【コブクロ ライブレポ】NOCTURNE 大阪
こんにちは、vionです。
3月も暮れ、季節もすっかり春に移り変わってしまいましたね。
3月はコブクロにとっても大事な月で、12日にはレコーディングエンジニアを務め、ライブにも帯同されている斉藤さん、13日は小渕さん、そして18日は黒田さんと怒涛の誕生日ラッシュが続きます(#5日だけお兄ちゃん ってタグ最高でした)。
そして22日はメジャーデビュー日と、記念日が非常に多い月となっています。
そして忘れちゃいけないのは、ファンフェスタです。
年によって開催月は変わるものの、大体は3~4月の間に開催されており、コブクロにおける春の風物詩の一つでしょう。
(初めて和歌山ビッグホエールに現地参加したファンフェスタ2018はもう4年前…時の流れ速すぎる)
しかし、今年の年明けに突如発表されたのは、和歌山でのファンフェスタではなく、今回のメインでもある"NOCTURNE"でした。
もちろんライブには行きたいものの、過去のファンフェスタの激戦具合を考えればこんなの当たるわけ…
あったわ
(昨今の感染症の影響で参加を控えられた方も多かったみたいですね…)
さて今回のNOCTURNEは、例年和歌山で1公演のみ行われてきたファンフェスタと異なり、東京ガーデンシアターで2公演、大阪城ホールで1公演の計3回ライブが行われました。
↑この辺の曲、もっとライブで歌ってくれてもいいと思いませんか?
すっかり忘れられた存在となった『雪の降らない街』君と『blue blue』ちゃんが草むらの陰から恨めしそうにこちらを見つめていますよ(?)
さて、今回参戦する前に恒例のセットリスト予想も行いました。
「夜想曲」を冠するライブということで、これでもかと「星」や「夜」というワードが含まれる曲を詰め込んだんですが…
結果から言うと、全然当たってなくてわろた
予想の遥か上をいくセットリストでしたね…まぁこれで『Lullaby』がライブで歌われる可能性が限りなく少なくなったわけですが
1.ライブ当日
コロナ禍に突入する前は、毎年コブクロツアーの京セラや城ホ公演に参加していましたが、日常が奪われて以来このバスに乗るのも実に2年半ぶり。
実は私、バスの中でライブにむけ楽曲を聴いて気分を高める瞬間がとっても好きなんですが、これも久しぶりと考えると感慨深すぎて…
バスの中で泣きすぎて着く前に涙腺枯れるて。
そんな3時間ほどの修業を終え、大阪に降り立ったのはちょうど昼前。
いやぁ、幸いにも天気に恵まれ、ぽかぽかであったか……
いや暑くね????
なんとこの時気温は20℃超え。まだ3月だし…と甘えて肌着もシャツも長袖を着てきたため、じんわりと汗ばむ中、大阪城ホールへ向かうと
桜咲いてる~~~~~!
桜って入学式などに合わせて、4月最初に咲いているイメージなんですが、この冬が暖かったからかもう咲き始めてるんですね
ひとまず腹ごしらえのために大阪城ホールを離れ、ホテルのチェックインなどを経て再び戻ってきたのは18時前。
大阪城ホールですよ!大阪城ホール!
こうして大阪城ホールを訪れるのは、2019年のATBツアー以来実に3年弱ぶりです。
昨年のStar madeツアーはホールツアーであり、かつ50%のキャパシティだったため、こんなに人がいるのを見るのも数年ぶり。
やっぱりコブクロといえばこの会場だなぁとしみじみ…
(でもツアーはチケット取れないので京セラでもやってね)
2.ライブ本編
まず気になるセットリストはこちら!
開場~オープニング
開演前、場内はずっと4月に発売を控えたツマビクウタゴエ2がBGMとしてかかっていました(記憶にあるのは 陽だまりの道、未来、光、To calling ~、Twilight )が、開演時間になり、『Blue Bird』の曲中にバンドメンバーの方々がステージ上に現れました。
そして徐々にSEのボリュームも小さくなり、いよいよライブスタートです!
