対バンや3月のFAMILY TONEもレポを書こうかと思ったんですが、重い腰を上げたのが5月頃とあまりに遅く、おそらくこのままお蔵入りすることになりそうです(あまり需要もなさそうなので)。
というわけでかなり久しぶりのレポとなりますが、実は当初この記事で"ENVELOP"ツアー 広島公演のレポをする予定でした。広島公演はツアー2か所目で、その一週前に結成の地である堺からスタートすることになっていました。
流石に一次先行を堺に捧げる勇気が湧かず、広島で日和った結果、無事堺は両日完売。その後、ローチケ、ぴあ、イープラス、トレードに手を出すも惨敗・・・。
当日まで1週間を切るともうある程度諦めもつき、個人的初日の広島に向けて切り替えようと思っているところでした。
そして7月19日水曜日のお昼。それはあまりに突然でした。
ゑ????????????????????
驚きすぎて椅子から転げ落ちました。
当日まで残り2日で2DAYS当たることある??????
そこからは光の速さでバスやホテルを確保し、バイトも急遽休ませてもらい、そんなこんなで堺2DAYSに参加することになりました。
閑話
そうそう、今回といえばガチャガチャですよね。ご多分に漏れず私もしっかり回してきました。
堺で10回、広島で10回の計20回回しましたが、結果はこんな感じ。
堺に比べて、広島は巾着率ヤバかったです。あれは流石に操作されていたと思います。うちが運悪いわけじゃないよね…?
↑これで止めとけば神引きだったのにねぇ…
なので今後引くという方は少しTwitterなどで様子をうかがってからの方がいいかもしれません。
ところで、今回の記事を見に来てくださったほとんどの方がTwitter(X)からだと思うんですが、この度休眠させてたインスタを復活させようと思いまして、そっちでも写真なんかはあげていけたらなと思っているので、もしよければフォローしてやってください。
さて、脱線はこれくらいにして本編に行きましょう。
一応注意ですが、この先は公演内容のネタバレが含まれます。もしネタバレを避けている方はぜひご自身のライブを終えてから見ていただくようにお願いします。
では、早速セットリストから振り返っていきましょう。
何だこの神セトリ⁉
正直ここ数年のライブのセットリストって、個人的にすごく良いと感じることがあまり無く、何回か参加する内に段々と良さを実感していくということが多かったんですが、今回のセットリストは初日から撃ち抜かれてしまいました。
曲数自体はStar madeツアー以降、減少傾向というのは変わらずですが、それでいてボリューム不足感を感じさせない充実感。あえて点数をつけるとしたら
100点満点中250点
です。
既に参加した方は首が痛くなるくらい頷いてくれていると思いますし、これから参加されるという方もここまで絶賛するライブということで少しは気になってくれたのではないでしょうか。
それではライブ本編の話に移っていきましょう。
オープニング
今ツアーも特に映像などはなく、暗転後バンドによる演奏からのスタート。ピアノとストリングスによる静かな立ち上がりから、ギター、ドラムと徐々に楽器が増え、盛り上がっていく演奏の中ステージ左側から小渕さんが登場。そこから福ちゃんとのツインギターで会場のテンションもMAXに。
ここでとあるフレーズを弾くんですが、それを聴いた瞬間、1曲目が何なのか、勘の良い人なら気づいたんじゃないでしょうか。もしこれから参加する、あるいはよくわからなかった方は「ALL SINGES BEST2」に収録されている『交響曲第5296番』を06:23~あたりから聴いてみてください。まんまなので。
なので私も曲の目星はついてたんですが、おかしいのは小渕さんが持っているギター。この曲は本来アコギのはずなのに、持っているのはエレキ。
あれ??いつ持ち変えるんだろうと思っていると…
M1. Starting Line
ドラムカウントから、ENVELOPツアーの幕開けを飾ったのは、『Starting Line』。
ア、ア、アレンジだぁ~~~~!!
