「VIEWMOREとわたし」 EP.5 初ライブ
VIEWMOREのギターのゲンキです。
VIEWMOREが始まってから1年以上がたった。
今回は2022年のバンドの立ち上げから、年末におこなった初ライブまでのことを、5つのエピソードにそって、私の目線で書いてる。
タイトルはズバリ「VIEWMOREとわたし」
今回は全5回のエピソード5。ラスト1回。よろしく。
EP.5 初ライブ
初ライブ
初ライブはわたしの友達の誕生日会の謎企画(なんそれ)場所はベッシーホール。メジャーデビューしてるシンガーソングライターがいたり、札幌のPinky Donnaやdeath(dead)deathdeathなど異種格闘技感が漂う中で、VIEWMOREは初ライブのステージに立った。
8月に始まったばっかりではあるものの、ここまで謎のスピード感でレコーディングまで済ませた(EP.4)VIEWMOREのライブが最高だったことは、いうまでもないのだけれど(笑)、個人的はかなりぐっとくる瞬間の連続。
前にバンドを抜けた時は「もう一生ステージに立つことなんてないのかな」なんて、思っていたわたし。なかなか感慨深い一日だった。
初ライブ当日、仕事でPM休暇をとったわたしは、職場から家にもどり、着替えて、ギターを担いでベッシーホールに向かった。
2022年12月14日の札幌。冬の始まりというには、あまりにもしっかりとした雪が降っていて、ベッシーホールの前の通りはツルツルすべる。道すがら、ギターを担ぎながら何度も転びそうになる。
こうやってライブハウスに足を運ぶ事自体も、久しぶりのことで、控え室に機材を置いてからも、なかなか落ち着かない時間を過ごしたのを覚えている。
「(俺は緊張している、、、(笑))」と認識した。
予定通り会場はオープン。段々とVIEWMOREの出順が近づく。ベッシーホールのフロア横、階段を登ったところにある控え室で、下準備に取りかかる。ノダさん、もんさん、にいちゃんとバースデー仮装をキメて、アホな話をする。いい時間。
いよいよ本番だ。
ステージでセッティングを済ませる。ドラム、ギター、ベースの思い思い音出しが、だんだんと曲の一部に変わる。徐々にステージとフロアが、スピーカーの音で満たされていく。そこに、にいちゃんのボーカルがのってくる。
とりあえずわたしは、モニターの返しに(もんさんの)「ドラム3点強め」をリクエストして、それを頼りにする(これはライブを重ねた今でも変わらない。わたしのライブ中の指針)
ステージからフロアを見渡す。コロナが明けきらない時分。札幌の中でも比較的広いと言われるベッシーホールが、マスクをしている人達で「まばらではない」というくらいの感じでそこそこ埋まっている。旗揚げには十分過ぎるほどの舞台が整い、いい空気感が充満してる。
準備完了。
ギターのハウリング。
メンバーにアイコンタクトを送った後、ノダさんが一言「VIEWMORE」
もんさんのハイハットのツーカウントでライブが始まった。
そこから正味20分程度の演奏。
とにかくシンプルに楽しかった。一瞬のように思えたけれど、ギターを弾きながら8月のVIEWMORE立ち上げからの数ヶ月と、わたし自身がバンドをやっていなかった数年間。そういったこと思いを馳せるには、十分な時間だった。
見つけた細かい課題を上げればキリがないけれど、確かな手ごたえがあった。間違いなく、あの日出たバンドではウチらが一番イケていた(笑)
初ライブはこんな感じ。
コンス登場
冒頭少し書いたけれど、初ライブ当日、現在VIEWMOREのリードギターのコンスがdeath(dead)deathdeath(以下、デスデス)のギターとして演奏をしていた。
わたしは友人のノリ(デスデスGt.)を通して、ライブの数ヶ月前にコンスと顔見知りになっていた。コンス登場の巻。
コンスは、ホットドッグのキャラがついた黒いキャップを被り、ROARKのTシャツを着ている。ギターはバイパー(わたしと同じ型のギター)を弾く。昔は札幌THE GREEDでギターを弾いていた。
そして、コンスは髭を生やしていないのに、自身が髭を生やしているノリから「ヒゲ」と呼ばれている。由来はナチュラルなその髭の濃さのポテンシャルにあるらしい。周囲に立派な髭を生やしている人間に囲まれながら、固有名詞としての「ヒゲ」を我が物にしている男の底の深さは、わたしなんかには、今だにはかり知れない。
VIEWMOREのメンバーとコンスの距離がぐっと近づいたのはライブ後の飲み会。特に、にいちゃんとノダさんがゆっくり話をする時間があったようで、そこで深めの話をしたらしい。
ここまでの数ヶ月の間でもVIEWMOREで「ギターを増やして2本体制にすること」については、考えたり会話する機会があった。いずれにしても分かっていたことは、この時点でのコンスの加入は間違いなくVIEWMOREのプラスになるということ。
その後、数週間ぐらい、コンス本人やデスデスのメンバーとも話をする時間があって、コンスがVIEWMOREに正式加入することとなった(デスデスとの掛け持ち)
コンス加入後のVIEWMOREの仕上がりについては、ライブを見てもらうのが一番早い。ぜひ2024年ライブハウスで会いましょう。
あとこの章の最後に、忙しい最中でもいつもコンスをスタジオやライブへ送り出してくれているあーちゃんへの感謝を、改めて書いておく。
あーちゃん。いつもありがとう。
そういえば1周年
「そういえば1周年」っていう話がある。2022年8月に旗揚げしたVIEWMOREは12月に初ライブ。そして一年がたった。
にいちゃんいわく「1周年祝うようなバンドじゃねー」ってことらしいけれど、わたしも本当にそう思う(笑)
2023年12月15日デスデス企画でBrew itで2マンライブをやった。デスデスのバンドウがこの12月をもって、東京に行くってことで、一区切りのライブ。強いていえばVIEWMOREも初ステージから一周年の区切りのライブ。
2023年、デスデスにはVIEWMOREの企画(BALLROOM)に出てもらったり、コンスのVIEWMORE加入の件もあり、お互い良い距離感で活動をしてきた。『ゲンキスケボーで骨折するの巻/2023年秋』(いつか書く機会あるかなw)には、ノリがサポートでギターを弾いてくれるという一幕もあった。
デスデス企画の夜。気合の入ったデスデスの鬼気迫る演奏が最高だったのは言うまでもない。この夜は、今年いろいろ一緒に乗り越えた仲間、世話になった方々と顔を合わす良い機会になった。いい夜だった。
「何周年」という言葉がVIEWMOREに似合うようになるには、まだまだ下積みが必要。少なくとも数年。ただし、たとえば自分たちがライブを企画したり、ライブに出ることで、少しずつ人が集まったり、そこでまた新しい繋がりを作ることをやめずに継続していけば、そのうち「何周年」って言葉がしっくりくるタイミングが来るんだと思う(HELLNE15周年・evylock25周年の「説得力」ってまじ凄まじかったよね、、、)
VIEWMOREでもそういった「説得力」っていうのを持てるように、また一歩また一歩、積み上げていきたいと個人的に思っている。2024年も、2023年よりも更にいい年にしたいね。
「VIEWMOREとわたし」ラスト第5回は以上、こんな感じ。
長編、最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございます。
なかなか筆が遅いわたしですが、執筆中にライブハウスで色々な人からコメントをいただくことも出来、とても励みになりました。また機会があれば、ぜひ書かせていただきます。
2024年も、みんなで楽しいことだけやっていきましょう。
引き続きVIEWMOREを一つよろしくお願いします。
VIEWMORE ゲンキ
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