Googleは何でも教えてくれる
耳に残っているのだけど、どうしても思い出せない曲があった。
ファミコンのゲームの曲なのは間違いない。
小学生当時、私はファミコンを所有しておらず、ファミコン本体ごと友人から借りて遊んでいた。ちなみに私が持っていたゲーム機はSG-1000IIやマークIIIである。
ファミコン本体と一緒に借りたカセットがファイナルファンタジー2と3で3はクリアできたけど、2は全然先へ進めることが出来なかった。
ファイナルファンタジー2のキャラクターの名前を入力するときの曲だと思ってYouTubeなんかで調べたが違った。3の曲も調べてみたが、該当する曲は見当たらない。
そんなに気になるのならGoogleに聞けばいいじゃない、と妻に言われる。
そう、Androidには「曲を検索」というとんでもない機能が搭載されており、この機能は流れている音楽からはもちろん、鼻歌でも検索してくれるのである。
しかし、最大の欠点は調子っぱずれな鼻歌を披露しなくてはならないのだ。
人前ではもちろん恥ずかしいが、ひとりでもスマホに向かって鼻歌を歌うのもなんだか滑稽である。
私は覚悟を決めてPixel7aに向かって鼻歌を披露した。
「ふ、ふ~ん、ふふふ、ふふふふふふふふ、ふ~ふふ~ん♪」
横で妻が爆笑しているが、そんなことはどうでもいい。
「続けてください…」とPixel7aは無情な言葉を表示させ、私に鼻歌を歌わせ続ける。
鼻歌を歌い続けると、検索結果が表示された。
「Love Song 探して」
ドラゴンクエスト2で復活の呪文を入力するところで使われているそうで、まさにこの曲でした。
いやぁ、いまさらながらGoogleはすごいな、と思ったが、私の鼻歌が上手かったから検索されたのではないかとも密かに思っている。