ぷみぷみVEEを見た。悔しかった。
ぷみぷみVEEとは、2022年12月2日にTOKYOMXにて放送されたバーチャル応援バラエティー番組である。Sony Musicによる、史上最大規模のバーチャルタレント育成&マネジメントプロジェクト「VEE」にてデビューしたVTuberたちが出演している番組。放送時間は30分。
■第1話(20221202初回放送)の構成
約30分、軸としてメインのやり取りがあり、おまけのコーナーがちりばめられた構成になっている。具体的には以下のようになる。
素人ながら、言いたいことは山ほどあるが……。
これを面白いと思ってGOサイン出したやつ出てこいマジで。
正直、悔しかった。脳裏によみがえったのは「ばーちゃるさんは見ている」だった。結局、TV側はあれから何も学んでいなかったのだろうか。現状、VEEは”ばちゃ見”の時の演者に比べれば知名度もなく3D的な演出を持ち合わせていない。ばちゃ見の劣化版と見えなくもない。
VEEメンバーが悪いわけではない。マツモトさんが悪いわけではない。
ただ、調理の仕方が甘かった。
その1 ぱっとしないタイトル
・ぷみぷみVEE
➡ぷみぷみってなんだよ!!!
・バーチャル応援バラエティー
➡いまいちピンと来ない。一行で番組の中身を説明しろって言われてこれ言われてもよくわかんないよ。伝わんないよね。いっそのことVEETVでよかったんじゃない。
その2 謎コーナー
ばーちゃるさんは見ているの時もそうだったが、流行ってるのか?このちっこい企画を作って途中に流す構成。
・ミュウ君が一般人の身内話(悩み)の相談に応じる2分間
➡誰なん⁉いや、誰なん⁉でなんなんその話?誰が喜ぶん。楽しいか見てて!でもってミュウ君の話が全然入ってこんのよ。多分台本だろうけど、読みなれてないからっていうよりも、展開に入りこめてないのよ。こっちが。演者は何も悪くない。悪いのはこんなクソみたいな企画出した奴。もしやるなら、せめて自由に話させてみてよ。あんなのは、個人的には、ミュウ君らしさの欠片もないんだ……いいたくないんだ……でもファンとして、もっといいやりかたあったろうにと思ってしまう。
・糶君が東京の名所を巡るコーナー(画像紹介)
➡東京に絞る必要あった?バーチャルなんだからどこでもいけるでしょうに。んで一切しゃべらないし!浅草って、……今更!!画像で紹介するなら(名所を伝えたいなら尚更)背景よりキャラでっかくしちゃ意味ないよね!
ねえ本気!?本気でこれなの!?キャラなの名所なのどっち伝えたいの!!
・朗読
➡うん。まあ相性はいいよ。Vでやってる人多いし。でもTVで朗読って、NHKでしかみたことないよ。まして、バラエティーではないでしょう。バラエティー”じゃ”ないでしょう。例えば、途中の文章穴埋めにしてさ、答えさせるとか、その子の内側、思考や言動に取れ高が宿るはずなんだよ……。反応すること、自分で考えて話すこと、さんざんやってるんだよ……素人であって素人でないんだ。VTuberは。
・次回予告を採点。噛んだり間違えたりしたら減点。
➡これはまあまあ面白かったです。しゃべることが武器ですし、企画に違和感はないです。次回の内容もわかるし。OK!
その3 虚をつかれるとつまらない
出身地はどこですかと聞かれて、「魔界です」と答える。
これはVTuberではよくあることだ。とくにキャラを演じきっているVTuberほど、この質問に答えずらくなるだろう。そのせいで、変な間ができあがる。芸能人もタレントも昔からそうだと思うが、キャラクターを演じている時に限って、プライベートな質問をされてしまいがち。そこを突っ込むことは一定の笑いを引き出すことができるが、Vに限って言えば、うまく対応できた人をみたことがない。
この現象が起こる理由はいくつか考えられる。
マツモトさんがおっしゃっていた、「まるでガールズバー」というのが言いえて妙。どうやらVTuberは、自分たちではない誰かがトークの主導権を握っている時、答える一方となり、本来の力が発揮しにくくなっている印象を受ける。どちらかといえば”攻める”ほうが得意ではないだろうか。
ゲスト進行でVと話すのではなく、V進行でゲストと話す、という構図のほうが、いいのかもしれない。
とはいえ、「排水溝が詰まって水浸しになった」など、極端なプライベートエピソードはパワーがあり、非常にいい。だがそのパワーの方向が、キャラの設定からもってきたもの(例えば原宿に魔王城を建てることが夢など)であれば、それ以上、もう話をどうしようもないのは明確であろう。
あと、
コントの設定考えたなら、コントしようぜ!
提案で終わるって、ほんと、意味ないから。
素人の戯言です。
私はTV関係者でも、構成経験者でもありません。個人的な妄言です。
しかしファンであるゆえ、言いたいこともあったとさ……。
何かしら届くことがあってほしいような、届くとちょっと怖いような……(なんか言われるんじゃないかな……)。
とにかく! VEE、そしてVTuber界隈の発展を願っています。そして、発足して間もないのにもうTV番組の枠を引っ張ってくる運営さんに驚いています。さすがSony。
以上。ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?