ライブでは心ツアー以来6年ぶりのうえ、この位置にくるのは非常に珍しい楽曲で、このツアーがこの後度々触れる今年9月に迎える結成25周年に向けたスタートラインであることを感じさせてくれる選曲ですね。
Aメロ、Bメロは原曲のテンポ感を残しつつ、サビに入ると一気に疾走感が生まれ、盛り上がりブロックにも遜色ないアレンジに。一番が終わり、黒田さんの『行くぞ堺!』の声に一気にボルテージが高まる会場。
昨年春のNOCTURNEから始まった既存曲のリアレンジも回数を重ね、かなり曲数が増えてきたものの、この曲のようにスローな楽曲のテンポをがっつり上げたアレンジは初めてじゃないかな。『ベテルギウス』は原曲もそこまで遅くないしね。
M2. 君という名の翼
1曲目の時点で早くもこのツアーが最高のものになるという確信を得つつ、最高潮の盛り上がりのなか2曲目の『君という名の翼』へ。この曲もツアーでは2017年以来6年ぶりで、やっぱり夏ツアーには欲しい1曲だよなぁと思いつつ、少し心配だったのは小渕さんのこと。
NOCTURNEで喉を壊して以降、GLORY DAYSでは少し復調の兆しを感じたものの、FAMILY TONEではまた悪化というようにここ数年声のコンディションは決してよいものとは言えず、特に『流星』のようにAメロで声を張れない曲との相性は悪かったと思います。
この曲もAメロは静かに展開するうえ、サビ終わりの部分も2021年の大阪MUSIC LOVERではかなり苦しそうな印象でした。
なので今回はどうだろうと思っていたんですが、Aメロも、サビも、Cメロも声がよく出ている。私と同じように、この時に少し胸をなでおろしたという方もいたのではないでしょうか。
今回のツアーTシャツに記載されている「Walk to your own color of the sky」は「歩いて行け 自分色の空へ」という『エンベロープ』の最後のフレーズの英訳。ここからも分かるように、今回のツアーの主軸に「空」があり、セットリストにも「空」が含まれた楽曲や「空」をイメージさせる楽曲がたくさんあるんですよね。
もちろんセットリストを組むうえでそこまで考えているわけではないと思うので、偶然の産物として各曲の最後に載せていきますね。
あとはCメロのアレンジも変わってましたね。ドラムとストリングスが前面に押し出されていて、新鮮で良かったです。
M3.Soul to Soul
3曲目は元々コブクロの楽曲ではなく、布袋さんが2020年に発売したコラボレーションアルバムにコブクロが参加したことがきっかけで制作された『Soul to Soul』。
バイクで走る黒田さんの姿をイメージして作られた本楽曲ですが、リリース以降2年間はライブなどでの披露もない状態でしたが、3月のFAMILY TONEでついに初披露。ただツアーまで引っ張るとは思っておらず、正直意外でした。
まぁFAMILY TONEは東阪限定でしたし、平日ということもあり参加を断念した方も多かったと思うので、そういった方にも届けられるのはいい事ですね。また何よりこの楽曲は、黒田さんがコブクロ楽曲ではあまりしない吠え方をするので案外本人が歌いたかっただけかもしれません。
M4.両忘
2ブロック目は2021年のStar madeツアーぶりとなる『両忘』から。この曲が始まった瞬間、私は会場の誰よりも感情を爆発させた自信があります。というのも私はこの曲にすごく未練がありまして。
この曲の発表され一月も経たないうちに例の件が起こってしまい、メディアなどで歌詞の内容がどうとかで面白おかしく取り上げられたことで、ライブで披露する前からある種の「いわく」がついてしまった気がします。
その後行われたStar madeツアーでも、曲説は前後の『風をみつめて』と『灯ル祈リ』に集中し、ツアーを通してほとんど触れられることもありませんでした。
