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全部つじつまが合っているーパンデミックは「グレート・リセット」の道具、ジョー・バイデンの勝利、現代世界は"自ら分裂"している(2020年11月8日)

ヴィガノ大司教「現代世界は"自ら分裂"している。客観的な現実とメディアによる虚構の分裂。「グレート・リセット」の道具であるパンデミックや、ジョー・バイデンの勝利を既成事実とする米国の政治状況がそうだ。」英語原文WEBサイトをご紹介します。
ヴィガノ大司教の言葉によると、「アメリカ大統領選挙の欺瞞、詐欺行為、新型コロナウイルス感染症などなど、は「全部つじつまが合っています」。ですが、真理は天主ご自身であるゆえに、これらの欺瞞の時は数えられていると確信できる。光は闇を壊滅させる。」と。

ヴィガノ大司教、バイデンが二人目の「カトリックの」大統領だと主張する米国司教協議会を非難
2020年11月8日

2020年11月8日(LifeSiteNews)カルロ・マリア・ヴィガノ大司教様は、「LifeSiteNews」の掲載用に以下の声明を送ってこられました。
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私たちが生きているこの世界は、福音書の表現を使うならば、「in se divisum 自ら分裂して」(マテオ12章25節)います。この分裂は、現実と虚構の乖離(かいり)で成っていると私には思えます。一方には客観的な現実があり、他方にはメディアによる虚構があります。

これが、「グレート・リセット」の道具となる社会工学のツールとして利用されてきたパンデミックに対して当てはまるのは確かです。しかし、巨大な不正選挙の証拠がメディアによって検閲され、そのメディアが今やジョー・バイデンの勝利を既成事実として宣言しているという超現実(シュール)な米国の政治状況に対しては、それ以上に当てはまります。

新型コロナウイルス感染症の現実(本当の事実)は、主流メディアが私たちに信じさせようと望んでいることとは明らかに大違いですが、それだけでは、大多数の人々があきらめの気持ちで受け入れている奇怪な虚偽の城を解体するには十分ではありません。同様に、不正選挙という現実、あからさまなルール違反かつ組織的な結果の改ざんという現実は、ジョー・バイデンが米国の新大統領、以上、終わり、と言っている巨大な情報メディア産業によって私たちに与えられた物語とは大違いです。

そうでなければならないのです。決まっています。昨年と同じ数の死者を出した季節性インフルエンザの "壊滅的な"猛威とされるもの(新型コロナウイルス感染症)にも、腐敗して「ディープ・ステート」に従属している一人の候補者の選出が避けられないということにも、選択肢はないのです。実際、バイデンは、すでに都市封鎖を復活させると約束しています。

現実はもはや重要ではありません。現実が、構想された計画とその実行の間に立ちはだかるとき、それは絶対に無関係です。新型コロナウイルス感染症(Covid-19)とバイデンは二つのホログラムであり、二つの人工的な創造物であり、偶発的なニーズに合わせて何度でも何度でも採用されるか、あるいは必要なときに新型コロナウイルス感染症(Covid-21)とカマラ・ハリスで置き換えられるかの準備ができています。

集会を開催するトランプ支持者に投げつけられた無責任だという非難は、BLM(ブラック・ライブズ・マター)のデモですでに起こったように、バイデンの支持者が通りに集まるとすぐに消えてしまいます。ある人々には犯罪的なことであっても、他の人々には許されています。それには説明もなく、倫理もなく、合理性もありません。

左派であるという、バイデンに投票しているという、マスクをつけているという事実だけが何をするについても許可証である一方で、右派であるという、トランプに投票しているという、マスクの有効性に疑問を持っているということだけが、非難されたり、証拠や裁判を必要とせずに処刑されたりする十分な理由なのです。彼らは事実上、ファシスト、主権主義者(分離主義者)、ポピュリスト、否定論者としてレッテルを貼られており、これらの社会的な汚名を着せられた人々は、ただ黙って引き下がることとされています。

