靴下とトップスの話
おしゃれは足元からとはよく言ったもので、皆さんはどのような靴下履いてますか?
個人的には靴下こそその人のファッションが出る場所と考えています。
靴下は主役になれるのか
一口に靴下と言ってもさまざまな種類がありますよね。
読んで字のごとく”靴”の”下”の服ですしこれ自体に注目は集まりにくいです。
そんな存在感の小さい靴下ですが、様々なデザインがあしらわれた物や、奇抜な色まで展開される靴下はその大きさ場所故の大きなアクセントを演出できます。
例えば、無難な色でデニムと合わせるのではなくインディゴの対象色である黄色と合わせることで少し見えたときの印象はかなり異なってきます。
また、今の季節だとハーフパンツに合わせるときに柄の入ったものを合わせると個性が出せるアイテムですね。
また靴の下に履くものだから指先のほうは気にしないというわけではありません。サンダルに靴下を合わせるときには五本指ソックスなのかそうでないのかという形で遊びを表現することもできます。
このように靴下一つで自分を表現することができるわけです。
靴下とトップス
ここでタイトルにある本題に入りたいと思います。
そもそもなぜこれを考えたかというとマルジェラアーティザナルのミリタリーソックスを見た際にトップスに靴下を持ってくるということから考えた内容です。
一見関係ないように見えても両者は似ていると私は考えています。
例えば薄手のニットについては素材も似ていて伸縮性がある点やリブがあるものについて考えると想像しやすいのではないかと思います。またレディースのニットでは両者ともに袖口がレタストリムだったり、レース仕上げされていてそれぞれに良さがあります。
それぞれに良さがあるという点で言うとストリート系では縦にデザインを入れることで小さくなりがちなロゴを縦長に入れた靴下が人気ですね。これはストリートで人気なトップスによくみられる腕に縦長のプリントを入れるものと似ていると似た傾向であると思います。
今までの例を見ると靴下の口部分はトップスでは好きな袖口部分のようなところ、靴下の柄やデザインについてはトップスだと生地の柄やプリントとリンクしていることが言えます。
勿論必ずしも靴下とリンクしたものが合うわけでは無いとも思います。服にアクセントを加えたい時の手段であるとも思います。さっきの靴下だとレタストリムの靴下をあえて履くことで抜け感の演出や、ストリートな靴下をはくことで上が無地だった場合はアクセントになると思います。
このような効果があるということは主役級の働きになれるということであると思います。
最後に
これを読んで服に合った靴下を作ってんだからそりゃそうだろと考えたかもしれませんがそんなあなたが履いている靴下こそあなたがほんとに好きなファッションなのかもしれません。