ウェルカムソングは種子田さんのベースから、よっしーさんの奏でるピアノ、ギター、パーカッションと徐々に加わっていき、バンドメンバーのみでのジャムセッション。程なくしたところで、小渕さん(上下黒でピシッと決めてた)が登場し、そのセッションに加わりました。
そして最後に現れたのは城ホールの城主黒田さん(シャツの柄がすごいね)。全員が定位置につき、オーディエンスが息を呑む中始まったのは…
M1.Summer rain
う~ん…これは生配信のネタバレないとわからん!w
直前の生配信で1音目のコードをネタバレしていたため、『潮騒ドライブ』か『Summer rain』の2曲を予想していた方も多かったと思います。
それを踏まえても一瞬何の曲か分からなくなるくらいのアレンジ。
え?どんなアレンジかって?
うわぁ〜南国に来た!って感じ(伝われ)
ハワイの夕方にレストラン行ったら、絶対こんな曲かかってるでしょ
『Summer rain』は直近では奇跡ツアー、学園祭ライブ、ファンフェスタ2018、20周年記念ライブと演奏頻度こそ多い曲なものの、実はオープニングナンバーを飾るのは初めてなんですよね。
開催前は謎のベールで包まれていたNOCTURNE、その意味を十二分に体感するアレンジでした。
そして、今回の一つの触れておかなければいけないのは、やはり小渕さんの声の調子。
もちろん近年のライブでも公演によっては調子が悪く、あまり声が出ていないということは少なくないのですが、それとは異なる、ある高さ以上の音を出すのにかなり苦労しているような様子でした。そのため小渕さんパートはほとんど黒田さんとのユニゾンになっていました。
小渕さんの病気は完治するものではないし、何らかのきっかけで改善と悪化を繰り返すものですから、ファンとしては見守るしかないのですが、この時ばかりはちょっと心配になるくらいでした。
M2.光の誓いが聴こえた日
Twitterで東京公演のセトリを見たとき思わず叫んだ曲の一つ。
いやだって、2018年のファンフェスタでもやったし、流石に今回は見送りかなと思いますやん…。
これ初日参加してたらリアルに叫んでた可能性あるので、最終日でよかったです。まじで。
この曲はピアノソロから始まるのですが、そこだけ聴いてみると『Rising』。そこからお馴染みのイントロ!だけどアコギなのでまた新鮮なんですよね。
この歌はコブクロの楽曲の中でもロック色が強く、エレキギターをバリバリかき鳴らす曲ですが、このアコギ×アコギの重いアレンジ最高すぎる!!!
この曲では小渕さんはハモリが主なので、先程よりは声も出しやすい様子。Cメロちょっと心臓が止まりそうになったけど。
この曲、コブクロ楽曲の中で一番高いhiBの音があるくらいなので(『ここにしか咲かない花』がhiA#)、かなりキーも高いんですが、黒田さんの高音がかなり綺麗に響いていましたね~。声の出し方を変えてから、より高音が活きるようになった気がします。
MC①
2曲が終わったところで、最初のMC。
まずは、NOCTURNEへようこそ!といういつもの挨拶から、小渕さんの声の調子について説明がありました。
・リハの2~3週間前に声を飛ばしてしまったため、ファルセットや高い声は
綺麗に出すことができない
・その時よりは調子もよくなったけど、(まだ全快ではないので)黒田やバンドが支えてくれる
この時の小渕さんが申し訳なさそうな表情が個人的にかなり辛くて…。
NOCTURNEのレポの中で、「小渕さんの調子がここまで悪いなら延期すべきじゃなかったのか」という意見も見かけました。
これについて、その気持ちは分からなくもないです。他のアーティストさんだと、声の調子を理由に公演延期や中止をしたという話も聞いたことがあります。
ですが、再公演をするとなったら会場やバンドメンバーのスケジュールをもう一度抑えなければいけないし、この日のお客さんも全ての人が振替公演に参加できるわけではありません。
そして何より、活動再開して久しぶりのMUSIC STATION出演後の小渕さんのブログ(2012.08.10「信念」)。
「たとえうまくいかない姿であっても、それを見てもらう覚悟を持ってもう一度歌い始める」
その小渕さんの意思を、私はできる限り尊重したいなと思うのです。
また、詳しくは後述しますが、この3月に数々の思い出が詰まった大阪城ホールで歌うことに意味があったのだとも思います。
これに対して黒田さんは、
『僕も言わなきゃいけない事があって…髪も髭も3ヶ月くらい伸ばしっぱなしなんですけど、そのせいで変なことになったらごめんなさい。僕の分も小渕が剃ってくれましたので…。』
やっぱり黒田さんのこういうところ素敵ですよね。MCの序盤は会場も少し空気が重たかったのですが、この一言で一気に明るくなった気がします。
(でも万博までには流石に切ってね笑)
そして何よりうれしかったのはこの後に、小渕さんが「でも今日は思いっきり行くよ!」と言ってくれたこと。たった一言ですけど、この言葉でかなり安心できたのを覚えています。
M3.東京の冬
6月くらいに少しこじゃれたカフェで雨音の調べに耳を傾ける……
そんな自分がいたんじゃないかというようなアレンジ。
改めて聴くと、この曲の歌詞美しすぎませんか??
