【あつ森】クリーム島クリスマス与太話12/6
こんにちは、びゅーんです。
カレーがうまい。材料切っちゃえば後は鍋に放り込むだけのカレー、どんな具材を入れても大体美味しく出来るカレー、何日でも食べれるカレー、カレーは素晴らしい。
ついに最後のとたけけソングを入手しました!「さよなら」の曲は携帯ラジオからたまに流れていたので存在は知っていましたが…隠し曲の1つなのでとたけけに直接会わないと音源をゲット出来ません!……というシステムだから他の音源を取るために長いこと後回しにしていました(笑)
単調なド↑・レ↓・ミ・ファ・ソ・ラ・シのメロディーが独特で印象的。
ではでは、ここから先はクリーム島クリスマス与太話の続きをお送りします。今回ゆきみが読む物語のイメージ画像ですが…びゅーんが撮影&編集した中で過去一シュールな画像になっていると思います(笑)
12/6 ゆきみの読書日記〜もみの木〜
きぬよ「とってもお似合いですよ〜!サイズもピッタリですよ。」
キザノホマレ「ありがとう、きぬよさん。ならこのコートを買っちゃおうじゃない。」
きぬよ「そのまま着てはるんですね。おおきに〜!」
キザノホマレ「やぁ、ゆきみくんじゃないか。」
ゆきみ「こんにちは。それ今買ったコートですか?素敵なのです。」
キザノホマレ「本当かい?ゆきみくんに褒められるなんてボクはツイてる男だ。よし、なら今度このコートを着て買い物に行こう。ゆきみくんも一緒にどうだい?」
ゆきみ「え、え……?あの、それってもしかして…えと、ま、まさかそのようなお誘いを受けるとは思わなかったのでちょっと心の準備が…」
キザノホマレ「ん?ぼくしさんとルナくんの誕生日プレゼントを皆で買いに行く話をしてるだけじゃない。何と勘違いしたのかい?」
ゆきみ「あ…そういうことでしたか。すみませんなのです。」
ゆきみ「12月になって始めた読書日記が4日以上続いていて順調なのです。今日はランダムで開いたページに書いてあるお話を読んでみるのです。どんなお話に当たるでしょうか。えいっ………………………。ふむふむ、今日は『もみの木』のお話なのですね。」
ある森の中、太陽の陽を浴びて暮らす小さなもみの木がいました。小さなもみの木は早く大きくなりたいといつも思っていました。今日も野うさぎが自分の上を軽々と飛び越えたことにイライラしてしまいます。
季節が変わり、周りの大きな木達が次々と倒され運ばれていきました。もみの木が飛んでいた鳥に運ばれた木達の行方を尋ねると、船のマストになったり家に飾られていることを教えて貰い、彼らをうらやむようになりました。そんなもみの木に森の太陽は「今の時間を大切にしなさい」と注意しますがもみの木は太陽の言っている意味が分かりません。
更に月日が流れもみの木が若木と同じくらいの高さになると、もみの木は伐採されどこかへ運ばれてしまいました。
もみの木が運ばれたのは裕福な家庭の明るい広間でした。クリスマスパーティの為、もみの木はオーナメントやプレゼントを飾りつけられ輝いていました。子供達がもみの木に集まって大はしゃぎしている姿を見てもみの木は嬉しくなります。
広間に男がやってくると子供達にハンプティ・ダンプティの物語を聞かせました。もみの木は、いつか自分もハンプティ・ダンプティのように壁から転がり落ちてもお姫様と結ばれるのではと期待しながら男の話に聞き入ります。
パーティの翌日、もみの木は屋根裏部屋に運ばれてしまいました。一人ぼっちになったもみの木は寂しくてたまりません。ある日、もみの木は屋根裏部屋に遊びに来たハツカネズミ達を集めて森で過ごした時のことやハンプティ・ダンプティの話を聞かせました。
ところがそんな日々は長く続きませんでした。いつものようにハツカネズミにお話を聞かせているところにドブネズミがやってきて「そいつの話はつまらない」とけなすと、その日以来ハツカネズミ達も遊びに来なくなりました。
また一人ぼっちになったもみの木は、森で暮らしていた日々を懐かしむようになりました。もみの木はここでようやく太陽が注意していたことを理解したのです。すると屋根裏部屋に男が入ってきてもみの木を引き摺り出しました。
もみの木が運ばれたのは若い時に過ごした森でもクリスマスパーティをした広間でもなく、焼却炉のある庭でした。今や枯れて変色したもみの木は、最期に付けたままのクリスマスの星の飾りを取り上げられた後、小さく割られて燃やされました。
ゆきみ「もみの木は最初はあんなに大きくなって森を出たいと願っていたのに、最期の時は森にいた頃を楽しめば良かったと後悔してしまうのです。もみの木が太陽の話にきちんと耳を傾けていれば…と思うかもしれませんが、枯れてからやっと太陽の話の意味に気付くもみの木の気持ちも分かるような気がするのです。私自身も後悔することがありましたから…」
(続)