でねくんの設定 ・ 最初期(みんなの狩人wiki 掲載文)
(2016.3.13 記載した文を転載。振り返り用)
画像はBlood borneのSSより。
⚠️R18+
⚠️現在と少々変わった設定もあります
⚠️内容がBlood borneクリア済みの方向けです
ネタバレに御注意ください!
*デネディック
ベネと呼ぶ者もいる。理由は下記の経歴にて。
|性別|男|
|年齢|21|
|所属|処刑隊,血の無きもの|
|頭|なし,金のアルデオ,苗床|
|胴体|聖歌装束,古狩人の装束|
|手|処刑隊の手甲|
|足|処刑隊のズボン|
|右手1|葬送の刃,仕込み杖(物理・属性)|
|右手2|教会の杭(物理・属性)|
|左手1|獣狩りの短銃|
|左手2|湖の盾|
**経歴
ヨセフカの診療所で目覚めた彼には自身の記憶・名前・自分がどう他者と関わっていたのか全く思い出せないでいた。しかし、名前を誰かから授かるよう言い渡してきた老人と名無しの契約書の事だけは頭の片隅にあった。
何も分からぬまま狩りを続けていた彼は、旧市街に続く教会の一角で血族狩りのアルフレートと出会い名前を授けてもらう。
アルフレートが授けた名前はBenedikt(ベネディック:「祝福された」という意味がある名)、彼が元より神秘の力を持っている事を察し、神に祝福された証しだと祝った。
初めて誰かから無償の好意を受け取り自身を肯定された彼は、雛鳥のように彼に懐き真っ新な思考を教会の善き教えに準じて埋め尽くした。
その後契約書にサインするものの、何故か頭文字の「B」を「D」に書き間違えてしまう(この事を後に同じ夢に依る狩人に指摘され、以降「ベネ」という愛称をつけられ揶揄われることとなる)。書き終えた契約書は大事に持っていたが気づくと何処にもなかった。
空気の変わった診療所で自身に宛てられた招待状を見つけてしまった彼は、カインハーストを訪れる。
彼は自身に宛てられた招待状の意味も、こちらに刃を向けるローゲリウス師の意図も、すべて理解できなかった。恐らく、解りたくなかったのだ。
女王の間に辿り着くも、目の前の女性を狩らねばならぬ相手か判断できず、自分では何も下さないまま未開封の招待状をアルフレートに届けた。
その後、信頼していた人の知らない一面に絶句し、先立たれ独り残されたことで哀しみと、初めての憤りを覚えた。嘆きの祭壇の力を偶然行使した彼は、復活した女王を今度は自らの手で処刑しようとする。それは私怨に相違なかった。
しかし反撃もしない女王の気高さと、自らの行いの小ささを比べ、怒りが虚しさに替わってゆくだけであった。
その後、繋がりを失くした彼は独り、狩人の悪夢に迷い込む。
実験棟で医療教会の所業を知り、せめて患者の鎮魂と願いを叶えようとまわるうちにアデラインから苗床のカレルを渡される。
処刑隊、ひいては教会の狩人であることに疲れた彼は、苗床のカレルをその身に刻み血の無きものとなる。
聖布を捨て、持ち合わせの古狩人の装束を纏って漁村を訪れると、神官から共に哭いておくれと頼まれる。
ビルゲンワースの凶行を受けた漁村の住人達と自身の境遇を人の身勝手さという点で重ねてしまったのだろう。
その後、彼は血のある全ての狩人を襲っていった。
しかし程なくして自身の行いが善いことなのかどうか自問する。
自分の全てだった教会の行いを知った上で、今更善行かどうか考えるなど愚かかもしれない。
しかし今の自分は少なくとも善くあるべき姿ではないと、そう判断する。
狩人の悪夢からメンシスの悪夢に移動し赤子を探す最中、手に入れた聖歌の鐘に強く惹かれた。
今までの傷つけるだけの秘儀とは全く違う、他者を癒すという神秘の使い方に感動したのだ。
この頃から出会う異次元の狩人たちに聖歌の鐘を使い始め、"他者を癒す"という行為とその喜びを覚え始める。
赤子の泣き声を止め、夜を明けようとしていた彼には「全てをやり直したい」という後悔からの願いがあった。
この夢が覚めてしまう前に、全てが終わってしまう前にその願いを叶える術を求めた。
願いを叶える為上位者に近づこうと3本の臍の緒を探し求め、その身に取り込んでいった。
それは彼に月の魔物との邂逅と青ざめた血を与え、とうとう上位者となった彼は幼年のソレの様に純粋に、再び人々と巡り合うことを望む。
たとえ悪夢のなかのことだとしても。
失った人々との再会により、彼の心に漸くの安寧が訪れる。
落ち着きを取り戻し何も知らぬ自分でなくなった上で、自分は何がしたいのか...自分にとっての「善くある」姿とは何か自問する。
そして彼は鐘を使っている時の自分を思い起こした。
そんなに大それたことは出来ない、けど傷ついた人を癒してまわる程度のことはできる。
こうして彼は鐘を片手に悪夢を巡る。
癒すことこそ彼の望みであり、人との繋がりであり、彼を人たらしめる。
[+]壊れた過去の記憶「過酷な運命」
彼は赤子のとき教会の前に捨て置かれていた。
有力なパトロンのいない、経済的に苦しい教会は引き取ろうか悩んだが、近郊の街の風評被害で人手不足だった教会には、長い目で見れば貴重な人員補給であった。
数年後、少年になった彼は時折街角の何もない虚空に語り掛けるなど周りからは奇異に見える行動をしていた。
