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手放したら、幸せがやってきた。

毎週金曜日はグリーンコープの個別宅配の日。
次週の注文パンフレットを眺めていると、梅に目が留まった。
ああ、もう梅干しを漬ける季節なんだなと思う。
今年は、赤紫蘇をいれた梅干しと、ハチミツ入りの梅干しも作ってみたいなぁと、あれこれ思いめぐらせてにんまりしている自分がいて、おかしくなった。

これまで、私は女性はお料理が上手でないと価値がない、もっとおいしく、もっときれいな出来栄えに、失敗なんてとんでもないと思っていた時は、ちっとも楽しめなかった。
別にカフェを開こうと思っている訳でもないのに
いったい誰の評価を気にしていたのだろう。
いったい誰と競っていたのだろう。
夫や子供たちがおいしそうに食べてくれて、健康でいてくれることに感謝もできずにいた。

ある時、瞑想中に「私はお料理が嫌い、できることならやりたくない。」という声が湧きあがってきた。
そろそろ、自分の正直な気持ちを認める時がきたと観念し、口が裂けても言いたくなかった「私はお料理が好きではありません」を公言するようになった。
やりたくない時は家族に振って、やらないことにしたが、意外と、文句を言われることはなかった。

人から、どう思われるかを手放せた時、喜びはもともとそこにあったことに気づいた。

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