あの時黒田さんは「一から音楽と向き合いながら、音楽活動でお返ししていく事しかできない」と言いました。そしてそれ以降の黒田さんの歌は安定感が今までと段違いに増し、今や細さと太さを兼ね備えた最強の声になったと思います。
あれから2年以上が経ち、晴れやかな気持ちで再びこの曲を聴けるのがどれだけ嬉しい事か。
M5.雨粒と花火
昨年のGLORY DAYSツアーで新曲として披露されたこの曲も、早くもライブ定番曲としての風格が出てきたのではないでしょうか。
3月のFAMILY TONEでも同じ位置での披露でしたが、序盤でも終盤でも柔軟に組み込むことできる楽曲なので、今後も高い頻度で聴けるのではと期待してしまいますね。
詳しくは後述しますが、小渕さん曰く今回のツアーでは久しぶりに気持ちよく歌えているとのことで、小渕さんのハモリの声量が段違いで、今までのライブとはまた違って聴こえるというか。
堺では曲説として、ストリートでは同じ歌詞を繰り返す歌を作らないようにしていたと言っていました。『雨粒と花火』はストーリー仕立てになっている楽曲なので、全編通して同じ歌詞がないという構成になっていて、歌っていて当時の事を思い出したとのことでした。
MC②
2年ぶりの全国ツアーを開催した2021年。ただしマスクを着け、声も出せないなどまだまだたくさんの規制が残り、観客も50%しか入れれなかったツアー。次に歌う曲はそのツアーの1曲目に披露した曲とのこと。
小渕さんは歌を作る際、聴く人の心に残ってほしいとは思うものの、最終的にはその人の口元に残る歌、ふとした時に口ずさめる歌になってほしいと昔から思っていたとか。
次の歌の歌詞にも「口ずさむ」という言葉が登場しますが、ぜひ会場の皆も歌ってほしいという呼びかけから6曲目『Star Song』へ。
M6.Star Song
この曲も空をテーマにした楽曲で、MVもファンから各々の空の写真を募って製作されましたね。
先述しましたが、「空」はこのツアーの軸となる部分であり、ここまで盛り上がる曲がドドドっと続いていたため、この曲から始まるブロックで一気に"エンベロープ"の物語に引き込まれていくような気がします。
M7.大樹の影
小渕さんが今回のツアーでどうしても歌いたかったという1曲。2014年の"陽だまりの道"ツアー以来10年弱ぶりの披露ということでしたが、あの時よりも深みを増した現在の黒田さんの声にすごく合う…。
そして何よりラムジーさんの和太鼓がうめぇ。
"陽だまり"の時は特に気にしていませんでしたが、『この地球の続きを』で小渕さんが和太鼓を叩くようになり、それなりに耳が肥えてきた今だからこそ分かるプロの凄さ。これはぜひ会場で実感してほしいです。
この後のMCで「僕なら1曲かけて伝えようとするメッセージが、黒田の歌にはたった2行につまっている」と言っていたように、この歌には黒田さんが思う"幸せ"とは?、"仲間"とは?、"正義"とは何かが凝集されていて本当に濃厚な曲だと思います。
以前歌詞をざっと眺めたとき、「あぁ、まさに"陽だまりの道"なんだなぁ」と実感したわけですが、あれから9年。もう一度歌詞をじっくり眺めたとき、単純ですが「あぁ、これは"エンベロープ"だなぁ」と思わされたんですよね。
サビで繰り返されるこのフレーズなんか、まさに「エンベロープ」。コブクロを追っていると、楽曲がリリースから長い時を経た先で、また新たな物語を紡ぐという経験をすることが度々あります。この『大樹の影』もその最たる例と言えるでしょう。
MC③
・ツアーパンフレットの撮影の話
今回のパンフでは結成の地、堺東と小渕さんの故郷宮崎で撮影が行われました。宮崎では小渕さんが通ってた中学校に卒業して以来初めて訪れたものの、よく利用していた音楽室や美術室は当時と何も変わってなかったとか。
