無本番・練習日記2020年12月28日~12月31日
2020年12月28日(月)
年賀状書きや年末年始準備のため練習お休み。ついでに頭でっかちな脳内リセットを図る。
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2020年12月29日(火)
ロングトーン
ジェミニアーニ:ヴァイオリン教本 The Art of Playing Violin
音階(C-dur , a-moll)
F.A.ホフマイスター:ヴィオラのための12の練習曲
ヴュー:音程のための10の練習曲
一日練習を休んで、焦げ付きそうになっていた頭の中が若干落ち着いた気がする。やる気は弾いているうちに起きてくる気がしたので、ストーブの前から立ち上がり、ケースの蓋を開けるところから練習スタート。ふたを開けられれば何とかなる。
まずはバロックヴィオラから。準備運動を兼ねてロングトーンを弾いている最中「内臓のある音を出したい」という欲求が芽生えたため、長めの準備運動となった。よく「中身のある音」という表現が使われるが、それだけでは不足だったらしい。恐らく発現する音に意思を求めていたことから「内臓」という表現が出てきたのだろう。
ロングトーンの後はジェミニアーニの10番に絞って練習。 まずは全体を把握するべく、全体通しと部分練習を繰り返す。弾いているうちに、「自分自身のやりたいこと」に対してアンテナが閉じてしまっていることに気が付いた。どうやら頭でっかちで行き詰っている時というのは、自分自身がやりたいことに蓋をしてしまい、それに気付けていない状態にあるらしい。その後残りの時間は、良い悪い・正しい正しくないは脇に置いて、「自分が一体何をやりたがっているのか」「体のアンテナはどう感じ取っているのか」のみに着眼点を置いて練習を行うことになった。自分で自分にレッスンするように練習する日もあるけれど、今日はそのモードにはなれず。
バロックの後はモダンヴィオラ。音階の時間を長めに取り、ホフマイスターの2番とヴューの1番。
ホフマイスターは前回の練習よりはマシと言える状態になったものの、どこかで元の木阿弥になるかもしれず、油断大敵。ヴューはまずスラーを全て外し、音の確認を行うことから始めた。毎回弾き間違える場所で引っ掛かっていたので、この練習を取り入れて良かったのかもしれない。音確認が終わったところで、スラーを付ける。弾いているうちに指よりも腕の筋肉が疲れてきた。妙に思い、メトロノームで速度の確認。楽譜の指定は「付点四分音符=160」、弾いてみると拍子抜けするほど遅い。どうやら60の速さの約3分の1ということで、計算が大雑把すぎたらしい。今まで180の速さを目指して練習していた。そりゃ弾けないわ。
安心すると同時に、メトロノームはちゃんと使おうと思った所で本日の練習は終了。
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2020年12月30日(水)
大掃除とお正月準備のため練習お休み。
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2020年12月31日(木)
セヴシック:ヴァイオリン教本 Op.2 Part1
ジェミニアーニ:ヴァイオリン教本 The Art of Playing Violin
F.A.ホフマイスター:ヴィオラのための12の練習曲
音階(C-dur , a-moll)
F.A.ホフマイスター:ヴィオラのための12の練習曲
ヴュー:音程のための10の練習曲
お正月準備の合間を利用して、バタバタと弾き納め。
まずはバロックヴィオラから。基礎練習に徹する。まずセヴシックの3番でロングトーンと、6番はデタッシェ・2つスラー・4つスラーの3パターン。少しずつ楽器の鳴り方が変わり始める。やはり基礎練習は欠くべからざるものだ。
セヴシックの後はジェミニアーニの教本で10番・11番・9番。10番と11番は調性が変わるだけのもの。たかが調性されど調性で、これだけ演奏感覚が違うのかと思わされる。モダンで弾いたらまた違う感想が出てくるのだろうか。一通り弾いたところで9番のページを開き、曲っぽいものが弾きたくなったので、最後はホフマイスターの練習曲2番を一度通す。曲の景色は相変わらず、見えそうで見えない。
バロックヴィオラをケースに収め、モダンヴィオラへ。音階を弾いて、こちらもホフマイスターの2番。弾き比べると、使用楽器の違いで曲の捉え方が変わっていることがわかる。どちらの楽器にせよ、弾いていると「~すべき」の考えが頭をもたげてくるので、これは来年も課題。
ホフマイスターの後はヴューの1番。メトロノームを指定の160に設定して一度通す。これなら掘り下げられる気がした。今までのテンポが速すぎたのだ。クロイツェル然り、この練習曲も掘り下げたら面白そう。
両方の楽器にお礼を言って、2020年の練習これにて終了。