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「おかえり」と「ありがとう」と

私はアイドルが好きだ。


今でこそ男性アイドルを軸推しとしているが、元々は女性アイドルが好きだった。

高校生のとき同じクラスになった友達がハマっていたのが『BiSH』を始めとする『WACK』のアイドル。
最初は友達が好きだから、と軽い気持ちで見始めたが、いつの間にか私も彼女たちのファンになっていた。



中でも一番好きだったのが『EMPiRE』の『MAYU EMPiRE』。

MAYU EMPiRE
(EMPiREとして最後のアーティスト写真)


今は『ExWHYZ』にグループ名を変え、EMPiRE時代とは違う楽曲で活動している。
メンバー各々の名前からもEMPiREの文字は消えて、MAYU EMPiREは『mayu』になった。

オーディションは見ていなかったがグループ結成当初から彼女を見て、応援してきた。
毎月ライブに行ってチェキを撮ったりファンレターを書いて渡したり。
その後EMPiRE(ExWHYZ)はとても大きなグループになった。
私は他のアイドルを推すようになったこともあり、mayuとEMPiREから距離を置いて、たまにSNSで活動をチェックする程度になっていった。


mayuは私のロールモデル的な人だった。
自分に対して少し自信が無いところとか、夜中に色々考えてしまったりSNSに呟いて翌朝投稿削除したりとか。
趣味嗜好はあまり似ていないけれど、内側の部分に近しいものを感じていた(オタク特有の勘違い)。

デビュー曲を聴いた時から、mayuの歌声が好きだった。
ライブで見ると音源よりもさらに力強い声や、楽しそうで表現力があってかっこいいところも好きだった。

ExWHYZになってからもInstagramだけはフォローし続けていて、ストーリーを見て「生きているな」「頑張っているんだな」と思っていた。



そんな憧れの存在が、ある日突然活動休止を発表した。


見出しを見た時は愕然とした。
この事務所特有?みたいなもので、活動休止=復帰せずに脱退、なんてことも少なくなかったから。


でも、mayuのコメントを見て印象が変わった。

mayuのコメント 一部を抜粋(公式HPより引用)


やっぱりかっこいい、あんたは最高だよ……と。
mayuのこういうところはずっと変わっていなくて、何なら長い時間と経験を経てさらに強くなっていたんだなとさえ思った。



そして昨日11月19日、ファンクラブ会員を招待して行われた(YouTube Liveで生配信もされた)シークレットライブ。
mayuはパフォーマンスに参加し、復帰を発表した。

mayuの復帰メッセージ(公式HPより引用)


私は公式SNSすらフォローしていないオタク未満の人間のため、mayuのInstagramへの投稿で復帰を知った。
さすがに、思わず、声が出てしまった。

良かった。本当に良かった。
またmayuが活動している姿を見られる、生存確認ができることに「ありがとう」と思った。


そして何の因果か(実際は因果なんて無いのだけれど)、私も今いわゆる“活動休止“みたいな時間を過ごしている。

こんなことってあるんですね……と。
やっぱり私とmayuにはどこか似た部分があるのかなと、いよいよ因果を感じてしまっても仕方がないと思う(オタク特有の勘違い②)。


とはいえ、「これからもExWHYZであり続けるために」活動休止を選んだmayuと、「このままでは壊れる」と半ば逃げるように休職を選んだ私とでは雲泥の差。
そんなことは分かっているけれど。

戻る決断をしたmayuはすごい、かっこいい。
数年越しで、またmayuに勇気と希望を与えてもらった気がする。


改めてmayuのような人になりたいと感じたし、これからは今までよりもう少しmayuとExWHYZの活動にも目を向けて応援したいとも思った。

mayuおかえり!
ExWHYZに帰ってきてくれて、私の好きなmayuでいてくれてありがとう。
たくさん笑って幸せでいてね。

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