他にも当時通学路として使っていた緑道公園、一人で通った道、友達と通った道、家族と歩いた道。そしてそこを吹き抜ける海からの風。コブクロの楽曲のなかで、この風景から生まれた曲は本当にたくさんあり、そんな場所を2人で歩けたのが感慨深かったとか。
「次に歌う楽曲は僕らにとってとても大切な楽曲です。特に何かアレンジをしているというわけではないんですが、きっといつもと違う聴こえ方をするんじゃないかと思います。」
M8.蕾
何となくMCの内容から察していたものの、やっぱりこのイントロを聴くと息を呑んでしまうというか。堺でも広島でも一気に会場の緊張感が増しました。
ただ気になったのは、どれだけ曲の始まりが近づこうとも小渕さんがマイクに近づこうとしない。ずっと一定の距離を保ってギターを弾いていて、「忘れてる?」なんて思っていたのも束の間。
パートチェンジ。
直後のMCで触れられましたが、昨年のNOCTURNE以降(広島では一昨年ぐらいからと言っていました)声の調子を崩してしまい、その後もなかなか調子が戻らず、去年は思い通りに歌えた日がほとんど無かったそうです。
それが今年の春ごろから時間をとって少しずつ治療を進め、リハーサルが始まる頃にはかなり良くなってきたそうです。でも『蕾』はどうしても上手く歌う事ができなかったため、セットリストから外し別の曲に変更することも考えたそうです。
小渕さん自身プロとして、上手く歌えるまでは歌うべきではないと思っていたそうで、どうしようかと悩んでいた折に黒田さんが「なら俺が歌う」と言ってくれたとか。
「それでもし小渕さんが歌いたくなれば、いつでも歌えばいいから」
かっこよすぎるだろこの男。
『蕾』という楽曲は小渕さんのお母さんのことを歌った曲であり、小渕さんの歌いたいという想いも強かったはず。ましてや他の曲よりもずっと。それでも黒田さんに全てを任せると決めた小渕さんの想い、相方の想いまでを一身に背負い会場を震わす歌声。
こんなの泣くなって方が無理でしょう。正直泣くなんて優しいものではなく、ほとんど洪水でした。マスクがシャワーでも浴びたんかってくらい濡れたた。
堺2日目のMCで明かされた黒田さんのお母さんのこと。ツアーを間近に控えたタイミングで倒れ、今は危機を脱したものの、一時は本当に危なかったそうです。
堺初日の『蕾』では1番Aメロで黒田さんの歌が崩れた場面がありました。今思えば、歌っている最中にそのことが思い浮かんだのかもしれません。
そして広島2日目。この日の歌声は本当に最高で、今までのすべてのライブと比較しても過去一と言えるほどの完成度でした。もちろん『蕾』のクオリティも物凄いものでしたが、落ちサビに差し掛かった時。
「聴こえない頑張れを 握った両手に」の部分で次第に涙声が交じり、ブレスのタイミングで鼻をすすったりと感極まった様子の黒田さん。最後は気合で戻し、歌い切りましたがアウトロで目元を拭ったり、次の曲との間にも後ろを向いて気持ちを整える様子が印象的でした。
曲が終わった後の拍手の大きさはスタンディングオベーション級で、堺初日では次の曲に行けないほどなかなか鳴り止まず、会場中が曲の余韻に浸っていたと思います。
M9.DOOR
『DOOR』は今ツアー2曲目のリアレンジ曲に。初見では何の曲が始まるか分からないと思いますが、2回目以降よくよく聴くと節々に『DOOR』を連想させるフレーズが散りばめられていて、かなり秀逸だなと思います。後は2番のサビの直前で一度ドラムの回しが入るくらいで基本は原曲に近い構成になっています。
この『DOOR』という楽曲が持つパワーはあまりに強大で、ライブで歌う際はこの曲が一つの柱になるというか、『DOOR』に向けた曲の流れができているような印象なんですが、"ENVELOP"における『DOOR』はあくまで引き立て役に徹してるんですよね。
何言ってるんだって話なんですが、家に帰って自分で色々とプレイリストをいじっていて感じたのが、この前の『蕾』も十分すぎるほどのパワーがある楽曲で、もしその直後に『エンベロープ』をもってくると、この2曲の伝えたいことがどうも上手く噛み合わない気がするんですよね。
