ムゲンダイナVMAX のデッキ平均化
拡張パック「ムゲンゾーン 」が発売されて早くも1週間。ポケカプレイヤーはデッキを色んなタイプのデッキを組んでは流行っている or 流行るであろうデッキと戦わせていると思います。私もその一人です。そこでふと思いました。
本当にこんなデッキと大会で対戦するの?
環境デッキと称して練習相手をしてくれるデッキタイプが、全くの検討違いなデッキ構成だったら、この仮想敵は永遠に仮想のままなんてことも。
そんな無駄な練習をしないために、今回はアプローチの1つとして、店舗大会優勝デッキからムゲンダイナVMAX軸のデッキ構成を分析しようと思います。(サンプル数:21デッキ)
注意点
・正解のデッキを紹介するわけではない。
当たり前のことですが、デッキ作りに正解も不正解もありません。ここで紹介するのはあくまで平均化したデッキ・店舗大会優勝者が使ったデッキです。練習用デッキを組んだり、構築を練る材料として使ってくれると嬉しいです。
・環境黎明期である。
拡張パック「ムゲンゾーン 」発売直後のデッキをサンプルに集計しています。今後の環境の動きやデッキタイプの開拓によって、その中身は幾らでも変化し得ます。
ポケモンの平均枚数
ムゲンダイナVMAX:平均3.29枚
ムゲンダイナV:平均3.76枚
このデッキの主軸。対戦中にVMAXを2体は立てるため、多くのデッキで3-4もしくは4-4のラインで組まれています。
クロバットV:平均3.52枚
デッキの潤滑油。デデンネGXやジラーチが採用できない手前、半数以上のデッキで4枚採用です。
ガラル ジグザグマ:平均3.33枚
打点調整役。ワザ「ドレッドエンド」でVMAXを一撃できないことやイベルタルGXと組ませるために、4枚採用も多いカードです。
フーパ:平均1.10枚
小回りの利くサブアタッカー。ムゲンダイナVMAXの打点補助のためにほとんどのデッキで1枚採用です。
アブソル:平均0.71枚
ジラーチの採用率に伴って採用率があがるカード。複数枚入れるデッキはほとんどなく、0〜1枚に落ち着きました。
イベルタルGX:平均0.57枚
GXワザ要員。ガラル ジグザグマを複数採用できることもあり、約半数のデッキに1枚採用されています。
ヤミラミV:平均0.38枚
採用率はイベルタルGXに劣りますが、こちらも高火力を出すことが可能です。
イベルタル:平均0.43枚
にげるエネルギーが0であること、1エネワザが優秀なことを評価されて、約3割の方が採用されてます。
ニューラ(こっそりこわす):平均0.38枚
ニューラ(ふくろだたき):平均0.33枚
マニューラGX型や、ワザ「あくのいましめ」のマニューラ採用時に使われます。ニューラ自身のワザも優秀です。
マニューラ:平均0.38枚
ミラーマッチを想定してか、マニューラGXを採用する場合に一緒に採用するケースが多いです。
マニューラGX:平均0.29枚
ムゲンダイナVMAXがエネ加速を必要としないので、採用デッキ自体は少ないです。採用する場合は2枚入ります。
アローラ ペルシアンGX:平均0.19枚
アローラニャース(おはらいばこ):平均0.24枚
アローラニャース(でばなをくじく):平均0.05枚
アローラニャース(いばる):平均0.05枚
数は多くありませんが、小ズガドーンや特殊エネを貼るデッキに刺さるため一定数の採用が見られます。
その他
グッズの平均枚数
クイックボール:平均3.95枚
スーパーボール:平均2.95枚
ポケモン通信:平均1.86枚
しんかのおこう:平均0.33枚
ポケモンを多く採用するため、スーパーボールの採用率が高いようです。ボール系の合計枚数も10枚以上採用しているものが多いです。
ポケモンいれかえ:平均2.67枚
回収ネット:平均2.57枚
ふうせん:平均0.38枚
入れ替える必要が少ないことや、ハイド悪エネルギーの存在から採用枚数はやや少なめです。回収ネットの枚数はガラル ジグザグマの依存度に影響していそうです。
リセットスタンプ:平均0.90枚
人によって採用がはっきり分かれるカード。博士の研究で落ちることもケアして2枚採用のデッキも多いです。
ダートじてんしゃ:平均0.62枚
4枚詰んでデッキの回転率を上げるカード。序盤の展開が重要なデッキなので一部で採用されています。
エネルギースピナー:平均0.43枚
採用デッキ数は少なめですが、特性「ナイトアセット」前に消費できるエネルギーとして優秀です。
ツールスクラッパー:平均0.24枚
クラッシュハンマー:平均0.19枚
あとだしハンマー:平均0.33枚
デンジャラスドリル:平均0.24枚
ハンマー系は複数枚の採用になるため、入っているデッキ自体は少ないです。
その他(一部)
ちょっと寄り道
退化スプレーZをムゲンダイナVMAXに使うと、特性「ムゲンゾーン 」の効果が切れた後にきぜつ判定がなされます。つまり、
・自分の場にムゲンダイナVMAXが1体。
・特性「ムゲンゾーン 」が働いている。
・自分のベンチにポケモンが6体以上いる。
この状況下で退化スプレーZを使用すると相手はサイドを取れないということです。擬似的にまんたんのくすりのような感覚で使えるため、十分に採用を検討していいカードですね。
(トレーナーズウェブサイトより引用)
サポートの平均枚数
博士の研究:平均2.67枚
多くのデッキで4枚採用をされています。必要札の多いこのデッキには相性が良いです。
ボスの指令:平均2.67枚
博士の研究を多投する・ワタシラガVが使えないため3枚採用が多いです。
ネズ:平均2.10枚
クロバットVとの相性が良いので採用されますが、ドローサポートよりは優先度が落ち、このくらいの採用率となりました。
マリィ:平均1.48枚
相手を事故らせるよりも自分が動くことを優先するため、採用率は低めです。
その他
スタジアムの平均枚数
ブラックマーケット◇:平均0.52枚
特に入れるスタジアムもないなら使い得な1枚。
その他
エネルギーの平均枚数
基本悪エネルギー:平均6.38枚
エネルギー全体では10枚前後が平均。
ハイド悪エネルギー:平均2.38枚
ムゲンダイナVのワザ「パワーアクセル」を重要視するなら、基本悪エネルギーの比重が増えます。そうでないなら4枚入れ得なカード。
キャプチャーエネルギー:平均0.81枚
ベンチ展開が重要なので、ネズ入りには1枚入ることが多いです。
ウィークガードエネルギー:平均0.24枚
ムゲンダイナへのメタを意識する人は採用するでしょう。
基本雷エネルギー:平均0.10枚
クワガノンVを使用した一人が採用していました。
あとがき
いかがでしたか?デッキ構築にはどうしても作り手のクセが出てしまうので、色んな人が作ったデッキを見て知見を広げるのも時には大切なことですよね。この記事があなたのデッキ構築のタネとなれたら嬉しいです。
次回は、サポートカードの分類をしてみようと思います。
最後まで読んでくれてありがとうございました!