曲自体は、2013年のOne Song…ツアー、2018年のONE TIMES ONEツアー以来の披露。もっと日の目を見るべき曲だと思うんですけどね…。
そして大サビでは2番までのしっとりとした印象が一変し、徐々に盛り上がっていく展開に。原曲の印象がかなり変わる最高のアレンジでした。
M4.Ring
アルバム収録曲でありながら、ライブでの演奏機会に恵まれているこの曲ですが、ここまで音が重なったアレンジがされているのは新鮮でした(アコースティックアレンジはOne Song…ツアー以来、エレキ入りはほぼ初?)。
この曲はギター1本か、アコースティックアレンジが多いので、いつかバンドアレンジでも聞きたいなと思いました。
あれ、もしかしてバンドアレンジでの披露ってまだない???(待ってます)
先程の曲と同様に、前半と後半でかなり印象が変わるアレンジ。あれ?しっとりで終わるのかな?という浅はかな予想を覆し、そこからの盛り上がりよは内心で「うおおおおおおお」と叫ぶくらい熱かったです。
そして、最後の小渕さんのパート「涙を」の部分、不調を感じさせないくらいめちゃくちゃ綺麗に声が出ていたのもよかった…。
M5.To calling of love
全人類このアレンジを聴いて(映像化はよ)
この曲も原曲はピアノとハーモニカメインのシンプルなアレンジですが、今回はバンドメンバーの「To calling of love~♪」というコーラスからスタート。正直、この時点で鳥肌やばい。
今までにも、よっしーさんを始めとするバンドメンバーのコーラスはライブでも行われてきました(『心』、『虹』など)が、ここまで存在感があるのは初めてかな
そして珍しいサウンドが…よっしーさんが演奏されていたのはローズという楽器なのかな?『露光』でも確か使われていますよね。
この曲自体、アルバムにも収録された年のCALLINGツアーで一つの完成形にたどり着いたんじゃないかと思っていましたが、2022年にここまでのものが見れるとは…。
今回のライブ、ほとんどの曲がアレンジされていて、原曲とまた違う印象を抱いたりして楽しかったんですが、アレンジ自体はこの曲が間違いなくMVPでした。
MC②
ここで、少し長めのMCへ。
・今日来ているお客さんの数は9284人
・(黒)初めて座ったまま歌うライブなのに、いつもの厚底じゃない普通のスニーカーで大丈夫?→よく見たら厚底やないかい!
・(小)大阪城ホールが満員のこの景色を見れるなんて泣きそうです…
→(黒)泣いてへんやん、目カッサカサやぞ
・(黒)今日はしっとりとしたライブということで、小渕さんの家からシャンデリアや椅子を持ってきました
→()背は小さいけど、背もたれは大きい小渕健太郎です
・(黒)座って歌うのはほぼ初めてだから「おしり汗」が……笑
序盤からここまでしっとりとした雰囲気が続いていましたが、すかさずこういう雰囲気にもっていけるのは流石といったところ。
M6.月光
ファンフェスタ2017以来5年ぶりの披露。
原曲よりキーを一つ下げてのアレンジでした。
曲のキーを変えるってかなり珍しいよね??(知ってる限りでは数回だけ)
スローなテンポの始まりから、「愚かさに~♪」から原曲に近いテンポに。
普段『DOOR』の陰に隠れがちですが、この曲の歌詞やばくないですか?