でも、その間に『DOOR』を挟むだけですんなり世界観が頭の中で繋がるんですよね。不思議。
忘れそうですが、語っておくべきなのは原曲と大きく異なるラストの部分。
「この海を」の後、「渡ったら ずっとそばにいよう」の部分をカットし、このフレーズだけを2度リフレインするんですよね。
このままステージが暗転し次の曲へ。
M10.エンベロープ
いやしかしほんっといい曲だわ……。
ここまでの『蕾』→『DOOR』の流れってコブクロ楽曲の中でも黒田さん殺しのボスラッシュなので、楽曲のパワーに負けずこの後に置ける曲ってなかなかないと思うんです。しかし、『エンベロープ』は全く負けてないどころか、あくまでこの曲のための2曲だったと思わせてくれます。
2月の対バンと3月のFAMILY TONEを含めて聴くのは4回目でしたが、2番の小渕さんの安定感はあの時とは段違いでしたし、ハモリの声量もCDより全然大きく、全く別な曲でした。
また普段、曲の歌詞の良さを語るときは、「この情景描写が…。」とか、「このフレーズが…。」みたいに部分部分で語るのが主なんですが、この曲は切り取れるところがない。1曲通してひたすら歌詞が凄いんですよね。
歌詞を噛み締めながら聴くと、前2曲で既に涙の防波堤が決壊している私の涙腺は留まることを知らず。結構涙もろい方なんですが、ここまでライブで泣いたことって正直記憶にないですね…。
曲のラストにはステージ左右からシャボン玉が射出されるんですが、ホールの上の方から見るとめちゃくちゃ綺麗なんですよね。堺は2日とも4階席だったんですが、その光景があまりに幻想的でまた泣いて…っていうループに陥ることに。
(広島は2日とも1階席だったんですが、やっぱり低い位置や前方の席だとイマイチこの感動は伝わらないかな…という感じ。これは高層席の特権です!)
M11.Moon Light Party!!
盛り上がりブロックの幕開けは『Moon Light Party!!』。もうここ最近はライブ定番曲といって差し支えないくらいになってきましたが、今回はFAMILT TONEでアレンジされたスカバージョンに。
今夜の合言葉は
「(小)夜はまだー?」「これからー‼」
そして恒例のC&Rパートではまずウェーブから。一時期完全に消滅したウェーブでしたが、とある時期から徐々に復活してきましたよね(ATBだっけ?)。
その後はこれまた定番の写真撮影へ。これちょっとだけ文句言いたいんですけど、写真撮るときタオルとか手を高く上げる人ってちょっとどうかしてるんじゃないですか?。
言いすぎです。ごめんなさい。でも後ろの席の人が困るかもとか思わないのかな。
あんまり言い過ぎるとTwitter(X)のフォロワーさんが減りそうなのでこれ以上はやめときます。
というか、今回C&Rないんですよね。ウェーブ2周と写真撮影で終わりということで、おそらく小渕さんの負担軽減なのかな~と思っています。『ストリートのテーマ』も『Moon Light Party!!』も歌自体の負担は重くないものの、C&Rはしんどそうな時がありましたからね。
お次は、この2年間ですっかり聴きなれたこの楽曲。
M12.この地球の続きを
まぁわざわざツアーグッズで法被を販売するぐらいですから、流石にね…?(法被は全体の1%くらいなので、前方で目立つのにはいいかも)
今回からの大きな変化は小渕さんによる和太鼓パート。ここは今まで適当に手拍子していたと思うんですが、そのリズムが途中で変化します。初見だと結構難しいと思うので、黒田さんかラムジーさんの手をよく見ておくことをおすすめします!
実は今年から盆踊りをしてもらいます!とか言われると思ってたけど、流石に無くて安心。
(まぁやれって言われたらやりますよ?全力でね)
そしてラスサビに突入と思いきや…?
