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【あつ森】クリーム島クリスマス与太話12/20

こんにちは、びゅーんです。そろそろ年賀状の準備をと言いたいところですが、皆さまどんな年賀状を送っていますか?律儀に自分達の写真を載せるか、あるいは干支のイラストにするか…。


今回は前置きもなくいきなりクリスマス与太話にうつりたいと思います。

いつも通り、ご覧くださる皆様はこのまま画面をスクロール頂ければと思います。

【前回までのあらすじ】

島でついにクリスマスマーケットが開催された。訪れるお客さんを出迎えて島は楽しいムードに包まれた。一方、ルナはゆきみと会話をするもいい加減に切り上げられたり遮られたりすることに寂しさを感じていた。そしてクリスマスマーケットが無事終わった翌日、ゆきみと島民代表達はルナとぼくしの為のサプライズパーティの準備に取り掛かるのだった。

12/20 本当の話

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ゆきみ「ということで、明日のサプライズパーティのお手伝いを交代でするなのです。」

ラムネ「あえて全員で一緒に準備をしないことで、ルナさんとぼくしさんに悟られないためですね、あのね。」

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ハムカツ「おーっし、なら交代の時間まで何かして遊ぶか!皆でスクワット競争とかどうだ?身体温まるぞー、どもども。」

ラムネ「うーん、私は3人でいるよりバラバラに行動した方がいいと思います。」

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ルナ「あれー?皆こんなとこで何ヒソヒソ話してるの?フツーに。」

3人「!!!!!!!!」

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ゆきみ「ル、ルナさん!!いえ、私達これからスクワット競争をしようかと思っていたところなのです。」

ハムカツ「やっとその気になってくれたか!なんならルナもオイラと一緒にスクワットするか?どもども。」

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ルナ「ふーん…………ねぇ、ホントにそんな話してたの?何か違う噂してるんじゃない?アンタ達。」

ゆきみ「そ、それは……」

ルナ「皆いつもと様子がおかしいのはどうして?特にゆきみちゃん!最近、アタイのことあからさまに避けてるよね。」

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ルナ「もう勝手にすれば!アタイだってアンタ達なんか知らない!フツーに!!」

ゆきみ「ルナさん!!」

ラムネ「これは…ちょっとマズイかもしれませんね。」

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セイロン「ではすみませんが当日は島民代表さんの所の厨房を借りますね。」

島民代表「もちろんです!こちらからお願いしたいくらいです。セイロンさんの作るご馳走なら2人とも喜んでくれるはずです。」

ゆきみ「………………。」

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島民代表「ゆきみちゃん、元気ないね。どうしたの?」

ゆきみ「その……実は…」

しずえ「島民代表さーん!ご報告することがありますー!」

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しずえ「先ほど案内所にルナさんが来たんですけど、『今日中にこの島を出る』と言って転居届を提出してきたんです!」

一同「えーーーーーーーーー!!?」

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セイロン「せっかく明日パーティ開くのに、主役の方が居なくなってしまうんですか!?」

島民代表「事情が分からないからなんとも言えないけど明日まででも留まってくれないか説得しに行こうか…」

ゆきみ「あの…私がルナさんとお話してきます。私がルナさんのことを避け続けたせいで、ルナさんは傷ついてしまったんだと思います。だから責任を取りに行くなのです。」

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ルナ「うえ〜〜〜ん!どうせこの島でアタイは嫌われてるんだー!だったらアタイなんかここに居ない方がいいんだ〜!」

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ゆきみ「ルナさん!ああ良かった、まだ居たんですね!」

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ルナ「今更何しに来たの!?もう出て行く準備しているのにアタイに嫌がらせする気なんでしょフツーに!」

ゆきみ「違うなのです!私、ルナさんに謝りたくてきたなのです。」

ルナ「謝ってきたって言い訳なんか聞かないんだからー!」

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ゆきみ「そんなこと仰らずに…どうか聞いて欲しいなのです。実は私達、内緒でルナさんの誕生日パーティの準備をしていたんです。」

ルナ「へ?」

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ルナ「内緒…てことは、サプライズ!?じゃあ、アタイがクリスマスマーケットの準備で買付係になれなかったのはもしかして…」

ゆきみ「はい。ルナさんの誕生日プレゼントの準備も兼ねていたからなのです。」

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ゆきみ「サプライズなのでルナさんの前で口を滑らせないよう気をつけていましたが、これが逆にルナさんのことを傷つけてしまいました。ルナさん、本当にごめんなさいなのです。せめて明日までこの島に残って頂けませんか?なのです。」

ルナ「……………………。」

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ルナ「アタイ、明後日もその次の日もずっとここに残る。ゆきみちゃん、話してくれてありがとう。アタイの方こそゆきみちゃんが我慢しているのに気付かないで勝手にいじけちゃってた。ごめんね、フツーに。」

ゆきみ「ルナさん…良かった、ありがとうございます。」

ルナ「皆が用意してくれるサプライズパーティ、アタイ楽しみにしてるね!」

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ゆきみ「…………………………。」

老人「………………顔が沈んでいるのぅ。」

ゆきみ「そうです、か?」

老人「そうじゃよ。……………ワシで良ければ話を聞くぞ。」

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ゆきみ「今日、ルナさんにサプライズパーティの話をしてしまいました。皆がずっと秘密にしてたことをです。私はルナさんだけじゃなく内緒で準備を頑張ってきた皆さんの努力を台無しにしたのです。中途半端にいい顔をして、結局両方をがっかりさせてしまう。私…全然いい子じゃなくてダメな子なのです。」

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老人「そうとも限らんぞ。君がその子に本当のことを白状したから丸く収まった。そうでなければパーティの準備を進めた彼らの努力が全て無駄に終わったということになるじゃろう。君は自ら行動したことで最悪の事態を回避出来たのじゃ。それはダメな子のやることかい?」

ゆきみ「おじいさん…」

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ゆきみ「優しい言葉、ありがとうございます。私は結局、皆の前で嘘をついたり隠し事をするのは苦手みたいなのです。」

老人「その真っ直ぐで正直な心を忘れてはならんぞ。何故なら…」

老人「自分にとって本当に欲しいものは、正直な心に聞かないと気付くことが出来ないからのぅ。」

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