強弱で使い分けるベトナム語 ~愛情・快楽・怒り・軽視~
ベトナム語には、同じ意味を持つ表現でもニュアンスの強弱によって使い分けることができる表現が多く存在します。以下にいくつかの例を挙げて解説します。
愛情
弱 : Anh yêu em = 愛してるよ
yêuは「愛する」という意味で、情熱的で感情に従った恋愛を指します。yêuは恋人のことしか考えられないような盲目的でロマンチックな、刹那的な愛情を想起させます。恋人や配偶者など特別な相手に対して使います。女性から男性に使う場合はanhとemを逆にしてください。
強 : Anh thương em = 心から愛してるよ
thươngは「慈しむ、大切に思う、愛おしむ」という意味で、漢越語の【傷】からきています。愛情だけでなく、思いやりや保護の感情も含みます。愛情の度合いはyêuよりも高くなります。親子関係や夫婦関係などでも使われ、恋人同士の恋愛感情に限らない深い愛情を示します。
また、thươngは「かわいそうに思う」という意味もあり、Thương em quáは「かわいそうだなぁ」という哀れみの表現としても使えます。
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