「それではお届けします、コブクロスペシャルメドレー‼」
M12.メドレー① 『サイ(レ)ン』
突然のギターイントロに沸く会場。
またツアーでこの曲を聴ける日が来るとは…‼
NOCTURNEでも聴きましたが、あの時はドラムレスだったためどこかしっとりとした仕上がりで、やはりドラムがあるだけで迫力が全然違う!
今までワイパーだったサビは、堺ではタオルをブンブン、広島ではタオルでワイパーに。最終的にどっちに落ち着くかは分かりませんが、この曲の時にはタオルを準備しておきましょう。
※これ以降載せる歌詞は、メドレー部分の抜粋です
M12.メドレー② 『風の中を』
『この地球の続きを』の途中で、ステージ上にハープが運び込まれた時から「何に使うんだ?」と思っていましたが、イントロが聴こえた瞬間思わず叫びました…‼
この曲は作詞が黒田さん、作曲が小渕さんという非常に珍しい分担がされており、ライブでの披露自体5296ツアーとAcoustic Twilight Tourのみとレアな曲でもあります。
特に堺では一際大きな歓声が上がっており、参加している方々のガチさが印象に残る一曲になりました。
M12.メドレー③ 『tOKi meki』
コロナ以降披露から遠ざかっていましたが、やはりこちらもライブには欠かせない1曲。そしてATBツアーのように、1階席(アリーナ)にたくさんのバルーンが格納された巨大ボールが登場。今回は銀テープがないだけに、これを持ち帰られるかがカギになりそうですね。
M12.メドレー④ 『白雪』
堺初日、この時点で死ぬのを覚悟。
正直メドレーのこと舐めてました、すみません。
メドレー自体、2013年の"One Song From Two Hearts"ツアーで披露した(Blue Bird~虹~サヨナラHERO~この指とまれ!~君という名の翼)ものの、あの時は1曲あたりの時間が短くサラっと終わった印象があったので、ここまで1曲の時間を取ってくるとは思いませんでした。
ここで流れ出す知らないイントロ。普段なら次が何の曲か一音目で分かる自信があるんですが、これは全く分からない。
「何かのアレンジ?」なんて考えてたんですが…。
M12.メドレー⑤ 『WINDING ROAD』
は????????????????
いやいやいや……え???
多分リアルな反応はこんな感じ。他の曲みたいにうおおおおおともなりませんでした。
だって急にこんなん来るって誰が予想できるんですか。
絢香さんが以前ライブで歌ったという事は風のうわさで耳にしたことがあったので、コブクロでもしてくれたらなぁなんて数年前までは思っていましたが、まさかそれが2023年になって実現するとはね…!
あとはあまり贅沢は言わないので、フルで歌って♡
多分キーは-2か3だと思います。
M12.メドレー⑥ 『サヨナラHERO』
こちらもNOCTURNEで聴いたばかりですが、何と言っても小渕さんの復調が嬉しい限り…!
最後のシャウトも気持ちよく出ていて、調子がいいことに加え、新しい声の出し方を習得したんじゃないかな。
M12.メドレー⑦ 『memory』
やっぱり夏といえばこの曲!心ツアー以来6年ぶりの披露となります。
ここまでぶっ通しで若干疲労も溜まってきましたが、気にせず跳ねる!跳ねる!
先程は銀テープがないと書きましたが、ホールではここでスモークが噴射される演出があり、ここがラストのアリーナ公演、大阪城ホール、さいたまスーパーアリーナでは銀テープに代わるかもしれません。
M12.メドレー⑧ 『神風』
言わずもがなの『神風』。
活動再開後だけで言えば、ツアーでの演奏頻度『轍』より多くない?