私的にはちょっと心が弱っている時に聴くと、涙が溢れてしまう曲なんですが、この後のMCでも触れられていましたように、こういったアレンジになることによって、より歌詞のメッセージ性が強くなるような印象を受けました。
普段は盛り上がりブロックを飾る曲ですが、こうしたアレンジを施すことで中盤やバラードブロックにも持ってきても違和感がないのは新発見でした。
MC③
そして再びMC。
小渕さんが先程の『月光』について、「黒田の曲は2行で1曲分のメッセージが詰まっていて…」と話すと、「じゃあもう2行でいい?」と返す黒田さん。そして小渕さんの浪曲家(正しくは浪曲師かな?)か!とツッコむという流れいつものコブクロ過ぎて好き。
その後、『いやいや小渕さんの曲の方がいいですよ…』と言った黒田さんに、椅子を向けてさらに褒めてもらおうとする小渕さん可愛すぎない?もう犬やん。
M7.Star Song
ここからのブロックは最新アルバム『Star made』からセレクト。昨年のツアーに参加できなかった人もいるからっていう配慮もあるのかな?
もちろんここまでシンプルなアレンジを聴くのは初めてのため、印象もまた変わりましたね。
そして、この曲の古き良きコブクロ感は何なんだろう…。去年の新曲なはずなのに、『MUSIC MAN SHIP』や『NAMELESS WORLD』に収録されていると聞いても信じてしまうような、ずっと長い間聴いてきたような、不思議で懐かしい気持ちになる曲なんですよね。
結局何が言いたいのかって?
最高ってことですよ!!
M8.露光
はい、最高です本当にありがとうございました。
昨年のファンフェスタで初めて聴いた時は「あまりピンと来ない曲だな…」などと思っていた曲ですが、Star madeツアーで聴いて以来、この曲の黒田さんの表現にすっかり心奪われてしまった私。
『信じて痛いよ』なんてフレーズ、普段何を食べたら思いつくんですか…?
この言葉を吟味するだけで白飯3杯はいけそう。
一介の『露光』オタクには身に余るご褒美の時間でした…。
『赤い糸』と対になる曲ということもあり、ツアー以降披露されないのかな…などと思っていたのですが、どうやら杞憂に終わりそうですね。
M9.卒業
この曲はハーモニカでのアレンジから。
後から聞いたのですが、『仰げば尊し』のアレンジだったのですね…。
私が今までこの曲を歌ったことが一度もなかったので全く気付かず…。
この曲といえば、初めて生で聴いたのは2020年のOSAKA GENKi PARK。その年のツアーが中止になり、どうしても2人に会いたくて両日参加したイベントでした。
2日目は前方ブロックの抽選に当選し、なんと2列目。ほぼ生声が届く距離で浴びた『卒業』に涙が止まらなかったのを覚えています。あれから約1年半が経ち、同じ大阪の地で聴くこの曲は感動も一入でした。
『卒業』も昨年のStar madeツアーで大化けした曲の一つだと思います。リリースがちょうど新型コロナウイルスの流行と重なってしまい、卒業式に行くなどの思うようなプロモーションはできませんでしたが、今後も歌い継がれていく曲になってほしいなと感じました。黒田さん…「それぞれの道を~」のとこ入るの遅れたな~?と少しニヤリ。
MC④
続くMCは、この後に披露された『モノクローム』についてでした。
・歌詞を書いたのは1~2月の大雪が降った日
・1ヶ月に何度も会う人もいれば、一年に1回しか会わない人もいる
・お互いに会いたい気持ちがあるから会えるのかな、でもそんな人ほど急に
会えなくなる、そのまま会えなくなった人もいるかもしれない
・どんなに遠くにいたって、見えない何かは繋がっている
・気持ちがそこにあれば、色が無くなったり、形が変わっても、記憶をたど
ることはできる
この時点で、「あぁ、まーちゃん(桜井さん)のことを言っているんだな」と感じてしまい、曲に入る前から涙が止まりませんでした。
小渕さんも、話しながら「あぁ…」とか「うん…」と何度も言葉に詰まっていて、あんな姿はなかなか見たことがないので、すごく印象的でした。
M10.モノクローム
正直、東京公演のセットリストを見たときは、『To calling of love』などを差し置いて、なんでこの曲がメインなんだ?と思っていました
この曲は、活動再開後最初に出来た曲ということで、小渕さんにとってすごく大切な「歌」が段々と思うように歌えなくなり、自分から遠ざかっていくように感じられる、そんな悲しみが表現された曲だと思っています。
ですが数年の時を経て、このタイミングで披露するということで、またリリース当時とは違った意味合いをもった歌になったと感じました(あの太陽ツアーの『STAY』を思い出しました)。
間違いなく、このライブのMVPはこの曲でした。
この歌詞で泣かない方が無理でしょ…。久しぶりに呼吸が苦しくなるくらい泣きました。
あんなに苦しそうだった小渕さんの声も、この曲の時はほぼ本調子といっても差し支えないくらい。
曲が終わっても、しばらく拍手するのを忘れるくらい涙が止まりませんでした。
MC⑤
『モノクローム』で泣きすぎて記憶からすっぽりに抜け落ちてしまいました…笑
そのくらい凄かったってことです
Star madeツアーの副音声についての話だったかな?
