司法書士と過払い請求CMと積み立てNISA
ラジオの女性「でも……司法書士にお願いするって敷居が高いですよね?」
行政書士(自称)「私も過払い金請求期限を過ぎてしまった一人なのでお気軽にご相談ください!」
え?敷居が高い事に対する答えとしておかしくないか。むしろこの行政書士に頼んで本当にいいのか?と不安になる。他にも
利用者の声「借入金が少ないので関係ないと思っていましたが100万円を超える過払い金が返ってきました!」
100万円以上返ってきながら「借入金が少ない」のに「高額返ってきて嬉しい!」という金銭感覚のCM内容にしてしまう点に、こっちの意識の全部持っていかれる。ここの行政書士に頼んで大丈夫なのか。他の行政書士は激おこしないのか。
こんな雑なCMをガンガン出して儲かる算段があるほどの需要がある、という事にも驚く。
一方、主婦雑誌やブログでは「節税対策に積み立てNISA」の特集が組まれまくっていて、これが世の中のスタンダードですよ、みたいな勢いがあるが、過払い請求とNISA流行りには同じような薄ら寒さを感じている。どちらとも話が噛み合わない予感しかない。
…借金もないけど、節税できるほどの税金を払えもしないオバサンは完全に部外者の立ち位置にいる。不定期に症状が出る持病持ちは、社会にまともに参加できないから、大体どこにも属せないのだ。