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自分を表現すること

はじめまして。佐藤愉里子といいます。
私は現在尚美ミュージックカレッジ専門学校でヴァイオリンを学んでいます。

しかし、実はこの学校が高校卒業してから3つ目の学校です。明治学院大学を卒業後、東京外国語大学大学院中退という経歴。海外留学もまともにしていないのに、この経歴は二人といないのではないのでしょうか。

私を一言で表すなら、優柔不断

私は中学から長くフランス語を学んできました。並行して、幼い頃から憧れていたヴァイオリンを、中学の部活で始めることになります。

昔から音楽で仕事をするのが夢だったのですが、甘くはありません。幼い頃から始めないと遅いというのがヴァイオリンやピアノの世界の常識です。

そこで大学では割と得意で好きだったフランス語を専門に進みましたが、夢をあきらめきれず、かといって音大に行く勇気やお金もなく、就活をしましたが結局大学院へ進みます。周囲の影響もあり、フランス語で仕事をしようという気に、半ば傾いていた時期もありましたが論文や学会、加えてバイトの苦労が計り知れず。

フランス語とヴァイオリン、という二つの間でとても長い迷走が続きましたが、変わり始めたのは修士2年前期。ある事情で5年間弾かなかったヴァイオリンを弾いたことがきっかけで、どうしてもヴァイオリンを専門に学びたくなり、あれだけ学んでいたフランス語としばらくバイバイをして、現在の学校に入学しました。(なぜブランクがあったのかはまた詳しく書こうと思います。)

何かをやめることは、新しく何かを始めることよりも難しいと私は思います。

大学時代に始めたバイト、はじめは1つでしたが気づいたら3つに増えてかけもちだらけになっていた時期もあります。
他の人の意見を聴いていて、全て自分のものにしようとしたら混乱でパニックになることもあります。
最近まで物を捨てられず、部屋が使わない物だらけになっていました。

これから音楽と生活していく、と決断した私は現在、新しく始めるために「やめる」「選択する」ということの大切さを感じています。
そのために完全にやめなくてもいいと思っています。実際、フランス語がおおいに音楽に役立っていて、まだ勉強を続けています。
ただ、全てに賛成していたら、後で身を亡ぼすことになってしまうと思うのです。

音楽は自分を表現することです。どっちつかずの個性は、音楽や表情に直に出るのではないかと思います。私の個性はなんだろう、と考えながら生きていきたいです。

音楽という世界もとても広いです。たくさん挑戦していきたい。自分の進む道は広く、しかし迷わないようにしたいと思っています。

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