M11.サヨナラHERO~雨上がりの夜空に
盛り上がりブロックのトップバッターはこの曲から。
今は亡き忌野清志郎さんのことを歌った『サヨナラHERO』と、ストリート時代に雨が降ると必ず歌ったというRCサクセションの『雨上がりの夜空に』のカバーが連続で披露されました。
『サヨナラHERO』の原曲はバリバリのロックサウンドですが、今回のアレンジはどこか昭和歌謡のような懐かしいアレンジから、ラスサビから原曲のようにノリノリなアレンジへと変化していきました。そしてアウトロから間髪入れずそのまま『雨上がりの夜空に』のイントロへ。
この曲は音源になっているものでいえば、CALLINGツアーの『Moon Light Party!!』で小渕さんがワンフレーズ披露されていますね。私にとってはあまり馴染みのない曲だったのですが、ライブから帰って以降、時々口ずさんでしまうようになりました笑
余談ですが、サヨナラ「HERO」っていうのも、曲を作った段階では忌野清志郎さんのことを指しているのでしょうが、このタイミングではね…どうしても別の人を連想してしまいました
M12.SNIFF OUT!
セトリ予習して発狂した曲 Part2。
TIMELESSツアー以外の披露はなかなかないと思っていた曲なので、嬉しかったなぁ…。
ただこの曲はサビ最後の小渕さんパートのキーがかなり高いので、そこがかなり苦しそうでしたね…。
そういえばこの曲を初めて聴いたのは、奇しくもTIMELESSツアーの大阪城ホール公演。あの時は火柱の演出がかなり印象的でしたが、あれから5年の時を超え、同じ場所で同じ曲が聴けたことが嬉しかったです。
M13.轍
東京ではここで『君という名の翼』が披露されました。なので私は事前にライトを青にセットして全力で待機していましたが、予想外のイントロでただの恥ずかしい勘違い野郎になりました。
ライブで聴く回数は他の曲とは段違いですが、やっぱり何度聞いても好きだなぁ…と思う曲ですね。
轍ってやっぱり実家だよね(?)
Star madeツアーで「(歌ってないのに)聴こえてるよー!」「好きに歌えばいい!」などの迷言で楽しませてくれたC&Rパートですが、今回もめちゃくちゃ面白かったので映像化をお楽しみに!!
いつもなら「楽しい!」という感情が溢れるこの曲なのですが、今回はアレンジや歌詞の内容が小渕さんの声のコンディションにリンクしたせいか泣きそうに。
そして久しぶりに1本マイク!!!
うん、そりゃ泣くよ。
45歳のおじさん2人が1本のマイクで歌う姿を見て泣くって、文字にすると全く意味が分からないんだけど、あの日会場にいた人は分かってくれるよね?
私だけじゃないですよね?
M14.サイ(レ)ン
セトリを見て発狂した曲 Part3。
私のMY BEST KOBUKURO SONG トップ3に入るこの曲。
この曲が初披露された陽だまりツアーは広島初日に参加したのですが、1曲目で完全に心を撃ち抜かれてしまい、その後狂ったようにこの曲をリピートしてたくらい好きな曲なんです。
しかし、冒頭で一時中断。バックの打ち込みの音と小渕さんのギターのリズムが完全にタイミングがズレてしまいました(イヤモニの不具合?)。
ということで、『轍』のラストからやり直し。
あ、そういえばこの歌で黒田さんがAメロハモるの珍しくなかったですか??
このフレーズ至高すぎる。
何食べたらこんな歌詞思いつくんですかね(2回目)。
この曲はほぼ原曲に近いアレンジだったかな。
あと種子田さんのベースソロ変態すぎる(褒めてます)。
最高でした。
En1.Days(新曲)
そして、アンコール明けに披露されたのは、先日小渕さんのブログで発表された新曲の『Days』。
撮影で行ったニューヨークで見たことや感じたことをもとにメロディーができたものの、なかなか納得いく歌詞が書けず、そうする内に世の中の形もどんどん変化していくなかで、ようやく今年の一月に完成したそうです。
初めて聴いた感想としては、とにかくコブクロらしい曲だなぁ…という感じでした。歌詞のフレーズに印象的なものが多く、普段は新曲の歌詞はあまり聞き取れないのですが、スッと頭に残る曲でした。
「生まれた朝に見た光は 人生最後に見る夢」
このフレーズやばすぎるでしょ。
小渕さん、あなた普段何食べたr…(n回目)。
そんな『Days』は3月30日 配信限定シングルとしてリリース!!