ここは変則的な繋ぎで1番→間奏→ラスサビへ。この間奏でもタオルを使用するので、やはり今年はタオルの重要度が高そうです。
M12.メドレー⑨ 『この地球の続きを』
18分に及ぶメドレー、そして本編を締めくくるのは『この地球の続きを』。
残していたラスサビを大盛況の中歌い終え、大団円。
一見今回のセットリストを見ると、盛り上がりブロックの曲数の少なさに驚くかもしれませんが、時間でみると『Moon Light Party!!』が8分程度、メドレーが18分ほどなので合わせて30分弱。フルサイズで5曲くらいするのとほとんど変わらないんですね。
それに加えてカロリー消費量も凄い。一度体験すると、決して少ないとは感じないはずです。
夏だとえげつないくらい汗かくから、しっかり水分補給しようね…!
En1.LIFE GOES ON
アルバム『One Song From Two Hearts』収録曲で、黒田さんが活動休止中に書き上げた曲です。今ツアーでは『大樹の影』と並んで小渕さんがどうしても歌ってほしかったとか。
2015年に発売されたオフィシャルブック「One Song From Two Hearts」で、黒田さんは活動休止前最後となる全国ツアー"あの太陽が、この世界を照らし続けるように。"で一度燃え尽きてしまい、活動休止とはいうもののその時点ではこれを最後のツアーにするつもりだったと明かしています。
そして活動再開後の万博フリーライブ、『紙飛行機』のリリースなどの活動も翌年のツアー"One Song From Two Hearts"を活動の集大成とする予定だったとも。
この曲の歌詞にはちょうどその時期の「自分は何のために歌い、誰に向けて歌うのか」という葛藤が盛り込まれていて、咀嚼すればするほど込み上げてくるものがあるというか。
この曲が出来てから10年が経ち、今も歌う二人の姿が見られるというのは何一つ当たり前ではなく、何か歯車の噛み合わせが変わるだけで幻だったかもしれない。だからこそ、今ここにある光景がとてつもなく愛おしいものだなと感じます。
ここまで熱く語っていてすっかり忘れていますが、こちらも寛雄さんによるアレンジが施されています。原曲はピアノが軸のしっとりとしたアレンジですが、今回はゴリゴリのバンドサウンド。期待しててくださいね。
「最後にお届けする歌は、自信を持って言えるんですけど、この中の誰一人歌詞カードを見なくたって歌えると思います。今年9月でコブクロは結成25周年を迎えます。25年音楽を続けてきて、ミュージシャンとしてそんな曲が1曲でも作れて本当に嬉しい!それでは最後に皆で歌いましょう。」
En2.桜
初日イントロで号泣しました(笑)。
いや~~~~~~~~~~~これ泣かずに歌うの無理でしょ~~~。
MCでも触れていましたが、20周年の時に宮崎で25000人と歌った『桜』。あの光景も未だに忘れる事ができない大切な記憶なんですが、フェニーチェ堺のあの光景は2週間以上が経った今でもまぶたに焼き付いています。
25年前にはこの世でたった2人しか知らなかった曲が命を吹き込まれ、今日までの間に日本中の人が耳にする歌に成長した。そして、この曲が生まれた堺で2人に歌声を届ける事ができる。ファン冥利につきますよ。
堺や広島、福岡で見た光景はきっとこの先の宮崎、熊本、結成日の札幌とバトンが渡され、終着点である埼玉でどれだけ高らかに歌声が響き渡るのか今から楽しみで仕方ありません。
さいごに
ということで、長きにわたったライブレポートもようやく終わりです。
ここまで約13000字ということで、お付き合いいただいた方には本当に感謝しています。
ここまで堺、広島と4公演参加しましたが、早くもこのツアーが最高のものになるという確信をしています。特に今までライブに行ったことがない方には強く勧めたいライブですね。
まぁ…今からチケットを握ろうと思ったら、既にホールはほぼSOLD OUTなので、10月の大阪城ホールかさいたまスーパーアリーナぐらいしか厳しいですが、きっと凄いものが見れますよ。
※ここからはツアートラックや会場内の写真、セットリストなどを掲載していますので、ご注意ください。
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