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トビタテ!留学JAPANについて〜ノルウェー留学への道のり〜

私は文部科学省が主催する「トビタテ!留学JAPAN」(以下、トビタテ)のプログラムを通じて留学を経験した。このプログラムは、日本の学生がグローバルな舞台で活躍する力を育むことを目的とした、非常に魅力的な取り組みだ。

今回は、トビタテの概要や留学を実現するための方法、そして私自身の体験談を章立てで詳しくご紹介する。これから留学を検討している方々や、トビタテに興味をお持ちの方々にとって、少しでも参考になれば幸いだ。



トビタテ!留学JAPANの概要

トビタテ!留学JAPANは、次の2つの趣旨を掲げた留学支援プログラムだ。



✈️❶ グローバルリーダーの育成


日本の未来を担う“グローバルリーダー”を育てることを目的としている。留学を通じて得た学びを、日本社会の課題解決や新産業の創出に活かせる人材を育てることを目指している。

✈️❷  留学機運の再興と経済的支援

民間企業などからの寄付金(目標額100億円)を基に、高校生や大学生など合計5,000名以上に経済的な支援を提供している。これによって、留学のハードルを下げ、より多くの学生に留学の機会を提供することを目指している。

まとめると、トビタテとは、海外で得た経験や学びを活かして日本の社会課題の解決に貢献する人材を育成するプログラムだ。このような意欲を持つ学生に経済的支援を提供し、留学をサポートする仕組みだ。

トビタテには、「高校生コース」と「大学生等コース」の2つのコースがある。ここでいう「高校生」には、高専生や通信制の生徒も含まれており、特に高3生で留学する生徒の中では高専生が多いことが特徴だ。

高校生コースでは、以下の3つのコースから選ぶことができる。(2024年度)

  • ✈️ マイ探究コース

  • ✈️ 社会探究コース

  • ✈️ スポーツ・芸術コース

これらのコースでは、音楽や環境問題など、自分の探究テーマに基づいて留学プランを立てられるのが大きな魅力だ。

また、留学期間は最低14日から最大1年まで柔軟に設定できるため、自分の目標やスケジュールに合わせた留学が可能だ。


トビタテの最大の魅力

トビタテ!留学JAPANには、他の留学プログラムにはない独自の魅力がある。その中でも特に注目したいのは次の2点だ。


魅力① 留学会社を通さずに留学が可能

トビタテでは、留学会社を通さず、自分でプランを立てて留学することができる。現地での視察先や受け入れ先から承諾書をもらう必要はあるが、手続きはそれほど難しくない。

留学会社を利用すると、語学留学が必須条件になったり、語学試験の受験が必要になる場合が多く、その結果、費用が高額になる。一方で、トビタテなら自分の探究テーマに合わせて自由にプランを組み立てられる。語学力向上よりもフィールドワークや専門分野の探究を重視したい人には特におすすめだ。

金銭的な負担や留学の形態で悩んでいる人には、ぜひトビタテを検討してほしい!


魅力② 金銭的サポートが充実

円安や物価高で留学を諦めかけている人には朗報だ!トビタテでは、第9期から留学準備金の増額が決定している。この準備金は、渡航前に必要な航空券代やスーツケース代などに使うことができる。(使用目的の例だ。)

さらに、受け入れ先の承諾書や渡航内容などの申請を早めに済ませると、準備金が留学前に支給される。ただし、申請が遅れると留学後の支給になる場合もあるので注意が必要だ。詳細については以下を参照。(HPのhttps://tobitate-mext.jasso.go.jp/newprogram/assets/pdf/2025_10th_hs_applicant_guidelines.pdf

改正後

また、ロング以外、ロングでも奨学金が充実している。
(留学先・家庭の所得制限により金額が異なっているので注意)

準備金については、改正前の金額となっている注意!詳しくは一つ上のスクショを参照
ロングで利用する人は、県や自治体の奨学金と併用するのもOK!


トビタテの書類提出について

詳しい書類の内容については、所属する学校を通じてのみ確認可能ですが、概要は以下の通り。



詳しくはHPを

1つの書類に必要な字数は多いですが、研究内容や夢、将来の進路について言語化しながら深く考える良い機会でもある。

応募までのスケジュール

私は、留学の約10ヶ月前、トビタテ応募締め切りの3ヶ月前にあたる11月ごろから、留学関連の手続きを管轄している先生にトビタテの応募について相談を始めた。学校によって留学中の対応や措置が異なる場合があるため、早めに先生と話をすることを強くおすすめする。

また、留学会社を通じて留学を希望している場合は、トビタテの応募に先立って、留学会社から留学内容の確定を受ける必要がある。

高校生コース9期の内容です。


今回は、トビタテの応募に関する内容をご紹介した。
少しでも参考になれば幸いだ。

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