[特集まとめ] 発音ピンポイント講座 vol.1
市販の参考書には解説されてないベトナム語の細かな発音に焦点を当てた「発音ピンポイント講座」シリーズの過去記事をまとめました。知識の確認や復習用として活用してください。
※noteの不具合により音声ファイルが貼り付けできないため、google翻訳の音声読み上げ機能を使って発音を確認してください。
①[-ác]と[-ách]の発音の違いとポイント
ベトナム語で区別が難しい[-ác]と[-ách]の発音の違いについてcácとcáchを例に見ていきましょう。
末子音の違い
まず末子音の[-c]と[-ch]に共通するのは「寸止め音」だということです。つまり音は出さずに寸前で止め、その口の形だけを作って終わる音になります。
末子音の[-c]は「がっかり」の"か"を言わずに寸止めします。口は開いたままで、舌の付け根が持ち上がって、のどの奥に当たっている形が末子音[-c]になります。
一方で末子音[-ch]は「TikTok(ティックトック)」の「ティック」の"ク"を言わずに寸止めします。その時の小さい「ィ」が入り、口を左右に引いた形の寸止め音が末子音の[-ch]になります。
さきほど述べたように、[-c]も[-ch]も「カ」や「ク」などの音は絶対に出してはいけません。音を出す発音というより口の形(かまえ)を作る発音だと思ってください。そして[-c]も[-ch]もこれる声調は「重い声調(ạ)」と「上がる声調(á)」のみです。
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