ジラーチサンダーの卒業アルバム
こんにちは、Violaです!
いつも読んでくれてありがとうございます。
今回から[B-memories]と題して、Bレギュレーションで活躍したデッキを振り返るシリーズを始めます。当時活躍したカード達を懐かしみながら、Eレギュレーションを向かえましょう!
第1回は「ジラーチサンダー」です。
簡単ではありますが、強化拡張パック「ダークオーダー」収録の2枚が歩んだ栄枯盛衰を振り返ってみましょう。
ジラーチサンダーのいろは
まずは、ジラーチサンダーがどんなデッキなのかを振り返ってみましょう。
■基本戦術
ジラーチサンダー、通称「ジラサン」。
ジラーチの特性「ねがいぼし」で必要パーツを集め、サンダーがワザ「アサルトサンダー」で序盤から攻撃するデッキタイプです。
基本はこの2体だけで攻撃できるため、安定感バツグンです。それだけでなく、ジラーチとサンダーを回す動きの中で特性「ねがいぼし」を使えるので、リソースが枯れずに済みます。
■速さと火力の両立
ジラサンは雷タイプ特有の瞬発力も魅力です。
サンダーは後攻1ターン目から80ダメージを出せるため、相手ポケモン1体だけで番が回ってきた場合、そのまま倒して勝つ可能性も持っています。
また、HPの高いポケモンにはカプ・コケコGXが活躍します。特性「エアロトレイル」で場の雷エネルギーをかき集め、ワザ「カプサンダーGX」で高火力を叩き込んできます。ヒードランGXのような性能ですね。
雷タイプのサポートはまだあります。山札からのサーチ、エネ加速、火力アップ...Bレギュレーションでは怒涛の雷タイプ強化がされたことで、デッキ全体のパワーが飛躍的に上がりました。
■変幻自在のデッキタイプ
ジラサンは主役となるパーツが非常に少なく、60枚の枠が余りがちです。その空いたスペースに様々なカードを入れ込むことで、環境に合わせた柔軟なデッキに調整できます。
代表的なデッキタイプ
次に、実際に大型大会で活躍したデッキタイプを見てみましょう。
■初期型
ジラーチとサンダーを基本とし、環境に合わせたメタカードで周りを固めたスタンダードなデッキタイプです。
CL2019新潟3位の構築
CL2019千葉Best4の構築
■UB(ウルトラビースト)型
非GXポケモン主体で構成されているので、基本的にはサイドを1枚ずつ取られます。そのため、UB特有の「相手のサイドが◯枚のとき〜」のタイミングを飛ばされる心配がなく、確実に活かすことが出来ます。
CL2019千葉Best16の構築
■サンダースGX型
ミラー戦(ジラサン同士の対戦)を意識した構築。
サンダースGXは2エネ110ダメージでサンダーをピッタリ倒すことが出来る上、ワザ「スピードランGX」で1ターン無敵状態になれます。
CL2019新潟Best8の構築
■ピカゼク型
非GXポケモンにはサンダー、高HPポケモンにはピカチュウ&ゼクロムGX。お互いの弱点をカバーし合うことで、対応範囲を広げたデッキタイプです。
CL2019千葉Best32の構築
なぜジラサンは姿を消した?
どんなに強いデッキでも、いつかはカードプールの変化に適応できなくなっていきます。ジラサンが環境に順応できなくなった要因を見てみましょう。
■カードパワーのインフレ
TAG TEAMポケモンの登場で、高HP・高火力で殴り合うスピード環境がやってきます。ジラサンはその圧倒的なパワーについていけず、徐々に数を減らしていきます。
■キーパーツのレギュ落ち
2019年11月。高速化するポケカ環境に追い討ちをかけるように、Aレギュレーションがスタン落ちしました。カプ・コケコGXやグズマなどの主要カードを失い、ジラサンは従来のような動きをすることが難しくなります。
いまジラサンを組むなら?
このようにジラサンは厳しい立ち位置にいます。それでもレギュ落ち最後の思い出として、もう一度デッキを組んでみませんか?
デッキコード:8xJx8c-5yMiO2-aac8YY
■採用意図(一部)
▷クワガノンV
マリィと合わせてコズガに抗います。
▷カプ・コケコV
三神対策。ワザ「アサルトサンダー」とワザ「サンダーボルト」でピッタリ280ダメージを出せます。
▷マッシブーン
デデンネGX・クロバットVを1エネで狩ります。
▷フェローチェ&マッシブーンGX
セキタンザンVMAX対策。デンジ→ビーストリング→弱点込み380ダメージのワザ「エレガントソール」を叩き込みます。
あとがき
Violaのポケカ備忘録では「ちょい考察シリーズ」やデッキ紹介など、ポケカのデッキ作りのアイデアになる情報を発信しています!このnoteが面白かったら、ぜひ他のnoteもご覧ください!
最後まで読んでくれてありがとうございました!