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ヴァイオリンは挟まない。楽器の振動を止めるから。【5分ラジオ+文字起こし】

こんにちは。あがり症のバイオリニストこと、めっしーです。

今日は、楽器は挟んじゃいけません、という話をしたいと思います。

音声で聞きたい方はこちら↓

バイオリン始めるとき、最初に構え方を教えて頂くことが多いと思うんですけども「楽器挟んでください」って言われること、結構ないですか。肩と首でギューッと楽器を挟んで、楽器が落ちないように!なんて練習してたりしないでしょうか?

そう言う考え方も1つあるんですが、私としては楽器は挟まない。本当に鎖骨の上に置くだけ。と言うのが1番良いんじゃないかなと思う。

なぜかと言うとですね、バイオリンって振動体なんですよ。

当たり前ですよね。バイオリンの弦が震えて駒を伝わって、バイオリンの胴体に行って胴体が振動して大きな良い音が出るっていう仕組み。

振動体の楽器を顎と首で挟んだらどうなるでしょうか?

振動止めることになりませんか、?

バイオリンが頑張って鳴ろう鳴ろうと、振動しよう、振動しようと、一生懸命良い音出そうとしてるのに肩と顎でギューッと挟んだら、良い音出せなくて、バイオリン可愛そうじゃないですか。

歌いたい!歌いたい!って言ってるバイオリンをですね、こんな首でギューッって潰したら苦しそうじゃないですか。

だから、基本的には肩と首で挟むっていうのは、やめた方が良いんじゃないかなって思うんですよね。

確かにですね。1つのメリットとしては首と肩で挟んだら、左手は多少楽になるかもしれません。

でもそれってどうなんでしょうか。

そもそもバイオリンの魅力って音だと思うんですよね。

バイオリンの良い音を楽しみたいと思って弾いてるのに、バイオリンの振動を止めて良い音を出さなくするっていうのは、ちょっとおかしいんじゃないかなと思う。

基本的には鎖骨の上に、バイオリンはそっと置くだけ。

これが1番良いんじゃないかなと思う。バイオリンの振動を止めない。

鎖骨にそっと置いて、顎と言うか顔の横をちょっと引っかけるぐらい。それが良い持ち方というか、物理現象に則った良い構え方なんじゃないかなと思います。バイオリンの振動を止めない。基本原則。

あと、楽器をギューッと挟んだ時に他の問題も問結構が有るんですよ。肩に力がはいったり、首に力が入ったりするんですよね。基本的に人間って首に力が入ったら全身に力入るんですよ。

首って体中と繋がってるので、どうしても首に力が入ると全身に力が入って、力んであんまり良い音が出ない。

後はですね肩が上がっちゃうんですよね。上がったり、左肩が丸まったりする。姿勢が悪くなる。姿勢が悪く成ると今度は左手だけじゃなくて右手、ボーイングにも影響して来るんですよね。

左が猫背に成ると、今度右も猫背に成るんですよ。猫背に成ると腕の可動域って悪く成るので、ボーイングがぎこちなくなったりする。

楽器の構え方って大事で、構え方一つで楽に弾けるし、良い音にもなる。

逆に、構え方一つで弾きにくくなるし、良い音にもならない。

ヴァイオリンの構え方って大事なんですよね、だからうるさく言われる。。。

今日はヴァイオリンの構え方についてお話ししました。いろんな考え方あるけど、基本はヴァイオリンどうやったら効率よく振動させるか。これに立ち返ったら良いんじゃないかなと思う。

今日はそんなところ。最後までお読み頂きありがとうございました。

【大人のためのヴァイオリン教室】
大人から始めた筆者のヴァイオリン教室。
大人から始めたからこそわかる、苦労、解決策をお伝えしています。音色、歌うことにこだわり。ヴァイオリンで、音楽で心振るわせて涙が止まらない、鼻水じゅるじゅるの方を1人でも増やしたい。


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