エピソード その1

僕の中にある一番古い記憶は
幼稚園の頃になる
特に深い思い出ではないが
印象に残ってる

ジャングルジムの上まで行くのが好きだった
それは今でも変わらない
何というか恐怖体験みたいなものが好きである

その記憶もジャングルジムの上まで登っていた
後々になって分かったのだが
その記憶というのは卒業アルバムの一枚に入っていた

何故中途半端な記憶が今も残ってるかは分からないが
幼かったあの時頂上まで登れたところを撮られたのが嬉しかった
少し人とは違うことが出来たという感情が芽生えたのは確かである

今もその感情はある
何かをするとき
自分で工夫して自分だけのオリジナルを完成させる
きっかけとなったのはあの出来事から
だから今でも中途半端に頭の片隅にあるのだろう