愛について
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どうも皆さんこんにちは。一条です。無事4年生に進級でき、今健康診断に向かっています。新学期に向けて地獄(時間割)を決定しなければならないのがとても辛いです。就活も辛いです。今回は愚痴回になります。2ヶ月まるまる空いたので書きたいことが沢山ありましたが、1つで二千字超えたので今回は1個にしときます。長いし重いので、ゆっくり時間をとって読むのをおすすめします。タイトルは愛かなと思ったので、愛にしました。
何回でも愛のなさを実感しちゃうと、ないのわかっててもきついよねって話
家族の話です。度々書いているように私は親に必要なだけ愛してもらえていない子供です。昔は過保護な執着と精神暴力をうけ、現在は自分で一線を置いて、距離を取りながら放っておいて貰っています。
まず時は私の大学の入学式に遡ります。あの時私は1人で入学式に出席して、会場入りする時になぜか学長に声をかけられ他愛のない会話をしたのを覚えています。1度会場から出てお昼をどこかで食べなくちゃ行けなくて、同じく1人でいた女の子をナンパして、一緒にご飯を食べました。そして思ったよりゆっくり食事してしまい再集合時間ギリギリになり、ダッシュで戻った記憶があります。帰り際、迎えに来た家族と入学式の立て看板の前で写真を撮っている同じ新入生を見て、少し寂しくなって、母親に1枚だけスーツ姿の写真を撮ってLINEで送ったんです。
そして昨日、私の元に1枚の写真がLINEで送られてきました。弟が大学入学式と書かれた立て看板の前で、小綺麗にした両親と笑顔で写っていました。
弟が受験の際にも度々心が荒ぶことがあったのですが、私は自分を守ることは出来ても、弟にできることはありませんでした。弟は結果として、親が望んだ進路を辿ることになりました。その進路が彼の意思だったかどうか、私はわかる距離にいません。
私の時はお休みなんて、取らなかったよね。父さんなんか私が入学式だったこと終わってから知ったんじゃなかったっけ。家族で写った写真なんて、1枚もない。私が1人で撮った会場前の1枚だけ。コロナだったから来れなかったんだっけ?でも会場に入れないけど子供を見に来た親は沢山居たよ。うちはこなかったけど。そんなの、言わなかったし言えなかったけど。なんでもないような顔して普通に帰ってきて、スーツクリーニングに出したよね。母さんにジャケットとパンプス借りたんだっけ。
私許せなかったからいけなかったのかな。絶対この人たちの言うことは聞けないと思った。いつか機嫌悪くして怒って私の使ってる教科書とか学習参考書とか全部玄関の外に放り投げた父さんのこと。それを見てなんにも言わずに黙っていた母さんのこと。高校3年生だった。
私は自分で自分のやりたいことを選んで守って、親のいいつけは破り倒して、今ここにいる。弟はどうか分からない。本当に分からない。
でもその背景があることをわかっているのか居ないのか、その笑顔の家族写真を私が見えるところに送信できる父親も母親も本当に信じられない。私の入学式の報告なんか、じいちゃんに入れてた記憶ないけど、弟のは受験延長から入学式まで細やかにお伝えするんだねぇ。お金の援助とか見えないとこでしてもらってんのかなぁ。私の弟は本当にすごい。入学おめでとう。沢山愛してもらっているんだね。私は全く上手に出来なかったけど、あなたはできるんだね。すごいね。
単純な話。私の入学式は興味なかったし行かなくてもいい理由もあったから来なかったけど、弟の入学式は興味あったし行きたかったから休み取ったんだよね二人とも。ただそれだけ。
小さい頃、私を叱ってた時の父さんの言い分は「俺は2人を同じに扱う。平等だ。お前が弟でも同じことを叱る」だった。叱るのは平等でも愛は偏ってたんだね。
私の事全然大事じゃないしどうでもいいの知ってるよ。愛してないの知ってるよ。どこで何やってても、多分死んでも「そっか」ってなるの。そんなのずっと前から知ってる。だからあの時から距離置いてる。近づかないってあの時決めた。
でもすごくよく知ってるけど、「やっぱりそうなんだ」って実感しちゃうと何回経験しても辛い。子供の私は愛してもらいたい気持ちがまだずっとあるんだろうな。
恋をしても愛してくれる人が出来ても、「親の呪縛」はきっと解けない。無条件の愛を親以外で与えられることはないからだ。何かしらの条件や意味付けや理由が確かにそこにはあって、それを含めて恋をするのだから。
今たまたまきっかけがあって気づいた、受け取れるようになっただけで、こういうことは小さい時から昔から何かしらずっとあったのだろう。だからできたことなんだろうと思う。私はそれを受け取れるだけの大人に成長しただけで。
でももしいつか親になる日が来たら、自分の子供にはそういう思いをして欲しくない。私はちゃんと幸せだったって振り返って思って貰えるような関わりを子供と作りたいなぁ。私はこの気持ちを忘れることはできないし、今回のことで家族にとっている距離の幅はより大きくなっていくだろう。あーあ。
昨日はただただ「辛い」しか言語化できなかったけど、一夜開けたらそこそこ文章書けたんで、まだ私は大丈夫だと思えました。弟に対しては素直におめでとうと思っています。でも両親が見返せるものに残したくないので、あとで2人になった時に言おうかと思います。
最後まで記事をご覧いただきありがとうございました!これからも頑張るのでよかったらジュース1本奢ってください!
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