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GRAMICCI|快適なパンツ制作のためにクライミングパンツから学ぶ【裁縫研究】

今回は古めのグラミチの紹介と
グラミチの特徴について解説しながら見ていきます

突然ですがなぜ快適なのか理由について考えると大きく2つの要因が挙げられます。


グラミチのパンツの特徴

グラミチといえばクライミングパンツですよね。
日常で履いていても布が張ることによる不自由さを感じることはほぼありません。
それはなぜなのかというとガゼットクロッチという特殊な型を採用することでその快適性を実現しています。

ガゼットクロッチ、ケツポケ
ケツポケが中に着けられるタイプではないのが特徴

ガゼットクロッチ

ガゼットクロッチとは普通のパンツのクロッチ部分とは違い、股部分の布を追加することで足をあらゆる方向に伸ばすクライミングで不自由さを感じないための工夫として開発されました

ウェビングベルト

また快適性という点においては腰回りに搭載されたベルトでしょう。このベルトのおかげで私たちが普段履きしている時にベルトをいちいち閉める手間をなくしています。

ここ好きポイント

グラミチのベルトのストラップに所謂ランニングマンがいないこと、またベルトの端がGのロゴ(裏にランニングマン)というデザインが今にない感じです。また裾周辺に着けられたgramicciのパッチが今にないものでかわいいですね。また、ベルトループがあることやケツポケが外側に着けられていること、今のグラミチではあまり見ないストレートタイプの型と挙げるときりがないほど全体的に好きが詰まっています。

年代判別

刺繍タグが用いられたのが、80年代後期~00年代前期。
この書体が使われるようになったのが90年代後期~00年前期。
80年代後期から90年代までのものは色落ちしやすいようです。
古着で買ったため履きこんだことによる色落ちかどうか判別はできませんが参考までに。
ただタグに色写していない点を考えると00年代と考えるのが妥当でしょうか

最後に

家庭用ミシンで縫うことを考えるとガゼットクロッチを採用することで股下補強をすることは現実的であると思います。また、股下に布が集まりすぎて縫いずらいことも解消されると思います。
前回挑戦した時は型を書かずに制作してしまったので型を考える時に候補として考えておくことはありだと思います。

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