このようにして、私たちは善人と悪人の間の、その分裂に戻るのです。それは一方の側(私たちの側)が使うときにはあざ笑われており、逆に私たちの敵が使うときには議論の余地のない前提として支持されています。私たちはこれを、「光の子ら」と「闇の子ら」に関する私の言葉に反応していた軽蔑的コメントで見てきました。それはまるで、私の「黙示録的な言い方」が、ひどく狂った心がつくり出したものであり、ただ現実を観察できていないかのようにです。しかし、この聖書にある人間の分裂を軽蔑しながら拒否することによって、彼らは実際にその分裂を裏付けており、社会的、政治的、宗教的な正当性という認可を与える権利を自分たちだけのものに制限しています。

彼らこそが善き人々であって、たとえ彼らが罪のない人(胎児)を殺すことを支持していたとしても、われわれはそれに慣れなければならないとされます。彼らこそが民主主義を支持する人々であって、たとえ選挙に勝つためには彼らが常に欺瞞や詐欺に頼らなければならないとしても --- しかもそれがあからさまに明らかな詐欺であったとしても --- そうだとされます。彼らこそが、自由の擁護者であって、たとえ毎日のように私たちから自由を奪っているとしても、そうだとされます。彼らこそが客観的で正直である、たとえ彼らの汚職や犯罪が目の見えない人にさえも明らかになっているとしてもそうです。私たちにおいて、彼らが軽蔑して馬鹿にしている教義(ドグマ)は、それを推し進めるのが彼らである以上、議論の余地も疑問の余地もないのです。

しかし、私が以前に述べたように、彼らは小さな細部、彼らが理解できないあることを忘れています。それは真理というものが存在していることです。真理はそれを信じる人がいるかどうかに関係なく存在しています。なぜなら、真理はそれ自身に、存在論的に、(真理が)有効であるそれ自身の理由を有しているからです。

真理は天主の属性であるがゆえに、否定することができません。真理は天主ご自身なのです。そして、真理であるすべてのものが、嘘に対するこの優位性にあずかっています。ですから、私たちは、神学的にも哲学的にも、これらの欺瞞の時は数えられている(限界がある)と確信することができます。なぜなら、彼らの上に照らされる光がやがて十分な量となって、彼らを破滅させるであろうからです。

正確に言えば光と闇です。ですから私たちは、一歩も引かずに、バイデンと民主党の欺瞞に光を当てましょう。彼らがトランプ大統領と米国に対して企てた詐欺行為は、長い間立ち止まったままにはならないでしょうし、新型コロナウイルス感染症という世界的な詐欺、中国の独裁者の責任、腐敗した者と裏切り者の共謀、そして「ディープ・チャーチ」の奴隷化も、同じであろうからです。Tout se tient.[全部つじつまが合っています。]

メディアによって広められ、組織的に構築された嘘のパノラマの中で、ジョー・バイデンの選挙は、望まれているだけでなく、不可欠であり、それゆえ真実であり、それゆえ決定的なものであるとみなされています。それは、たとえ投票数の集計が完了していなくても、たとえ投票の確認と再集計が始まったばかりであっても、たとえ不正行為を主張する訴訟が提起されたばかりであってもです。バイデンが大統領にならなければならないのです。なぜなら、「彼ら」はすでにそれを決定しているからです。米国民の投票は、この投票がこの物語を承認する場合にのみ有効です。そうでない場合は、投票は「再解釈」され、国民投票の漂流、ポピュリズム、およびファシズムとして退けられるのです。

それゆえ、民主党が自分たちの候補者にこれほど粗野で暴力的な熱意を持っていることも、メディアや公式のコメンテーターがこれほど抑えがたい満足感を持っていることも、世界中の政治指導者たちが「ディープ・ステート」への支持とへつらいの従属を表明していることも、驚くべきことではありません。自分たちが民主党の操り人形の圧勝を常に信じていたと見てもらえるように、誰が先に到着できるか、ひじを打ったり、誇示するためにはしゃいだりしながら、選挙の流れを見ています。

