PENTAXとの長い付き合いが始まったときの話
突如として自分語りを始めます。
あのときEOS Kiss デジタルを購入していたら、いまも趣味で写真を撮り続けていたのだろうか?と思うことがある。
当時IXY30というコンデジで遊んでいましたが、まあ自分の腕前の責任ですが綺麗な写真が撮れた試しがありませんでした。
ネットとかを見ていたら上位機種のIXY400で撮影された写真と私の撮影した写真では雲泥の差で、じゃあIXY400を購入しようとはせずに、なぜか一眼レフを購入しようと思い至ったわけです。
というのも、父がちょうど定年退職しフィルム一眼レフを購入しておりました。結局、ほぼ使用されずに中古としてどこかのカメラ屋へ旅立ってしまいましたが、ファインダーから見えたその景色に衝撃を受けたことを今でも覚えている。
そんなわけで一眼レフを買おう!と検討をはじめましたが、さすがにフィルム一眼レフを購入することは考えずにデジタル一眼レフの検討をしました。で、どこのメーカーの一眼レフを購入しようか検討を始めたわけですが、一眼レフは通常ボディ単体で販売されており、レンズは別で購入しなければならないことに衝撃を受けた。しかもレンズの価格はちょっとしたコンデジが購入できるものから、10万円以上、下手すると100万円するものまであることを初めて知る。レンズだけでは写真は撮れないのに、だ!
その程度の知識しか無いのにデジタル一眼レフを購入しようとしたのですが、IXY30を持っていたことと、カメラメーカーの知識は皆無だったのでキヤノン一択のはずでした。カタログを眺めているとEOS Kiss デジタルのメモリーカードはコンパクトフラッシュ、IXY30はSDカードです。
カメラが2台になるのだから、どちらにしてもメモリーカードをもう一枚購入する必要があるのです。だから規格の違いはどうでもいいはずなのに、コンパクトフラッシュは嫌だ!と当時なぜか考え、EOS Kiss デジタルが購入の候補から外れたのでありました。
そして突如として購入候補に現れた「PENTAX *istDs」を購入しました。
決め手としては、同じ600万画素なのにEOS Kiss デジタルよりも安かった。しかもSDカード!
そんな理由で選ぶなよ!と当時の自分にツッコミを入れたいが、ここから長いPENTAXとの付き合いが始まるわけです。
さて、はじめのEOS Kiss デジタルを購入していたら、いまも趣味で写真を撮り続けていたのだろうか?に戻ります。
何となくですが、写真を趣味として撮ることを辞めていたのではないかと思う。
というのも、結局「*istDs」を購入したところで、満足のできる写真が撮れたわけでもなく、中途半端なレンズ沼にハマって行くのです。
PENTAXのレンズは良いのか悪いことかわかりませんが、薄給の私でも無理すれば購入できる価格なんですよ。
レンズを追加し、「*istDs」から「K-7」「K-3」「K-3MarkIII」へステップアップしていき、撮れる写真は大きな変化はありませんでしたが、それはそれでとても楽しい写真ライフです。
それに引き換えキヤノンのレンズは高すぎでした。たぶんEFレンズを見ていたと思いますが。
EOS Kiss デジタルを購入していたらステップアップを考えレンズを購入しようとしても金銭的に出来ずに、父が購入したフィルム一眼レフと同様にどこかのカメラ屋へ旅立っていたと思う。
そんなことを急に思い出した。
別にキヤノンが悪いわけではないですよ。R10がマジで欲しい!