みんなDLして聴こうな!!
https://www.instagram.com/p/CburV7EJnQJ08JTIEQu9Iu8jVdnc_uhoVr9LwU0/
MC⑤
あ~~~とうとう終わってしまったなぁ……なんて余韻に浸っていたのですが、小渕さんから「目を閉じててもいいから、聴いてほしい音がある」というお話がありました。
そこでドラムのサウンドが流れるなか、ステージ横のモニターに表示されたのは以前サポートメンバーとしてドラムを担当されていた桜井正宏さんの写真でした。
彼の死が話題に上ったのは、NOCTURNE 大阪公演のちょうど前日のことでした。Twitterでは驚き、悲しみなど様々な感情が入り乱れ、私も咄嗟の衝動でツイートしたものの、公の情報が一切なかったため、心のどこかで嘘である信じたいという気持ちがありました。
しかし、その映像を見た瞬間「あぁ、現実なんだな…」と一気に実感が湧きました。
その後、小渕さんは涙ながらに色々な話をしてくれました。
まーちゃんのドラムはギターと一つになるような感覚がすること、2人の子どもの名前がコブクロの楽曲の「太陽」と「彼方へ」から名付けられたこと…コブクロがメジャーに羽ばたいて、「ここにしか咲かない花」以降の絶頂期を経て、活動休止に至るまで彼が支えていたのは、コブクロの演奏面だけでなかったことは想像に難くありません。そして、そんな彼を失ってしまったお二人、そして長らく共に演奏してきたサポートメンバーやスタッフの方々の悲しみも計り知れません。
3公演行われてきた"NOCTURNE"の締めくくりとして、そしてまーちゃんへ贈る歌として、遺されたまーちゃんのドラムの音、そして今この場にはいないストリングスの音を合わせて、『彼方へ』が披露されました。
ここで嬉しかったのは、しっかりストリングス4人の音源も用意してくれていたこと。コブクロバンド フルメンバー揃って送れるということが何よりもよかったなと思いました、
En2.彼方へ with 桜井正宏+strings quartet
私が桜井さんの演奏する『彼方へ』を初めて聴いたのは、2010年のスタジアムライブが最初で最後でした。そこからこの曲は、2013年のOne Song…ツアー、2018年のファンフェスタで2度聴きました。
もちろんこの2つのライブでのアレンジもよかったのですが、今回久しぶりの彼のドラムで聴くことができ、改めてこの曲にはまーちゃんのドラムが似合うということを実感できました。
大阪城ホールで『彼方へ』を演奏するのは、なんと2008年の5296ツアー以来14年ぶり。その時のドラムはもちろんまーちゃんです。
大阪城ホールを埋め尽くす、9284人のオーディエンスが涙ながら片手を掲げるあの光景を、私は生涯忘れることがないでしょう。
そして、こんな形での再会にはなってしまいましたが、大阪城ホールという場所で、コブクロが約11年ぶりに彼のサウンドと共演し、そしてその姿を見届けることができてよかったなと思いました。
これからは遠く離れてにはなってしまいますが、2人のことを見守っていてくださいね。
今回のライブは、小渕さんの声の不調、長年を共にした大切なサポートメンバーとの別れ、開催が決まったときには到底想像できなかった出来事が重なりました。
そこで改めて感じたのは、お互いの足りない部分を補い合うコブクロ2人の信頼関係。そして、演奏を支えてくれるサポートメンバーも「コブクロ」の大切な一員であること。
もちろん声の調子は万全というわけにはいきませんでしたが、そんな中でも自分がなぜコブクロを好きになったのか、そしてなぜ様々なことがあった今も尚好きなのかを再確認させてくれるような、そんなライブでした。
まだ詳細は発表されていませんが、2022年のツアーも一体どうなるんでしょうか。今からワクワクが止まりませんね。
これだからコブクロ推しはやめられねぇや!!!
それではここまで読んでくれた皆さん