【あつ森】クリーム島クリスマス与太話12/8
こんにちは、びゅーんです。珍しくみたい映画が2本以上ある。いつみにいこうかな。
今回はいきなり与太話に入らせて頂きます。12/9、10日分も話の内容は固まってますがまだ写真が間に合ってません汗💦
12/8 ゆきみの読書日記〜クリスマスの鐘〜
ゆきみ「セイロンさん、お邪魔します。あら?リアーナさんどうしたのでしょう。」
リアーナ「セイロンさん!かつてない程ピンチなんだ。助けておくれ!」
セイロン「こんにちは、ゆきみさん。彼女も今来たばかりですよ。リアーナさん、何があったか話してください。」
リアーナ「なぁセイロンさん!お菓子作りに慣れてないウチでも作れそうなやつはあるかい、スン!ダチとクリスマス会をやることになって、晩飯をそれぞれ作って持ち寄ろうって話になったんだ。んで誰が何を用意するかジャンケンで決めたらウチがお菓子・デザート担当になったんだよ!!ウチ、前菜やメインの料理はなんとかなるけどお菓子作りは全然ダメなんだ。」
セイロン「リアーナさん、大丈夫ですよ。簡単に作れるスパイスのケーキについて教えましょう。」
ゆきみ「わぁ!とっても気になるのです。セイロンさん、私にも教えてください。」
セイロン「勿論。まず、バターと糖蜜を鍋に入れて溶かしましょう。その間に牛乳と黒糖を別の耐熱ボウルに入れて電子レンジで温めます。温かい牛乳で黒糖がしっかり溶けているか確認も忘れずに。卵も溶いておきましょうね。」
セイロン「準備が整ったら小麦粉とジンジャー、シナモン、ミックススパイス、重曹の入ったボウルに卵と溶かしたバター、黒糖を溶かした牛乳を全て入れてよく混ぜますよ。」
リアーナ「材料をボウルに全部入れて木のヘラ1本で混ぜるだけでいいのかい?確かにこいつは簡単そうだ!」
セイロン「作ったケーキ生地を型に流し入れたら180℃に予熱したオーブンに入れて焼き上がるのを待ちましょうね。」
ゆきみ「スパイスのいい匂いがしてきますね〜。」
リアーナ「うぅ…オーブンから目が離せない、スン。」
リアーナ「おおお!!ウチにもケーキが焼けたぞー、スン!」
ゆきみ「とっても美味しそうなのです〜。」
セイロン「リアーナさん、予定しているクリスマス会までに是非ご自身で練習してみてください。分からないことがあったらまた教えますからね。」
リアーナ「ああ!セイロンさん、ゆきみも。ありがとう!」
ゆきみ「私もセイロンさんのスパイスケーキをお持ち帰りしたのです。今日はこのケーキとミルクティーを飲みながら本を読むなのです。うふふ、とっても贅沢なひととき…」
ある町に教会のてっぺんに、クリスマスの時に鳴る美しい音色の鐘がありました。その鐘は神様に最も素晴らしい贈り物を捧げた時に鳴り出すと言われていましたが、長年の間、誰もその鐘の音を聞いた人はいませんでした。
その教会のある町から遠いところにある貧しい村に、ペドロとその弟が住んでいました。
クリスマスの前日、2人は教会へ行く為に町へ出発しました。しかしその途中、2人は具合の悪そうな女の人を発見しました。
ペドロは女の人を放っておけませんでした。そこで弟に先に教会に行って自分の分もお祈りしに行って欲しいと捧げるつもりだった贈り物を弟に託しました。こうしてペドロは女の人を介抱する為にこの場に残ったのです。
その頃、教会では今年こそ鐘の音を聞こうと神様へ贈り物を捧げる人達と絢爛豪華な品で溢れ返っていました。
その中には国の王様もいました。王様は命の次に大切な王冠を神様に捧げました。
しかしそれでも教会の鐘は鳴りません。人々は教会の鐘の言い伝えは嘘だったのではないかと諦めかけていました。すると次の瞬間…
なんと遠くから鐘の音が響いてきたのです。人々は鐘の美しい音色にしばらく聞き惚れていました。
誰が鐘を鳴らす程の贈り物を捧げたのだろう、と人々が振り向いた先にはペドロの弟がいました。弟が神様に捧げたのは兄ペドロから預かった銀貨1枚だったのです。
ゆきみ「女の人を助けることを選んだペドロは、本当は誰よりも教会に行くのを楽しみにしてたんだと思います。そんなペドロと、兄の約束を果たそうとした弟の姿を神様は見てくれていたかもしれないなのです。」
(続)
★おまけ★
与太話中でセイロンさんがリアーナに提案したスパイスケーキです。海外のレシピ本を翻訳して作りました。カップケーキのサイズで食べやすく冷凍してもOKな保存しやすいケーキです。無塩バターを溶かして作るので事前に室温に戻してという下準備がいらないし、ヘラ1本でかき混ぜるだけで生地が混ざりやすいのでハンドミキサーもいりません。
スパイスが入ることで生地そのものの味がしっかりするので細かく切ったドライフルーツや生姜の砂糖漬けを加えればトッピングの必要がないくらい食べ応えのあるケーキになりますね〜。食べる時はぜひミルクティーを添えたいです。