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カジリガメVMAXをちょい考察[全文無料・デッキレシピ付]

まえがき

 今回は6月5日(金)発売の拡張パック「ムゲンゾーン」に収録されるカジリガメVMAXについて私なりの見解で簡単にまとめてみました。剣盾シリーズではなにかと肩身の狭い水タイプですが、今後の環境も考慮します。
 あくまで個人の一意見であり、独断や偏見がムゲンダイナであることを前提に読んでいただけると幸いです。

カードの性能・評価

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 まず、カード単体の特徴を挙げると、、、
・特性「かたいこうら」
 受けるダメージが「-30」されるため、実質耐久がHP350相当になります。また、VMAXポケモンは高HP故に攻撃を受ける回数が多くなるので、回復して受ける回数を増やすほど特性の恩恵を強く受けられます。

HP320特性雷弱点
 タイプ相性を無視すればポケカ史上トップクラスの耐久力を誇りますが、雷弱点が足を引っ張ります。環境上位にピカチュウ&ゼクロムGXがいる限りは信頼できない耐久値です。

・ワザ「キョダイズツキ」[水水無]
 コイントスが絡みます。ルミナスメイズの森を使用しても4回に1回は外れるので240ダメージには期待せず、オモテが出たらラッキー程度に考えた方が良さそうです。それでも160ダメージが保証されているので、最低限の性能は持っているという評価です。

・にげるエネルギーが4つ
 ムキムキパッドかいじゅうマニアに対応しているので、多少は恩恵を受けられます。しかし、元々耐久力があるポケモンにムキムキパッドを使用するのはやや過剰であるため、明確な仮想敵を見つけた上で採用したいところです。

水VMAXでの優位点

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インテレオンVMAX
・同じ[水水無]で160+60ダメージを与えられる
・1エネでもワザが使える。
ラプラスVMAX
・同じ3エネで180ダメージ以上を与えられる。
・青天井の火力がモスノウと好相性。

 カジリガメVMAXはライバル達と比べて、攻撃性能は下位互換と言えます(コイントスには期待しないと考えるため)。そうなると、やはりこの2匹より高い耐久力を活かした構築を組むと良さそうです。

環境考察・今後の予想

vs ピカチュウ&ゼクロム GX:不利
 雷タイプで弱点を突いてくるだけでなく、展開速度でも負けています。ここまで不利なマッチアップはむしろ対策を切る or カウンターを仕掛けると構築の自由度は高くなりそうです。ムゲンダイナVMAXの流行に伴ってピカゼクが減少すれば、カジリガメVMAXの得意なデッキの割合が増えそうです。

vs ムゲンダイナVMAX:やや有利
 カジリガメVMAXはムキムキパッドを持ってHP120を回復(マオ&スイレン  or すごいきずぐすり)することで、ムゲンダイナVMAXのワザ「ドレッドエンド」を2回耐えることができます(320+50+120-240×2=10)。タッグコールから繋がるカードばかりなので、揃えるハードルは低めです。イベルタルGXの攻撃を上手く避けられるか勝負です。

vs リザードンVMAX:有利
vs マルヤクデVMAX:有利

 ガラル ジグザグマの特性「かんしゃくヘッド」で削るか、げんきのハチマキをつけると、コインに頼らなくても一撃で倒せます。

vs 小ズガドーン:不利
 まともに殴り合っては勝てません。相手の手札を流しつつ、非V・GXポケモンを挟むと良さそうです。

デッキ構築

 今回は「ちょい考察」回なので、パッと思いついたデッキを組んでみました。それぞれのデッキコンセプトと使用感について簡単に解説します。

ローズ型

 ローズによってエネ加速をする型です。手貼りを合わせると1ターンで起動できることが最大の利点です。手札を全てトラッシュした後はシルヴァディGXで補充します。
 デッキコード:gngnLN-YyB7Hu-n6QLng

ローズ型

<使用感>
・特性「なましぼり」のツボツボが相性◎。
・2ターン目にローズ使えないとキツい(当然)。
・ボール系は増やしても良さそう。

タッグコール型

 各種TAG TEAMサポートを使って対戦を補助していく型です。サポートの効果によって少なくなった手札をシルヴァディGXで補充するというシステムは同じなので、ローズ型と混ぜることも可能です。
 デッキコード:p3yMSp-yPb0P7-yy32XM

タッグコール型

<使用感>
・グズマ&ハラが便利。
エネ加速手段がないのが辛い。
・メタビートっぽい動きになり、プレイング難易度高め。

ユキノオー型

 ユキノオーの特性「じゅひょうのめぐみ」によってエネ加速をします。上記のデッキと違いポケモンがエネ加速をするので、ドローサポートを積極的に使える点が強いです。また基本的にはGX・Vポケモンはカジリガメだけなので、2体目のカジリガメVMAXを避けられて負けるというようなことも防げます。
 デッキコード:FfvFkk-LMK4Qz-V5F1wV

ユキノオー型

<使用感>
・ジラーチは必須ではない。
・ユキノオーラインと回収ネットはもっと厚くても良い。
・作業工程が少なくて安定している。

三神型

 ワザ「アルティメットレイ」でエネ加速する型です。ワザ「オルタージェネシスGX+」によってカジリガメVMAXの最大火力が270ダメージになることでTAG TEAM GXに対して強く出られます。コイン運に自信のある方は是非。
 デッキコード:nLgLg6-nulZcV-QHQnQN

三神型

<使用感>
・ワザ「アルティメットレイ」まで繋がらないことがある。
・非V・GXデッキには強い。

あとがき

 いかがだったでしょうか?今回は簡単な考察でしたが、テキストがシンプルな分、構築の幅も広くて面白いカードだと思いました。この記事でカジリガメVMAXへの理解が深まったり、デッキ構築のタネとなれたら幸いです。
 次回は拡張パック「ムゲンゾーン」のカードリストから注目カードをピックアップしたいと思います。お楽しみに!

最後まで読んでくれてありがとうございました!

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