しかし、世界の国家や党書記のトップたちのへつらいの態度は、世界的な左翼の戯言の一部に過ぎないと理解しているならば、私たちは率直に言って、「バチカン・ニュース」サイトにすぐに再掲載された米国カトリック司教協議会の宣言がかなり気になっています。この宣言は、不安そうな寄り目で「米国の歴史上二人目のカトリックの大統領」を支援したと自らに功績があるとし、バイデンが、熱心に中絶賛成で、LGBTイデオロギーや反カトリックのグローバリズムの支持者であるという無視できない細部を明らかに忘れています。

ロサンゼルスの大司教ホセ・H・ゴメスは、母国(メキシコ)のクリステロスの殉教者の記憶を冒涜するように、「米国民が語った」と率直に言っています。糾弾され、広く証明されてきた不正行為は、ほとんど問題ではありません。千通りもの方法で汚されているとはいえ、国民の投票という迷惑で形式的なものは、今では、この提携した主流派思想の旗持ちに有利な結論が下されたと考えなければなりません。私たちは、ジェームズ・マーティン(イエズス会)や、バイデンのつかの間の勝利を分かち合うためにバイデンの馬車に乗ろうとしているすべての廷臣たちの投稿を、多少吐き気を感じながらも読みました。

反対する人々、明確さを求める人々、自分たちの権利が保護されているのを見るために法に訴える人々は、何の正統性を持っておらず、黙っていなければならず、自ら辞して、消えなければなりません。あるいはむしろ、この人々は、歓喜に満ちた聖歌隊と「一緒になって」、拍手と笑顔を送らなければならないのです。受け入れない人々は民主主義を脅かすものであり、追放されなければなりません。このように、まだ二つの陣営がある状態ながらも、今回は正当であり紛れもないものなのです。なぜなら、それらを押し付けるのが「彼ら」であるからです。

このことが示しているのは、米国カトリック司教協議会(USCCB)と中絶会社「Planned Parenthood」の両方が、同じ人物の選挙の勝利とされるものに満足を表わしていることです。この完全に一致した合意は、ホルヘ・マリオ・ベルゴリオの選挙の際に、フリーメーソンの複数のロッジが熱狂的に支持したことを思い起こさせます。この選挙も、コンクラーベ内部での不正行為の影から逃れていたのではなく、同様に「ディープ・ステート」によって望まれていたものでした。

それはちょうど、ジョン・ポデスタの電子メール(ヒラリー・クリントン大統領候補の選対本部長当時のメールがウィキリークスによって流出した)から、またセオドア・マカリックと彼の同僚たちが民主党およびバイデン自身と結びついていることから、私たちがはっきりと知ることができるのと同じようにです。取り巻きによる非常に「すてきな」小グループであり、疑う余地はありません。

米国カトリック司教協議会のこれらの言葉で、「ディープ・ステート」と「ディープ・チャーチ」の間で結ばれた「pactum sceleris」[犯罪の契約]が、確認され、押印(確認)されています。つまり、新世界秩序(New World Order)のためにカトリックの位階階級の最高レベルが奴隷化であり、キリストの教えと教会の教理の否定です。

これに注目することは、現在起きていることの複雑さを理解し、超自然的で終末論的な視点でそれを考察するために必要な、第一のステップです。唯一のまことの世の光であるキリストが、その光を覆い隠している闇に対して既に勝利したことを、私たちは知っていますし、実際に確信しています。

米国のカトリック信徒は、祈りを増やし、米大統領のために特別なご保護があるように主に懇願しなければなりません。私は司祭たちに、特にこの日々の間、サタンと背教の天使たちに対する悪魔祓いを唱え、「Pro Defensione ab hostibus」の私誦ミサを捧げるようにお願いします。私たちが米国と全世界をその汚れなき御心に奉献する童貞聖マリアが介入してくださるよう、確信を持ってお願いしましょう。

+大司教カルロ・マリア・ヴィガノ

2020年11月8日
聖霊降臨後第二十三主日

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