
曲から教えてもらえること。
こんにちは。あがり症のバイオリニストこと、めっしーです。
今日は、曲から教えてもらえること、について話したいと思います。
音声で聞きたい方はこちら↓
レッスンに行ってきました。今日は、私が教える方ではなくて、教えてもらう方のレッスンですね(いつまでも学び続けることが大事だと思います)。
ヴァイオリンを良くわかっている人が書いた曲から学ぶことは多い
今、パガニーニのカプリースという曲をやっているんですが、バイオリンをしっかり分かってる人、理解している人、パガニーニとかですね、書いた曲っていうのは、とっても学ぶことが多いんですよね。
パガニーニはバイオリンの「名手」で、近代のバイオリンの基礎を作った人。ヴァイオリンには二大聖典と呼ばれるものがあって、バッハの作った無伴奏とパガニーニが作ったカプリースなんですね。特バッハの無伴奏なんかは旧約聖書、パガニーニは新約聖書、なんて言われたり。
なので、バッハの無伴奏、パガニーニのカプリース二つの曲から発展して、コンチェルト、協奏曲、バイオリン協奏曲が書かれてたりする。
新約聖書なんていわれるパガニーニカプリースを弾くと色んな曲に応用できる、メリットがあるんですよね。で、パガニーニのカプリースなんですが今カプリースの10番、って言う曲をさらっています。
ワンボウスタッカートと言って、弓をですねポポポポポポポっと弓を返さないで、1つの弓でワンボウスタッカートする曲をやってるんですがこう言った曲を弾くとですね「バイオリンってこうやって弾くんだ」とか、どうやったら効率的に音が出せるか、って言うところが学べるんじゃないかと思うんですよね。
例えばそのカプリースの10番、全体にも言える事ではあるんですが、例えばピアノとフォルテが書いてあるんですが、強弱も弾きやすく考えられていたりするっていうのを教えて頂きました。(もう何回も教えて頂いてるんですが、やっと何となく解ってきました、って言うところなんですよね(笑))
演奏記号に隠されたヒント
で、どう言う事かって言うとですね、例えばピアノと書いてある時ですね。このときは、どちらかと言うと手の幅が狭いもの、半音階とかですね。どちらかと言うと手を縮こめるものがピアノの指定になっていたりする。
フォルテのところは逆に手を広げる方向ですよね。フォルテの方がその体も広がる方向で、全部の指と指の間を、人差し指と中指と薬指と小指を広げる、とか。重音、例えばフィンガードオクターブとか、そういうところは結構フォルテで書かれてたりする。
パガニーニのカプリースってなんとなくフォルテとかピアノとか書いてあるんじゃなくて、音程によって弾きやすい強弱が選ばれてる、って言う事なんですよね。
これって結構他の曲でも使えると思うんです。例えばその重音とかフィンガードオクターブとか、手をいっぱ広げる技術。そう言う時は、フォルテで弾いた方が、弾きやすかったりする。
逆に半音階とか、手を縮める方向のときはピアノで優しくじゃないですけど、フワッとっとした方が弾きやすかったりする。そういうヴァイオリンの弾き方のコツ、みたいはものをパガニーニのカプリースを通じて勉強してるという感じがする。
今日はですね、レッスンに行って来たのでその時に学んだ事、教えてもらった事について話しました。
曲から学ぶことって大きいなって思う。特にバイオリンを良く解ってる人の曲ですね。ピアノ弾きのベートーヴェンとかまた違うかも知れませんが。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
【大人のためのヴァイオリン教室】
大人から始めた筆者のヴァイオリン教室。
大人から始めたからこそわかる、苦労、解決策をお伝えしています。音色、歌うことにこだわり。ヴァイオリンで、音楽で心振るわせて涙が止まらない、鼻水じゅるじゅるの方を1人でも増やしたい。