見出し画像

オンラインレッスンって意味あるの?

バイオリンを教えて15年。
オンラインでバイオリンを教えて10年。

今日のテーマは、

オンラインで楽器を習うって、意味あるの?

2020年のコロナ以降、急速にオンライン授業が充実しました。私はコロナ以前の2015年、まだクラシック業界では「オンラインで楽器を習うなんて邪道だ」と、なかばタブー視さえされていた頃から、オンラインレッスンの提供を始めました。

オンラインで楽器を習うことは、メリットもデメリットもあります。デメリットはご想像の通り、生の音が聴けないこと。フォームの調整が難しいこと。伴奏をつけてもらうこともできません。小さなお子様だと画面の外へ走っていってしまうことも。

それでも、ご相談を受けた時に必ず答えていることがあります。

それは、やらないよりやったほうが絶対いい、ということ。

楽器は、独学で習得できるほど簡単なものではないです。こちらの記事『バイオリン、独学は可能か?』でもご紹介したとおり、先生について習った方が、あとあと高いところを目指せます。


母親になってみてわかりましたが、子どもに習い事をさせるのは、大変なことですよね。パズルのように上の子と下の子の習い事スケジュールを組み、遅刻しないように準備をさせて家を出なければならないし、毎日の宿題や習い事の隙間を見つけて練習させなければならない。高い月謝を払っても、本人や兄弟姉妹が風邪をひいて休んでばかり、などなど。ほかにも、転勤族だったり、近くに教室がないなどの事情がある方もいます。

さまざまな事情で楽器の習い事を諦めてしまうくらいなら、オンラインで始めた方が絶対にいいと断言します。対面レッスンが100だとしたら、オンラインでも70以上の効果があると思います。


オンラインレッスンのメリットを紹介しましょう。
令和のお子さんは忙しいですから、教室へ移動するための時間を練習に充てられるのは大きなメリット。隙間時間にレッスンを受けられるし、ご両親不在のお留守番中にレッスンを受けることだってできます。しかも、毎週異なった都合の良い時間にレッスンをリクエストできる大手サイトもありますし、月謝制ではなく一回ごとのお支払いなので、仕事が大変な時期でもok。発表会やオフラインイベントがあることも。海外在住の先生と時差を利用して早朝や深夜にもレッスンを受けられますし、外国語の練習を兼ねて外国人の先生に楽器を習うことだってできますよ。このフレキシブルさが令和の習い事スタイルです!

それでもあなたは、「いつか始める対面レッスンの日」を待ち続けますか?

いいなと思ったら応援しよう!