彼は常人ではまだ視覚化できないほど力の弱い精霊たちも目視でき、生まれながらに上位者とその関連するものに感応性が高かった。
そんな彼の噂を聞きつけある宣教師が教会を訪ねてきた。
宣教師は近郊の街ヤーナムから漏えいした上位者に関する古本を所持し、彼の奇行が上位者に関連しているものだと知っていた。
彼を高額で買い取った宣教師は秘物や薬を使って彼を見世物にし、また彼を使って常人が目視できるほどの精霊を呼び寄せて信者を集め、布教という名目で金と人を集めていった。
少年が成人へとなる頃。人も金も、儀式に使うための材料も集まった宣教師は上位者との交信を試みる。
しかし、交信のために呼んだアメンドーズが暴走し街もろとも宣教師たちを屠った。
彼は崩壊の最中アメンドーズに捕まり、初めて間近で上位者の気を感じてしまう。
長年の薬の作用で潰れかけた人格はより純粋に上位者の気を感応し、その刺激でとうとう完全に人格と記憶を壊してしまうほど狂ってしまった。
次に目覚めたとき彼は何故かヤーナムの入り口に横たわっていた。
失血による倦怠感と寒気を引きづりながら、しかし診療所まで辛うじてたどり着く。
死の淵で契約を要求されるも彼は自身の名前の記憶すら壊してしまっていた。
死にかけという事もあり特例として名無しの契約を許可し、老人は彼に「自分に名前を授ける者を探せ」という。それが特例の条件だった。
このような経緯があるものの、彼は過去を思い出すことは出来ないし思い出そうと考えてもいない。
記憶は眠っているのではなく壊れているから。そして今の人の繋がりに満たされているから。
当時の僅かばかりの恐怖と大半の諦めを意識下で浮上する事があったとしても、モノの様に扱われていた日々に思い出す価値などきっと無い。
[END]
**性格
穏やかな性格で少々人懐っこい。倒した相手に礼や祈りを捧げることもしばしば(出来ない時は供養の輝く硬貨など)で、他の狩人を聖歌の鐘で癒すのが大好き。調子に乗って攻略の後半水銀弾が尽きることも...。
時折道に迷ったり、敵陣の中に入ってしまったり、ボス戦で味方を癒そうとして自分が避けられなかったり等うっかりでもある。
顔が少し中性的な事や、手足が他の人より短い為目立つ装束を着るとぶかぶかになってしまう事を気にしていたりする(処刑隊の装束とか)。
一人称は僕。二人称は~さん,貴方。親しい間柄だと(男性)~君,(女性)~ちゃん。
**戦闘スタイル
様々な秘儀を状況によって使い分け...ようとしているが、誤射することも間々ある。
秘儀の中でもお気に入りは呪詛溜まりとエーブリエタースの先触れ。
味方に合わせ近・中・遠距離と立ち位置を変える様心掛けてる。またダメージを受けた味方をを追い掛け聖歌の鐘で回復することも。
武器は仕込み杖を愛用していたが、最近は弔いの意味が込められた葬送の刃を愛用するようになる(あと鎌が格好いいから...という理由も)。
ソロでは積極的にエーブリエタースの先触れでパリィを試みるのが好き。
**補足
-主要な関わりを持つNPCとその関係性
--アルフレート...名付け親。しかし最近はだいぶん親離れした。
--アンナリーゼ...酷いことをしてしまったという後ろめたさと処刑隊という立場上会いに行けない。(よって簡易拝謁・拝謁は持っていません!)
--アデライン...上位者の声を求める彼女を心配するも、それが彼女の幸福ならと脳液を渡してしまう。
--漁村の神官...漁村にはいつも血の無きもの(苗床)として訪れ、お爺ちゃんの呪詛の聞き役を買って出ている。
--人形...不思議な存在。モノと言うには人のようで、人であるかと思えば上位者のような。しかし人間くさい彼女が割と好き。
-同じ夢に依る狩人
彼の依る狩人の夢には他にも3人の狩人がおり、お互いの世界軸に影響を与えない程度の距離で共有生活を送っている。
彼に「ベネ」というあだ名を付けたのは少し陽気な教会の狩人。
彼らは狩りの時以外は紅茶を淹れたり、花を眺めながら手入れをしたり、人形の墓掃除を手伝ったり、棚の書物を読み耽ったり各々好きなように暮らしている。
-名前に関して
名前はドイツ語。理由はアルフレートの綴り「Arfred」を「アルフレート」と読むのはドイツ語の発音なので、彼がドイツ出身者の元異邦狩人と仮定して考えた為です。
[+]名前の間違いについて
名前を間違えたのはわざとではなく本当にキャラ制作者のミスで御座います...。本人も何故「D」にしたのか思い出せない始末です。
お見苦しい事と思いますが、一度思い入れのある自分のキャラについて纏め人様に見られる場所に載せてみたかったという理由で書ききってしまいました。
ご不快な思いをさせてしまった場合、即刻取り消させて頂きますので、最下のアカウントまで一報を。
一つだけ弁明をさせて頂くと、同じ言葉でBenedict症候群というものがあるようで、万が一その症候群に関わる人とゲーム内でお会いした時、不快な思いをさせる可能性がありましたので、そう考えるとたまたま間違えて良かったとも思います。
[END]
中の人ツイッターアカウント:秋/autumn(@viola_alt)
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